川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

第1節大宮戦

ニュースコラム
第1節大宮戦
by Nyanko 2001.3.20

 下馬評では優勝候補№1に上げられた大分。開幕前のマリノス戦で4-0の完勝。ジュビロにも内容のある引き分けと、新しいチーム体制は順調に仕上がっていると思っていた。
 大分のシステムは3-5-2、若しくは3-6-1というところか。クビツァが1トップ気味に前線に張り付き、その後ろの吉田、崔、川崎は自由にポジションを移動して攻撃を仕掛ける。左右のサイドは加地と竹村。1ボランチの原田も、スターレンスの上がった後のフォローから前線への飛び出しまで幅広く動き回る。3バックの左右には吉村と三木。そして真中にスターレンス。
続きはおおいたんしの大宮戦観戦記で。
http://home.att.ne.jp/air/footbose/nwbn/oitajin/010310.html

Lフラッグがひるがえるスタジアムで

ニュースコラム

Lフラッグがひるがえるスタジアムで

by Etoh Takashi 2001.3.19



ぼくがはじめて日本代表の試合を見たのは、93年に国立で行われたアメリカW杯1次予選だった。当時は、国立のバックスタンド上段が自由席で、そこにいたウルトラスニッポンと共に日本代表を応援していた。



美しい緑色の芝の上で戦う日本代表に、声の限り声援を送りながら強く思ったのは、「同じチームをスタジアムに集まった全員が応援する事のすばらしさ」だった。日本代表のプレーに一喜一憂する。その感情の起伏がスタジアム全体で同時に行われ、それを5万人の大音響として耳から追体験する。そして、やはり強烈に覚えているのが国立競技場のスタンドを埋め尽くした観客が打ち振る無数のLフラッグだった。選手入場の時や、ゴールが決まった時などのイベントが起きると、その度にスタンド中にLフラッグがひるがえるのである。



最近では、あの時と同じ経験はなかなかできないのだが、ぜひ大分でもLフラッグを打ち振ってもらいたいものだと思っている。フラッグは、大きな何万円もかけたものだけに存在価値があるのではないのである。ちょっとしたお金で買えるLフラッグが、スタジアムに大量にひるがえる様は、経験したものでしかわからないすご味がある。

「小さい旗なんて」などと思わずに、ぜひともLフラッグを手に入れてスタジアムで思いっきり振ってもらいたいものである。その光景が、一度足を運んだお客さんを再び呼び戻す、サポーターができる簡単な演出となるのである。

凶悪チラシ

大分トリニータのアウエイゲームをサポートするTEAM EASTという集団がある。関東周辺に住む人を中心に組織されており、本国からのサポーターが全くいないアウエイの試合にも、必ず誰かが応援に駆けつけている。ホームサポーターに比べると金銭的、時間的な犠牲の多い彼らであるが、今シーズンよりそのはけ口を凶悪なチラシ発行に求めたらしい。

ちなみに、この凶悪チラシは「東日本隊応援通信」というもので、大分トリニータのアウエイゲームにのみ発行されるらしい。創刊号の標的になったのは水戸ホーリーホック。あまりの凶悪さに、筆者はあごが外れるという重大な被害を受けそうになったが、未遂に終わって残念(!?)。

筆者は、チラシを一読して相手チームサポーターによる製作者に対する闇討ちを危惧したのであるが、言論に対して暴力で答える事のおろかさは誰もが知っている事だとは思うので、まあ、実はそんなに本気で心配はしていなかったりする。ただし、もし実際にそれが起こったとしても、それはそれでネタとしてはおもしろかったりするし、製作者としても身を挺したギャグとしてOKなんだろう。

そんなこんなで、TEAM EASTの凶悪チラシが読めるのは大分トリニータのアウエイ試合の時だけ。関東近県に在住の大分出身者、特に若い衆、ぜひ注目してほしい所である。
っていうか、よそ様のチームの観客動員増やすような文章書いてどうするんだ、おい(笑)。
 セリエAにアタランタというチームがある。セリエBから昇格して、いきなり上位争いに絡んでいるチームである。このチームの強さの秘密はすでに広く知られている。しっかりした下部組織を作り、そこで育った選手がチームの主力として活躍しているのである。それほどお金をかけなくてもいいのは自前で育てた選手だからだし、地元サポーターにとっても、自分の町から生まれたプロ選手ということで気持ちを入れて応援できるというものである。まさに、地方都市にあるチームが目指す方向を体現しているチームだといえる。

 このような成功事例を引き合いに出すまでもなく、ユースチームというのは非常に大事な存在なのである。と同時に、非常にデリケートなものでもある。彼らは人格が形成される途上の子供でもある。プレーはすごいのかもしれないが、人間的にはひよっこ中のひよっこといえる。世界ひよっこランキングでいうと132位くらいにランクされるくらいひよっこなのである。ちなみに、筆者の独自集計による世界ひよっこランキングNo1は、いたずらをしてお父さんに押入れに閉じ込められて、怖いよーと泣きわめいたあげくに寝てしまうおこちゃまである。

 それくらい(どれくらい?)、ユースチームはひよっこなのである(なぬっ?)。ひよっこのひよっこたる所以(ゆえん)は、もてはやされて自分の実力を正確に判断する事ができない点にある。トップチームの実力に比べるとたいした事はないのに、まわりからチヤホヤされてしまったら勘違いするのは間違いない。まわりとしては、「ユースレベルではうまいね」と評価を限定したとしても、そこはひよっこの悲しさ。お世辞込みの評価をユースレベルに限定しない評価だと捕らえてしまうのである。彼ら、ひよっこの世界観はとても狭いわけで、自分がユースの世界しか知らないということを忘れて、「おれってすげーじゃん。トップでもバリバリやれるよ、こりゃ。サッカーってたいした事ないね」と勘違いしてしまっても仕方ないわけである。選手に強い意思があるならまだしも、誰も皆弱いものである。「みんな誉めてくれるけど、自分はまだだ」とは思えないのである。だってひよっこなんだから。

 だからこそ、まわりにいる大人達はサッカー界の未来の宝物であるユースチームを、教育者という立場に立って大事に見守っていかなければならないのである。サッカー界の未来の宝物が、いつの日か中田英寿や、中村俊輔のような、日本代表に欠かせない大事な選手として世界に羽ばたくこともあるだろう。少なくとも、そうした可能性をつぶしてはいけないのである。もし、周りの大人達が対応を誤ってしまい、勘違いさせてしまったら可能性を潰された選手に申し訳ないし、チームを信じてお子さんを預けたご両親にも悪い。そして、その選手のプレーを見て喜びを共有できたであろう大勢の人たち全てに対して申し訳ないのである。もちろん、何十年たってもユースチームからそんな人材は生まれないのかもしれない。だけども、そうした育成の可能性を保持し続けない限り、すばらしい人材は絶対に生まれないのである。

 いつの日か、一度は経営破綻したサガン鳥栖ユースから、存続問題でゆれるヴァンフォーレ甲府ユースから、横浜フリューゲルスの生まれ変わりである横浜FCユースから、そしておらが町のチーム、大分トリニータユースから日の丸をつけるに値する選手が輩出される事を考えるとわくわくしてくる。そして、彼らがワールドカップの舞台に立つ日がくる事を想像すると、先の長いこの事業を大事にしていかなければならないと痛切に思うのである。

自信を取り戻す貴重な勝利

キーポイントは、鹿島の左サイドだった。ひざのケガで長期離脱を余儀なくされた相馬に代わって起用された中村。そして、同じくケガのファビアーノに代わって出場した金古。若く経験も少ない二人が守る左サイドを攻めるのは、誰が考えても合理的な攻撃だった。当然、鹿島のセレーゾ監督は、清水が市川のサイドからの攻撃を多用する事を予想していた。しかし、試合後の会見で「アレックスのサイドから多く攻撃されたので予想外だった」と語っている。

続きはisize sportsで。

http://www.isize.com/sports/football/news/news_vivid_N20010303012.html
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