川崎U18を救ったのは、#22岡田優希だった。前半25分の失点により0-2にされてからわずか3分後。ペナルティエリアの右隅あたりから、強烈なミドルシュートを突き刺した。
「1点目は左足でした。あんなに左足で上手く当たることはないですね」と謙遜する岡田だが、ポストの内側にあたり決まったゴールはプロ顔負けの素晴らしいものだった。
自らのゴールによって反撃のスイッチを入れた形の岡田がチームの攻撃を牽引すると、後半75分には岡田のシュートのこぼれ球に反応した#14梶田航平の同点ゴールをお膳立てする形に。
「あれも決めたかったですね。この前の愛知戦でああいうシュートを外していたので。でも、決めてくれてよかったです」(岡田)
そして押せ押せのムードにも乗り、90+1分には逆転ゴールを決めて準決勝進出を確実なものにした。歴史を作った試合後にその点について聞くと、浮かれる様子もなく「そうですね。確か、ぼくが小学生の頃にもうコーチをやられている方がユースの1期生だったので、それから10年とか続いている中で、まだ優勝したわけではないですが、すこし前進できたのかなと思います」と話し、先輩方の作ってきた道筋を思い浮かべるように笑顔を見せた。
岡田と同じ2年生では、U17のW杯に出場した#18三好康児が常に注目を浴びてきた。ただ、この日の三好は思うように試合の流れに乗れなかった。そんな中「オレが居る」とばかりに存在をアピールした岡田の2ゴールは見事だった。
彼ら2年生コンビに加え、キャプテン#10脇坂泰斗、梶田の3年生。先発出場の1年生#32岸晃司と川崎U18の攻撃陣の層は厚い。トップ譲りのこの攻撃力は魅力的である。
JYC準決勝は12月21日にキンチョウスタジアムで行われ、川崎U18は広島ユースと対戦します。KOは14時です。
→Jユースカップ
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