いよいよ明日未明に女子ワールドカップ準決勝が行われます。日本がスウェーデンと対戦するこのカードは、当初地上波での放送は予定されていませんでしたが、急遽フジテレビによって放送が決定しています。HD画像によるクリアで迫力のある試合を多くの人が視聴できるチャンスが増えたのは非常に喜ばしいことだと思います。
ということで、今回はFIFA.comに掲載されているプレビュー記事をざっくりと訳してみました。
原文はこちら。
Contrasting styles in semi showdown(対照的なスタイルの準決勝)
FIFA女子ワールドカップ決勝へのチケットという最高の栄誉に向けての90分となる。スウェーデンにとって決勝は、2003年のアメリカ大会でドイツに敗れて以来のこと。日本はまだこのきらびやかな試合を経験していないが、実際のところアジアの女王として戴冠もしていない。しかしながらなでしこは、2011年ドイツ大会において彼女らの質を再確認し、2008年の五輪以来のベスト4進出を果たした。この両方の大会でベスト4に残ったのは、日本とアメリカのみである。
注目の一戦
スウェーデンは歴史的な血統を持っているのかもしれないが、最近の日本はヨーロッパの国との対戦で印象的な結果を出している。佐々木則夫監督はここ4試合でスウェーデンに負けていない。2011年に入っての1勝1分けを含む、2勝2分けという成績である。スウェーデンが最後に勝ったのは、15年前のアメリカでの試合にまで遡る。
日本は、準々決勝でのドイツ戦の勝利によって、疑うべくもなく大きな自信を手にしている。ドイツのホームゲームという最も過酷なテストに直面し、なでしこは勝利のために目覚しい回復力と組織力を見せた。そしてヴォルフスブルクで120分間に渡ってドイツを無得点に抑えた。スウェーデンはフィジカル面での強みを持っているが、日本は同様の身体的な差のドイツに対して勝利している。
日本は、準決勝に進出する第2のアジア代表であり、中国は1995年と1999年とに偉業を達成している。対照的にスウェーデンは、女子ワールドカップでは、3度目の準決勝である。Blagult(黄と青、スウェーデン代表の愛称)は1991年はノルウェーに4−1で敗れ、2003年にはカナダに2−1で勝利している。
両チームはそれぞれに3得点している選手がいる。日本の澤穂希であり、スウェーデンのLisa Dahlkvistである。ヨーロッパのチームは、パワフルな攻撃で存在感を示すLotta Schelinという選手もいる。No8を付けた彼女は熱いプレーぶりで過去2試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
資料
7 日本とスウェーデンとが今大会の4試合で記録した得点。日本は過去2試合で1点しか奪えていない一方、Blagultは、ここ2試合で5回、ネットを揺らしている。
言葉
「日本は試合が1日早かったため、特別に1日を休日にしています。しかし、私たちは身体面では強くなると思います。私たちには何かアドバンテージが必要で、うまく行けば、日本は我々のようには元気ではないと思います」Caroline Seger、スウェーデンの中盤の選手。
「スウェーデンは私たちに勝つチャンスがあるでしょうし、その逆もありえます。我々は最後の親善試合において自信を手にし、そこから改善してきている。(ドイツ戦で)我々は貴重な経験を手にしたが、勝者がどちらになるのかはサッカーの神様だけが知っています」佐々木則夫監督
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