チェルノブイリでの原発事故により、ベラルーシは放射能に汚染されてしまいます。そのベラルーシで5年半もの間、医療活動を行った松本市長の菅谷昭氏が定例記者会見の中で福島原発事故について述べています。この動画では14分ごろからで、非常に興味深いものがありましたので、その発言をざっくりとテキストに起こしてみました。放射性物質の子供への影響について言及していますのでぜひご覧ください。
テキスト版
チェルノブイリで子供たちの甲状腺癌が増加したのは、事故から5年後。事故前の発症率はチェルノブイリでも100万人に一人か二人。それが100倍になったり、130倍になったり。だから将来のことを考えれば、パニックではなく風評でもなく事実として抑えておくべき。そのためにも早くに放射線報道をすべき。政府は後手後手。
国を上げ、海外の力を借りてまずは原発を抑える。
ただ、一番最悪だと思っていた、土壌汚染が出てしまった。次は水汚染、食物汚染がでる。そうすると次は経口的になる。だから取り込まれないようにする。
放射線を浴びることは外部汚染。それは一度だけ。だけど入ったものは沈着して出ない。放射能沈着といいますが、落ちてくると土壌が汚染されて水も汚染される。葉物にも落ちる。それを牛が食べる。そしてお乳を出して、それを人間が飲む。
セシウムなどは根菜にも取り込まれる。セシウムは消化管からほとんどのものが取り込まれることが分かっている。そうした事実を報道していく。単に冷静に行動してくださいとか、そういう事ではなく、5年10年。だからもし将来、分かりませんが、悪性の新生物が日本で増えてきたとしたらだれが責任を取るんですかね。
これから全国でも食品でも汚染状況をチェックして下さいという話になると思う。
私は汚染地で人参食べたりじゃがいも食べたりたまねぎを食べたりしてますが、大人はいいですが、できればこれから生まれてくる子供や小さい子供はそういうことがないようにしてもらいたい。
許容レベルは、ポーランドでは事故から4日後に国の命令で、乳牛に新鮮な牧草を与えることを禁止。100ベクレル/kgの牛乳を子供や授乳中の女性に禁止。4歳以下の子供には原則として粉ミルクを飲ませるということ。不足部分をオランダから輸入。子供や妊娠、授乳中の女性は新鮮な葉物を控えるように指示した。
残念ですし生産者には気の毒ですが、子供たちの将来を考えれば政府が最大限に保障するという事でしばらく汚染の状況が安全になるまでは、それは乳製品もそう。
1987年に放射能の許容量がネイチャーに出ているが、乳製品バターとかミルクとかは、セシウムが1000、ヨウ素が500、ストロンチウム500、プルトニウムが20とされています。ベクレル/kgですが。
乳製品以外は、セシウム1250が、ヨウ素3000が、ストロンチウム3000、プルトニウム80が
飲料水がセシウムが800、ヨウ素が400、ストロンチウム400、プルトニウム10
家畜の飼料はセシウムが2500。基準はある。日本もこれに準じていると思う。
みなさん外部被ばくのことばかり言っている。
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川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ
ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。
JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。
今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。
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