川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。



2011年5月28日に行われた清水vs磐田の試合前、磐田サポーター側のゴール裏に次のような横断幕が掲示された。

「ゴトビヘ 核兵器 作るのやめろ」


清水へのリスペクトを込めて彼らのことを罵倒したかったのだろうが、その方法がまず過ぎた。清水を率いる指揮官への罵倒は、一切のウィットを含むことのないただの罵倒になってしまったのである。

そもそもアフシン・ゴトビ監督はイラン人として生まれ、アメリカに亡命するという人生を送ってきた指導者である。大半の日本人は「だからなんなの」という経歴なのだが、今回、問題の横断幕を掲示したサポーターは、その経歴を対戦チームへのネガティブな攻撃材料として利用してしまった。

正直な所、そんな事をして何の特になるのかがよく分からないのだが、彼らはそれが自らが応援するチームの励みになるのだと判断したのだろう。大きな間違いである。サポーターというものは、1にも2にもチームを応援するための存在だという事を忘れた残念な行為になってしまった。

なお、今回の件については時事通信が記事を配信。

磐田サポーター、清水の監督中傷=「静岡ダービー」で横断幕―Jリーグ
時事通信 5月28日(土)18時54分配信
 28日に静岡市のアウトソーシングスタジアム日本平で行われたJ1第13節の清水―磐田戦の試合前、磐田の10代サポーター2人が清水のゴトビ監督を中傷する内容の横断幕を掲げ、騒ぎとなった。横断幕には、イラン系米国人のゴトビ監督に向けて「ゴトビへ 核兵器作るのやめろ」とあった。
 幕はまもなく撤去されたが、複数の清水サポーターが磐田側観客席に詰めかけ、小競り合いとなった。松浦敏夫マッチコミッショナーはこの横断幕を確認し、Jリーグは磐田を処分するか検討する。磐田の吉野博行社長は「二度とこういうことが起こらないよう、チェック態勢を強化したい」と話した。幕を持ち込んだ2人は「何の考えもなくやった」と話したという。 

また磐田公式ページでも謝罪文が掲載されており、事態は収束へ向かうものと思われる。

http://www.jubilo-iwata.co.jp/news/detail/110528.php

お詫び


本日の静岡ダービーマッチ、Jリーグ第13節『清水エスパルス対ジュビロ磐田』のキックオフ前に、当方サポーターが、皆さまの心証を害する、スポーツとは全く関係のない横断幕を持ち込み、トラブルを引き起こしました事を、まずはファン・サポーターならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。


今回の横断幕の内容は、叱咤激励や奮起を促す内容とは異なり、およそスポーツとは関係のないものであり、とても容認出来る行為ではありません。
弊クラブとしましては、Jリーグおよび清水エスパルス様とも協議の上、厳重なる対応を取らせて頂き、二度とこの様な事態が起こらない様に努めてまいります。


今回の件において、アフシン・ゴトビ監督を含め、関係者の皆様、そして、清水エスパルスのサポーターの皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたこと、また、試合観戦に訪れた全ての皆様、サッカーを愛する全ての皆様に、ご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。

平成23年5月28日
株式会社ヤマハフットボールクラブ
代表取締役社長 吉野博行

同じようなことが起きないようにするためにも、厳しめの処分がくだされるべきなのかもしれないが、そうした、抑止力としての効果を含め、Jリーグ側の判断が注目されるところである。

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