川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。


FIFA.comに大野忍選手を題材にしたコラムが掲載されていたので、訳してみました。
優勝するんだという強い気持ちが感じられますし、それが東日本大震災の被災者へのメッセージになるのだと考えているのだとも話しています。

スウェーデン戦の事があまり語られていないのは、この原稿を書いたのが日本人ではないからかもしれません。署名がないのでわからないですが。個人的に各種日本のチームを取材してきた感覚で言うと、目の前の試合のことをもう少し厚めに表現することが多いと思います。


原文はこちら
Ohno: We are not satisfied yet

日本は近年力をつけてきており、あと180分で彼女らの初めての主要な優勝杯を手にする所まできている。今日フランクフルトで行われる女子ワールドカップ準決勝でスウェーデンが待ち受けており、勝者は日曜日に同じ会場で米国かフランスのどちらかと対戦する。なでしこのコンスタントな進歩にも関わらず、彼女たちはトロフィーを手にしておらず、彼女たちはアジアの王冠も手にしていない。

熱心な観戦者たちは、2011年ドイツ大会において日本をダークホースとして捉えていた。というのも、このチームは近年FIFAランクではトップ5に入っており、2008年の北京五輪では4位に入っているからだ。日本はまた、この女子ワールドカップではグループBにおいてシードされている。

印象的なフォワードである大野忍は、2008年北京五輪にも出場したベテランである。彼女は今こそ日本が世界の舞台に消える事のない印をつける時だと信じている。このINAC神戸レオネッサの選手は、日本のドイツでの攻撃における重要な歯車となっており、大会中の印象的なゴールを決めている。パワフルな攻撃を解き放つ前に、素早いフットワークを見せ、メキシコ代表に勝利した。

「ベスト4というのは、必ずしもトップの国のひとつであるという意味ではありません」と大野はFIFA.comに述べる。「私たちはメダルがほしいですし、世界中で日本を信じてくれている人たちのためにチャンピオンになりたい。だから私たちはこれまでの結果に満足してません」

日本サッカー協会が発表したなでしこの発展のスキームによると、2015年に世界チャンピオンになるとの目標を掲げている。日本は、ディフェンディングチャンピオンであるドイツを準々決勝において、彼女たちの母国で破ったが、ドイツにとってはこれが世界の舞台での12年ぶりの敗戦だった。この結果が日本に対し、2011年にチャンピオンになる可能性についての自信を与えている。

「ドイツに対しては過去に勝ったことがなかった。しかし今私たちは挑戦を経験しましたし、私たちは満足すべきではないですし、私たちは頂点に行く必要があります」と大野は語る。「私たちはチャンピオンが近付いている事を実感しています」

どのように初めての女子ワールドカップの準決勝に臨むのかと聞かれたとき、大野は「私たちはチームとしてこの4年間に経験してきたプレーを試して表現して行きたいです。我々は自分たちの強みを出して、諦めず、チームのために働いて、個人の良さを出したい。スウェーデンのような大きい選手のチームとの対戦ではスピードと、ボールを動かすことが重要なファクターになります」と話した。

3月に日本を襲った地震と津波は、決して選手たちの頭からは離れない。このチームは、試合においてバナーを掲示することでドイツ国内の各地でファンから声援を受けてきた。「世界中のみなさまへ。みなさんの支援に感謝します(To our friends around the world: Thank you friends for your support.)」

「私たちが地震によって被災されたみなさんに直接できる事は多くありません。ただ、私たちはサッカーを通じて少しでも貢献できると思います」と大野。「私たちはサッカーを通じて何かを表現できると思いますし、それがなでしこが被災者にできるちょっとした貢献だと思います」

間違いなく日本のパフォーマンスは、様々な側面で彼女たちの国の後押しをしている。大野は2011年ドイツ大会の成果が新しい世代の才能ある選手たちを鼓舞することを望んでいる。「私たちは若い女の子や、子供たちがなでしこを信じ、特別な物であると思ってほしい」と彼女は話す。「うまく行けば、それによって多くの選手たちが鼓舞され、サッカーを一番のスポーツとして選ぶようになると思います」

大野によれば、決勝に進出し、もしかして優勝するという長年の夢が現実のものになりつつあると言う。「私は決勝のピッチで何を感じるのか、わかりません。それは私たちにとって長い間の夢でした。私たちはそれがどういうものなのかを想像することができません。しかし、私たちはその夢に到達できる事を望んでいます」

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