川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

1-0で川崎が勝利した名古屋戦の決勝点が、すごいと話題になっているので振り返ります。

このゴール、28本のパスを繋いでのものですが、全てのフィールドプレーヤーを経由しているところが見事でした。


このゴールは名古屋ボールの状態で始まります。
この場面、ボールを保持する名古屋の選手が縦パスを狙うところから始まります。

1本目
この縦パスがミスになり、田中裕介へ。
田中裕介はダイレクトで縦パス。

結構なパススピードの縦パスを小林悠がトラップ。


2本目
小林悠から森谷賢太郎にパス。


3本目
森谷から中村憲剛にパス。

中村はプレスを感じさせず、大久保嘉人へパス。

4本目
大久保嘉人がこれをトラップ。

大久保から森谷にパス。


5本目
森谷がトラップ。

クロスを入れるタイミングが遅れ、やり直し。
森谷はバックパス。


6本目
憲剛に通る。

憲剛、パスコースを探す

7本目
オーバーラップしてきた田中裕介へ

8本目
田中裕介は森谷へ縦パス。


森谷がトラップ。


ボールを保持した森谷を、田中裕介が追い越すが、ディフェンスの枚数が足りていたためやり直し。

9本目
森谷から憲剛へバックパス。

10本目
憲剛は相手DFにアプローチされるが森谷へリターン。

11本目
森谷から憲剛へリターン。

12本目
前が詰まっているため、森谷が後ろのスペースに走りだす。

憲剛はその森谷にパス。


森谷が持ち出す。

13本目
森谷からジェシにバックパス。


14本目
ジェシから井川祐輔に横パス。


名古屋の選手は10人が自陣に


井川トラップ。

15本目
井川から谷口彰悟へパス


相手選手からのプレスを受ける谷口。


16本目
谷口慌てず、前に付ける。
名古屋的には、バックパスして欲しかったところ。


谷口からの縦パスはレナトへ。


レナトに2選手がアプローチして守備。


タッチライン際でレナトキープ。


17本目
レナトをフォローした谷口に、レナトからパス

数歩ドリブルした谷口。局面を変える


18本目
谷口から大島僚太へパス。

大島にアプローチする名古屋の選手。
大島は顔を上げて、ボールを晒しながら状況判断


名古屋の選手にボールを食いつかせる大島。

ドリブルで圧力をかわす大島。

反転する大島の選択は

19本目
ジェシへのバックパス。


大島からパスを受けたジェシは前方のスペースに数歩ドリブル。


20本目
ジェシから田中裕介へバックパス。


田中裕介、トラップしつつ状況判断。


21本目
田中裕介は、ジェシにリターンパス。


状況判断するジェシの選択は。


22本目
大島への縦パス。


鋭く反転した大島に対して、憲剛が反応。


大島は縦のスペースを探りつつ、小林がDFから逃げてポジションを取る。

23本目
大島から小林へスイッチの縦パス。


憲剛が小林を追い越して。

24本目
小林から憲剛へパス。

顔を上げた憲剛は。

25本目
森谷にパス。

26本目
森谷は小林にダイレクトで落とす。


顔を上げた小林は。


27本目
ペナルティエリア内の憲剛へ縦パス。


スペースがあるように見えるが


名古屋の選手も必死にディフェンスしてスペースを埋める。
シュートも考えていた憲剛は、わずかなパスコースを見つけ、パスを選択。

28本目
大久保を狙ったラストパス。
牟田雄祐が鋭い出足でボールを遮ろうとする。

かろうじてボールを触る牟田だが、ボールは大久保の体にあたり大久保の前方にこぼれる。

これを大久保が蹴りこんで、ゴールとなる。


28本のパスをつないだ川崎のゴールはこのように決まりました。
ご存知の通り、これが川崎にとってのJリーグ通算1000ゴール目のメモリアルゴールとなりました。
これだけつながれると、相手がどれだけ守っていても崩せるという自信になりますね。



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