川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

日本にはアジアを獲った浦和レッズというモンスタークラブがある一方で
水戸ホーリーホックというローカルなクラブもある。

そのローカルなクラブが、J1復帰を目指すビッグクラブに勝利した。
もっときれいに決められる場面はいくらでもあったのに
泥臭いシュートはGKに当たってバウンドしながらゴールの中へ転がり込んだ。
あまりに泥臭すぎて、水戸っぽいななぁと根拠もなく思ってしまった。

ゴールを決めた直後。ほぼ全員の選手が前田秀樹監督の下へ。
隣で見ていた地元記者は、めがねをずらし、あふれる涙をぬぐっていた。

サポーターに圧倒的に支持されている前田監督は
サポーターや選手の願いも届かず、今季限りの退任が噂されている。

水戸を襲う一連の騒動はどのような結末を見るのだろうか。
水戸を愛す人たちのベクトルは、どのように交わっていくのだろうか。

勝利の影にある敗戦は、一つのチームにシーズンの終わりをもたらした。
圧倒的優位な状況で試合を進めながら
最後まで得点を奪えず、そして1点に泣いたセレッソ大阪。
積み上げた勝ち点が、無に帰した試合後
TVカメラの前に立ったデカモリシは悔し涙を浮かべていた。
J2について尋ねると「今は頭が真っ白で何も考えられません」と答えていた。
その答えを整理して口にできる時が来たら、たぶん一回り大きくなれるのだろうと思う。

その一方、マッチアップした倉本崇史に完全に抑え込まれた香川真司は
デカモリシとは対照的に、冷静に試合とシーズンを振り返った。

「代表でもいい経験をさせてもいましたし、昇格争いでもいい経験ができました。
もう一度J2で練習して、やっていきたいと思います。
J2で出続けたのは良かった。J1に行けなかったのは仕方ないです。
来年につなげられればと思います」

日本を代表するこの2人の若い代表選手は
このどうしようもない悔しさを次のサッカー人生にどう生かすのか。
ポテンシャルと結果を直結させることの難しさを痛感した戦いの経験をどう生かしていくのか。
「いい経験でした」と笑顔で振り返られるよう
がんばってもらいたいと思う。

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