川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

日本にはアジアを獲った浦和レッズというモンスタークラブがある一方で
水戸ホーリーホックというローカルなクラブもある。

そのローカルなクラブが、J1復帰を目指すビッグクラブに勝利した。
もっときれいに決められる場面はいくらでもあったのに
泥臭いシュートはGKに当たってバウンドしながらゴールの中へ転がり込んだ。
あまりに泥臭すぎて、水戸っぽいななぁと根拠もなく思ってしまった。

ゴールを決めた直後。ほぼ全員の選手が前田秀樹監督の下へ。
隣で見ていた地元記者は、めがねをずらし、あふれる涙をぬぐっていた。

サポーターに圧倒的に支持されている前田監督は
サポーターや選手の願いも届かず、今季限りの退任が噂されている。

水戸を襲う一連の騒動はどのような結末を見るのだろうか。
水戸を愛す人たちのベクトルは、どのように交わっていくのだろうか。

勝利の影にある敗戦は、一つのチームにシーズンの終わりをもたらした。
圧倒的優位な状況で試合を進めながら
最後まで得点を奪えず、そして1点に泣いたセレッソ大阪。
積み上げた勝ち点が、無に帰した試合後
TVカメラの前に立ったデカモリシは悔し涙を浮かべていた。
J2について尋ねると「今は頭が真っ白で何も考えられません」と答えていた。
その答えを整理して口にできる時が来たら、たぶん一回り大きくなれるのだろうと思う。

その一方、マッチアップした倉本崇史に完全に抑え込まれた香川真司は
デカモリシとは対照的に、冷静に試合とシーズンを振り返った。

「代表でもいい経験をさせてもいましたし、昇格争いでもいい経験ができました。
もう一度J2で練習して、やっていきたいと思います。
J2で出続けたのは良かった。J1に行けなかったのは仕方ないです。
来年につなげられればと思います」

日本を代表するこの2人の若い代表選手は
このどうしようもない悔しさを次のサッカー人生にどう生かすのか。
ポテンシャルと結果を直結させることの難しさを痛感した戦いの経験をどう生かしていくのか。
「いい経験でした」と笑顔で振り返られるよう
がんばってもらいたいと思う。

沢尻

最近よくされる質問に答えたいと思います。

Q:1 なんでもっと更新しないんですか?

A:1 べつに

Q:2 最近忙しいんですか?

A:2 べつに

Q:3 サッカー界。いろいろありますね

A:3 べつに

Q:4 ミャンマー情勢はどうなりますか?

A:4 べつに

Q:5 サブプライムローン問題でかなり損失を被ったようですね

A:5 べつに

Q:6 ところで川崎Fの最強チーム問題なんですが、まあ収束しているんですけどね。そもそもああいう条項があることがどうなのかと。川崎Fサポーターはユニフォームを着てプレーする選手がベストメンバーだと的確な発言をしてます。まあ、川崎Fの社長さんに対して犬飼さんが詰問した時にサポーターをだしに使ったのを受けた発言なんですけどね。ちなみに犬飼さんと川崎Fの武田社長とは大学のサッカー部の先輩後輩の間柄で、そういう事もあって詰問、みたいになったという背景があるんですね。Jリーグ側とすればベストメンバー条項はこれからも存続させていくと明言したようですが、今このタイミングで明言するんじゃなく、まずは議論させてみる、というやり方もあったと思っています。
日本人の悪いところでもありいいところなんですが、一度決まったことを変えたくない、という本能みたいなものがJリーグに関しては悪い方向に出ているような気がします

A:6 べつに

Q:7 お風呂は男女

A:7 べつで

Q:8 更衣室は男女

A:8 べつで

Q:9 トイレも男女

A:9 べつで

Q:10 お支払いはご一緒で?

A:10 べつで

Q:11 イランのバスは男女

A:11 べつに

Q:12 ああ、あれでしょ。千葉にあるのに東京って言ってるネズミの国

A:12 べつに~

Q:13 あれか、よく流出させてるソフト

A:13 べつに~

Q:14 それって「に~」しかあってないですよね

A:14 べつに

Q:15 謝罪って足組んでするものなんですかね?

A:15 べつに

Q:16 ごく一般的な国民感情として、足組んで謝罪されても、さすがにポーズとしか思えないんですが

A:16 べつに

Q:17 というか、アレはキレキャラをまずは演じて、それでファンへの言葉で泣こうと思ったんだけど思いの外泣けなくて、10分くらい時間をかけてようやく泣けたんですよね

A:17 べつに

Q:18 まあでも今回の件で名前も覚えてもらえたし、映画の宣伝にもなったし、良かったですね

A:18 べつに

Q:19 でも、ぼくがCMの担当者ならもう二度と自社製品の宣伝には使わないですけどね

A:19 べつに

Q:20 「諸悪の根源」って意外と重たそうに思えますが、実は薄っぺらいし使う場所も間違っているようにも思うんですが、この言葉を使ったことについて何か見解があれば教えて頂けないでしょうか?

A:20 特に無いです

Q:21 もうネタがなくなってきました

A:21 べつに

Q:22 じゃあ止めていいですか?

A:22 べつに

Q:23 じゃあ止めますよ?

A:23 べつに

Q:24 いいんですね?

A:24 べつに

Q:25 じゃあもう一問だけ。あれって誰か、まねをしようと思った人物とかキャラとかがあったんですよね。去年突然引退したあの人とか、お笑いのあの人とか。でもなぁ、ちょっとやりすぎたんじゃないかと思うんですよね。まあ、今となっては別にいいんですが

A:25 べつに

「お忙しいところ、25言もありがとうございました」

「べつに」

 ( ・д・) 「沢尻か!」

   ⊂彡☆))Д´)

ソフトバンクの対応

 現在705SHという機種を使っているのだが、2~3ヶ月前からバッテリーが膨らむようになる。今の携帯に機種変更してから1年未満だったこともあり、膨らみを認識した時点でショップに持ち込むが、店員のお姉ちゃん、バッテリーは不良品ではないとのたまう。バッテリーの初期不良交換が可能なのは半年以内だとも言う。と言うわけで不良品扱いでの交換はできないので157に電話してポイントで交換してくれという。ならばショップの端末から手続きを取ってくれと伝えるが「それはできない」とのこと。

 そんなやりとりの中で客を相手に切れている店員を見て、非常に腹を立てるがまあ、仕方ない。

 そういう店であり店員なのである。

 仕方なしに157へ電話。膨らんでいる事を伝えると「それはそういう仕様なので」とおっしゃられる。仕様と言われたらどうしようもない。正直それ以上ユーザーが文句を付けることはできない。使っていくうちに膨らんでいくことを想定した上で設計、製造されているからである。キャリアからそう言われたらどうしようもない。

「液漏れとかの可能性は?」と聞くが、これもないという。調べたら爆発や発火の可能性はあるようだが、液漏れというのはないらしい。これはこちらのツッコミ不足。頭に来るが、仕方ない。とりあえずはバッテリーが生きていたのでそのまま利用を続けることにする。

 バッテリーの膨張を認識して2ヶ月ほど経った8月の中旬ごろから明らかに利用可能時間が短くなってくる。いよいよ交換の時期かと157に電話。電池パックの事を話すが、在庫が尽きているため、交換はできないという。

 ならば入荷まで待つので、予約をしてくれというと「できない」とのこと。

「そういう場合、ユーザーはどうすればいいんでしょうかね」と尋ねると、また電話してくれという。ただし「いつ入荷するかはわからない」という。

 ここで軽く切れているおれ。

「いつ入荷するかわからないけど電話してくれってことですか。じゃあいつ電話すればいいですかね?」と尋ねると「1週間くらいあとですかね」とおっしゃられる。

 しょうがないので電話を切って1週間後に再度電話。しかし相変わらず在庫切れ。予約も不可。

 さらに日にちを明けて電話。いい加減ぼくの事を覚えたのか「では入荷次第電話させて頂きます」と話がステップアップ。しかしこのころすでにバッテリーは1分も持たなくなっていた。とはいえ、入荷次第電話してもらう事にして切る。

 しかし電話は来ない。

 仕方ないので数日おきに電話し続けることに。その都度、まだ来ていないという。

 フル充電でも1分も持たないバッテリーに業を煮やした事もありどうしようか思案した挙げ句、外装交換で代替機を受け取り、修理が終わるまでにバッテリーが入荷することを期待する事にする。

 SBショップへ。目の前でふくれたバッテリーを見せたが、定員はバッテリーについては何も言ってこない。それどころかふくれたバッテリーを差し込んだまま交換に出そうとしていたため「仕上がった時にバッテリーのふたを外しておいてください」と申し出ると「ではバッテリーは持ち帰ってください」とバッテリを取り出して渡してくる。

 この時も交換できることは言ってこない。

 去り際に「バッテリーの在庫はないですか?」と尋ねても「ない」と言うだけでバッテリーに異常を来している事を無視し続ける。

 外装交換に出して1週間程たってショップから電話。

「交換作業終わりました」とのこと。その電話の中でなぜだか「ふくれたバッテリーは交換できますから」と一言。ポイント交換でのバッテリーは未だに在庫は入らないようだが、ふくれたバッテリーの交換であれば一週間ほどで対応できると、しゃーしゃーという。

 そもそも705SHのバッテリーが交換できることが通知されているならなぜ外装交換の受付時に言わないのか、思うがその時は電話を切る。

 しかし冷静に考えたらおかしい。157でもそんな事は一言も言ってくれなかった。あらゆる事に切れたので、とりあえず157に電話して説明を聞くことに。

 ふくれたバッテリーの交換は7月1日からスタートしていたとのこと。ところが交換に関しては、ユーザーからの申し出がない限り、提案はしないとのこと。どおりでこちらが何度もバッテリーについて電話してきても何も提案してこないはずである。

「それはおかしい」とのこちら側の抗議に対し「意見として承ります」とのこと。「では報告を上に上げたものを紙にして見せてほしい」と伝えると「それはできない」という。しばしオペレーターさんと話し合うが、いかんせん権限がなさ過ぎる。そもそもそのお姉さんに当たっても仕方ない。

 と言うことで現場の責任者に変わってもらう。

 Iさんという女性が登場。

 改めて、705SHのバッテリーについての対応について質問。

 他メーカーの場合、ふくれたバッテリーが見つかるとすぐに交換を申し出たという事例を説明。しかし「うちはそれはやっていない」という。

 しかし、やはりおかしい。「バッテリーがふくれていればショップで交換対応してくれる」とショップの女性は話していた。それってつまりバッテリーの不良を認めたことになるだろうと伝えるが、リコール扱いになる、という事実だけは絶対に認めようとしない。認めたらえらいことになるのをわかっているのだろう。

 157に電話した時点で認めさせたいことがいくつかあった。

 まずはバッテリーのリコール。でもそれはできない相談だろうと思うので、であるならば、バッテリーが膨れた場合交換できる、という事を周知徹底させるべきじゃないのかと伝える。店頭ででもいいし、Webででもいい。ところがこれもできないという。

 だけど「膨らんだバッテリーは交換してくれる」のである。ところがそれをユーザーが口にしない限りは提案はしてこないとも言う。そんなのやっぱりおかしい。

 と言うことでかなり粘って話をすると、I女史。「私の管轄の数百人のオペレーターに関しては、705SHのバッテリーに関する質問があった場合、膨れていたら交換できる旨ユーザーさんに伝えるように通達を出します」との言質を取る。「ただし、その通達がオペレーターレベルで徹底できるかどうかは保証できない」とも言う。まあ、それはそれとして、バッテリー交換に関するアナウンスをソフトバンク側が自らやると宣言した事に意味がある。個人的にそれで満足である。最初に電話に出たオペレーターさんとの通話時間も含めると、1時間ほど電話していたようで、正直むだな時間を使ったと電話を切った後に凹むが、まあ仕方ない。

 そもそもソフトバンクは、短期間で携帯を変えていくユーザーの端末の代金を広く浅くユーザーが負担しているのはおかしいと話していた。だから分割払い制度にして、2年間は使い続けるような仕組みを作ったのである。そしてそれは環境にも優しいではないかとブチ上げていたのである。

 そんなソフトバンクが、バッテリーが手に入らないからと、端末を買い換えるような方向に持っていこうと言うのはやはりおかしい。そういう意味で、バッテリーの交換をオペレーター側が申し出るような通知を出したというのは大いなる進歩であると考える。

 ホントにできるのかはわからないが、I女史の努力に期待したいと思う。

さて、明日はショップに行って真意を聞かねばなぁ。

福岡レジェンド第2回ちびりんカップ

7月22日に、福岡県久留米市田主丸町で行われた福岡レジェンド第2回ちびりんカップに参加した沖代JSCに帯同したので報告しようと思う。

まずは大会の概要。

1)試合時間は前後半12分ハーフ。ハーフタイムは3分間。
2)参加した12チームを4グループに分け、それぞれのグループごとに3チーム総当たりのリーグ戦を行う。リーグ戦の結果により1位・2位・3位グループを作り、順位決定トーナメントを行って各グループの順位を決する。
3)予選リーグの順位は、勝利=3、引き分け=1、負け=0の勝ち点で決める。同一勝ち点の場合、1)得失点差、2)総得点、3)当該チームの勝敗、4)抽選の優先順位で順位を決定する。
4)順位決定トーナメントで引き分けの場合、3名のPK戦によって勝敗を決する。3名で決着が付かない場合はサドンデスに移行する。
5)対象は小学校4年生以下のチームで、8人制。

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大分県北部の中津市から久留米市田主丸町までは1時間半ほどかかるため、集合は朝7時半。早い時間にもかかわらず子供たちはすでに集まっており元気そうに話していた。

沖代JSCのチームカラーは黄色と黒ということもあって移動着はロゴが入った黒色のユニフォームである。これがなかなかかっこいい。



高橋監督と、子供を引率する保護者代表とで打ち合わせをして一路田主丸町へ。

大会自体は朝の9時からスタート。8時半から監督会議が行われるとのことだったが、遠方のチームに限り監督会議は任意。また試合開始時間も10時からに設定してもらうなどの便宜を図ってもらっていた。

ちなみに試合会場は、久留米市立船越小学校に隣接するグラウンドで、8人制の子供向けのピッチが2面作られておりすでに大会はスタートしていた。

スペースが広く作れ、多くの選手がボールに触れる機会が増えるとのことで低学年の子供向けに8人制の大会は広く浸透してきている。サッカーを始めたばかりの小学生年代の子供たちにとって必要なのは11人制のサッカーにおける戦術論の理解ではなく、その場その場でのボールコントロールの技術だという方向性を良く現しているとも言える。

ちなみに同一の小学校から2チームがエントリーしているのは沖代小学校のみ。少子高齢化が言われる中、新興住宅地ということもあって住民が流入し子供たちが年々増えているという地域特性が良く出ている。



グラウンドに到着した子供たちに練習を指示する高橋監督。全員そろってブラジル体操で体を温める。出番が近づいてきたAチームの子供たちがユニフォームに着替えてボールを使った練習を始めた。まだそれほど練習をさせていないこともあるのかもしれないが、浮き球の処理には苦労していた。ただ、1回2回の失敗を繰り返す中ですぐにコツを掴むあたりプレゴールデンエイジの子供たちの特性が良く出ている。

1試合目が始まる直前に高橋監督がフォーメーションを指示する。8人制の場合、オーソドックスな陣形は2-3-2という事らしい。ちなみに守備的なチームの場合、3-3-1という事もある。もちろん基本的に陣形は自由である。



沖代Aの1試合目がスタート。3点をリードしたハーフタイムに指示がでる。後半も順調な試合運びを見せ、3点を追加して6-0で初戦を勝利する。

Aチームの試合が終了した直後に、沖代Bの1試合目が始まる。先制する幸先のいいスタートを切ることができたが、中盤以降に追いつかれ無念の逆転負け。

沖代Aが11-0で大勝した2試合目の試合後。カメラを向けると我先にと子供が集まってきた。そういう姿はインドネシアでもイランでも万国共通である。

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沖代Bの2試合目は田主丸との対戦となる。2点を先攻されながらも同点に追いつく粘りを見せたが、ここから4点を畳みかけられて6失点。最終的に3-6での敗戦となった。

試合後、よほど悔しかったのかGKのマコトくんが涙を見せる場面も。それに気付いた他の選手たちが「良くやってたジャン」とか「マコトだけのせいじゃないよ」とか慰めていた。まさにチームワークである。

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3位グループトーナメントへと進んだ沖代Bだが、初戦の大川東との対戦は先制を許す苦しい展開に。しかし早い時間帯に同点に追いつくと、終盤に逆転ゴールが生まれて勝利し柴刈との決勝へと駒を進めた。

一方、予選リーグを1位通過した沖代Aの1位グループの準決勝も難しい試合展開となる。先制したのは沖代だったが、警戒していた唐津の10番の個人技で同点に追いつかれてしまった。

この試合、相手のエースであるこの10番に高橋監督は吉田くんをマークに付けていた。その10番に奪われた得点が悔しかったのか、吉田くんが10番に対してファールしてしまいFKを与える。少々距離のあるFKだったが、GKの届かないコースを狙われて唐津に逆転されてしまった。

劣勢に立たされた沖代Aだったが、ここから選手たちは頑張りを見せる。個人技でタテに突破したボールをマイナスのクロス。これを池田くんがダイレクトでシュートしてまずは同点。さらに池田くんがドリブルで持ち込んで逆転ゴールを決めた。結局この試合を3-2で勝利し、決勝戦へとコマを進めた。

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3位グループ決勝を戦う沖代Bは、開始早々にタケルくんがループシュートを決めて先制。1-0で折り返した後半にタケルくんが1点を追加するが、ここから柴刈が反撃を開始。カウンター気味に15番に1点を返されると、すぐさまタケルくんが3点目を奪ってリードを広げる。しかし柴刈も負けずに15番が2点目をゲット。3-2として一気に波に乗ろうとする柴刈だったが、ここで沖代Bの窮地を救ったのが、すでに3点を決めていたタケルくんだった。劣勢のチームに勢いを与える4点目を叩き込むと、気落ちした柴刈に追いつく気力は残っていなかった。試合はそのまま終了し、沖代Bが3位トーナメント優勝を決めた。

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1位トーナメント決勝は、大会を主催したレジェンドではなく田主丸。2対2の点の取り合いの末、PK戦を制して勝ち上がりを決めていた。ちなみにこの田主丸は予選リーグでBチームを相手に6対3という試合を演じており、そのリベンジの意味も込められた決勝戦となった

立ち上がりのスキを疲れたのか、集中を欠く沖代Aに対し、田主丸は17番の選手がするするっとドリブル突破していきなり先制点を決めてしまう。しかしここで沖代Aは慌てることなく落ち着いてすぐに1点を返し、さらに植田くんのドリブル突破をきっかけに逆転ゴールが生まれた。

前半のうちに逆転できたことで波に乗ったのか、沖代Aは後半にも2ゴールを畳みかけて田主丸を圧倒。1位グループの優勝を決めた。



大喜びの選手たちは、応援してくれた保護者のみなさんの元へ挨拶へ。キャプテンの北野くんは「ハットトリックもできたし、優勝もできて良かったです。また応援してくれてうれしかったです」と試合を振り返っていた。



大会終了後に沖代A、沖代Bの両チームが1位グループ、3位グループ優勝の表彰を受け、それぞれのチームからMVPが選出された。ちなみに沖代Aからは攻守に渡り活躍した吉田くんが。沖代Bからは決勝で4ゴールを畳みかけたタケルくんが選ばれた。

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北野奨キャプテン
「みんなが頑張ったので優勝できました。監督はいろいろ、シュートとかフェイントとか、トラップとかを教えてくれて優勝できてよかったです」

ACL韓国アウェイ

ACLの取材で韓国に来ています。光陽という町の隣にある順天という町に宿泊しています。日がかげるとかなり肌寒く、試合日の試合後が思いやられます。タイトなスケジュールになりそうです。
ちなみにたまたま同じホテルに北朝鮮のU17代表チームが滞在中ということで警察による厳重な警備下にあります。朝鮮語を話せないので遭遇してもどうしようもないんですが、ちょっとどんな感じなのか見てみたい気もします。
ちなみに韓国は今年行われるU17世界大会のホスト国です。

コーチング報告

祖母の件もあって実家に帰っていましたので、27日に沖代小学校での練習に顔を出しまして、少しばかりコーチの手伝いをしました。

高橋さんと話をしていると、ウォーミングアップを終えた子供たちを見てくれとのこと。少々テンパリました。まあ、子供たちは自分たちでマーカーを並べてドリブルの練習を始めたので、それを端から見ながらいろいろとアドバイスしました。

ボール1つ分くらいの間隔でマーカーを10個ほど並べたドリブルの練習だったんですが、できるだけボールを触れますし4年? もしくは新5年生くらいの年代の子供にはいい練習だと思います。ただ、マーカーの間隔が狭いので、顔を上げるようにという事は伝えました。足のいろんな場所で触るようにという事も言いましたが、何回かやる中で足のそれぞれの場所で触ってたので決まりがあるようでした。

その後、子供たちがシュート練習すると言ってたので、そのままシュート練習に。一度ボールを当ててもらい、落としたボールをシュートまで行くという形式でやったんですが、何人かの子供はすでに強烈な弾道のボールを蹴っていて驚きました。
また、中にはボールコントロールに苦労する子供もいたんですがそうした子供をどう拾い上げて楽しませるのか、課題だなぁと思いました。

子供が10数人いたんですが、その割にシュートは一人ずつだったので待ち時間がもったいない。ということで、途中から2対2に。ディフェンス側からフォーワードにパスを出し、そこから2対2がスタート。一回ごとに攻守を入れ替えてやらせました。チャレンジ・アンド・カバーの概念はまだ難しい年代らしく、どう改善させていいのかちょっと頭が回らなかったです。

その年代はそこまで。6年生が試合をはじめたんですが、6年生全員はやれないので残った12名ほどの子供たちを今度は指導しました。

最初は2対2。一回一回攻守を入れ替えてたんですが、途中からシュートを決めたら攻撃を継続。シュートをブロックできたら守備陣は攻撃陣と入れ替わりというルールに変えて少々緊張感を持たせてやりました。

続いてグリッドの中で3対2を設定。3人の攻撃側が5本ボールをつないだらグリッドを出てゴールを目指します。守備陣は、グリッドの外で1人が待ちかまえており、グリッドからゴールまでの間は3対3になります。一人多いので攻撃陣はわりと簡単に5本つなげるのかと思ったんですが思いの外難航。5本のパスを3本に減らしてようやく攻撃に出られるようになりましたが、それでも守備陣が止める回数は多い。そこでアンダー3タッチ以内というルールを付け加えてなんとか3本つながるように。
今思い返すと、攻撃側の選手たちはポジションをあまり移動させておらず、ボールのないところでの動きの質が低かったなぁと。
冷静に考えればそういう改善ポイントは浮かんでくるんですが、いざうまく行かない練習を目の前にするとどうしようか考えすぎてダメですね。指導は難しい。

最後は5人の卒業生を交えて8対7のミニゲーム。夜7時を過ぎて真っ暗になるまで子供たちは無邪気にボールを追いかけてましたが、そのおかげで親御さんには心配をかけたかも。そんな感じでコーチ実戦の初回は非常にできの悪いものでした。

練習メニューの引き出しがあまりに少ないため、状況に応じた練習メニューを設定できないのは痛恨でした。まあ、そううまく行くはずがないので悲観はしてないですが、でも子供たちを教えるのは難しいです。

まあ、そんな感じで。しっかり勉強しなきゃなぁと思う今日この頃です。コーチをさせてもらえるチームが見つかったらまた報告します。

C級ライセンス

思うところあって、先日C級ライセンス取得のための合宿に参加し、無事に修了を認定してもらいました。C級は12歳以下の年代を対象にしており、子供たちのプレーの質を高める事に主眼が置かれているんですが、それにしても難しい。目の前で行われるプレーの中にある問題点を即座に発見し、それを改善しなければなりません。それが難しい。特にプレーが流れる2対2や3対3の中でそうした問題点を見つけるのは至難の業。改めて、監督をされている指導者のみなさんの日常の活動を見直した次第です。

ちなみに参加していたのは、F.LEAGUEに所属するバサジィ大分の3選手。大分トリニータの下部組織のコーチ2人。そして酔狂なフリーライター34歳。九州総合スポーツカレッジで学んでいる14人の学生さんたちでした。

かなりいい経験になりましたし、一緒に学んだ19人の参加者とは長いつきあいになりそうです。
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