サッカーが勝ち取った自由 -アパルトヘイトと闘った刑務所の男たち-
チャック・コール著 マービン・クローズ著 実川元子訳 白水社
ケープタウンの沖に浮かぶロッベン島は、南アフリカが実施していたアパルトヘイト政策の時代に、その体制を維持させるため、反体制勢力となる政治犯を収容するべく作られた監獄島である。
厳しく抑圧された日常の中、政治犯たちがどのようにサッカーをする権利を勝ち取るのか。そして勝ち取ったサッカーをする権利をどのように守るのか。そうした過程が克明に記されていて興味深い。サッカー(に限らずスポーツ)が人に与える希望というものの大きさを感じさせられた。
南アフリカ当局の考えをどのようにして国際社会が変えさせていったのか。その過程と共にいろいろと考えさせられる一冊である。
初めての方も、何度かお越しいただいている方も「ふっとぼうず」を訪れていただいてありがとうございます。もしこのブログを気に入ってもらえましたらRSSフィーダの登録をお願いします。簡単に更新情報を受け取れるようになります。また江藤高志のツイッターアカウントもありますので、合わせて登録していただければと思います。
0 コメント:
コメントを投稿