川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。


トゥエンテのホームスタジアムであるエンスヘーデのグロールシュ・フェステ・スタディオンの屋根が改装工事中の事故により崩落。1人が死亡、14人が負傷するという痛ましい事故が報じられています。

まずは犠牲となった方におくやみを申し上げるのと同時に、トゥエンテのグロールシュ・フェステ・スタディオンがあるエンスヘーデでの思い出など。

このスタジアムは、ワールドカップを翌年に控えた09年の9月に日本代表が遠征し、オランダ代表と対戦した事で日本のサポーターの皆さんも耳にした事のあるスタジアムではないかと思います。

あのオランダ戦の前半は、岡田監督が作ってきたサッカーの真骨頂であり、世界でもやっていけるんじゃないかといううっすらとした希望を感じさせてくれるものでした。しかし、決定機を外し続けて迎えた後半にあっという間に3失点。世界との差を痛感させられたものでした。

懐かしい。

しかし日本代表とエンスヘーデで、個人的に大きな思い出を作ったのは、05年のワールドユース・オランダ大会でした。

同じ05年に06年のワールドカップのプレ大会としてドイツで開催されていたコンフェデレーションズカップを取材しつつ、空いた時間に隣国のオランダで開催されていたワールドユース(当時の呼称)の取材に行きました。と言っても、このときは取材申請しておらず、チケットで入ったんですが。

この時の話は旧ふっとぼうずにもまとめたことがありますが、植田朝日くんが試合前にトゥエンテのサポーターと話をし赤色のユニフォームのトゥエンテサポーターをして「青色のユニフォームのチームを応援することになるとは思わなかったよ」と言わしめた試合でした。

要するに現地オランダ人サポーターが日本代表を応援してくれたんですね。それは本当にありがたい事でした。

試合の方は、彼らの応援に答えられず0−1で負けてしまうのですが、試合後にもトゥエンテサポーターと交流できましたし、話をしていたトゥエンテ・サポーターが、目の前でオランダ人の警官によって拘束されるという場面も目前で見たりして、本当に貴重な経験をしました。

ちなみになぜ拘束されたのかというと、試合後にモロッコ人サポーターとオランダ人サポーターとが衝突した事の辻褄合わせだったとの事。要するに、警察当局としてだれでもいいからひとりしょっぴく必要があったわけです。

この件についてさらに言うと、オランダでは地元に古くから住むネイティブなオランダ人とモロッコ人移民との間に確執があるという話があります。そういうややこしい話がベースにあって、オランダ人サポーターが応援してくれたという事もあるんですね。

そんなこんなで、非常に思い出深いエンスヘーデのスタジアムで起きてしまった死亡事故に、改めておくやみを申し上げたいと思います。



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