川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。


いまさらながら、先日書いた川崎の支援活動に見るサポーター、行政との理想的な関係(スポナビ)というレポートについてお知らせします。

東日本大震災を踏まえて現在も継続されている川崎フロンターレの震災復興支援活動である「Mind-1ニッポンプロジェクト」について。それがフロント、行政、サポーターの3者がそれぞれに関わりながらスタートし、進行していく様子や、そのコンセプトについてレポートしました。



この原稿では、クラブスタッフとサポーターとが議論をして「Mind-1ニッポンプロジェクト」というコンセプトが成立する過程を描き、そこに行政がサポートする姿を書いています。

そうした中で、印象的な話でありながらほとんど表には出ていない活動についてフォローしておきたいと思います。それが通勤時間帯に横断幕を掲出するという活動です。

クラブとしての震災復興におけるコンセプトがまとまっていく一方、サポーターとして出来ることを模索していた川崎華族はとにかく黒子に徹することを決めています。そんな中、象徴的な活動として通勤時間帯の駅での横断幕の掲出と挨拶を行っています。今回の取材では川崎華族の活動について山崎真代表に取材しましたが、彼は被災地を支援すべき首都圏がまずは元気であるべきだろうと考えたのだと話してくれ、その考えを若手が行動で実践したと言っていました。


川崎の支援活動に見るサポーター、行政との理想的な関係(スポナビ)
その上で、首都圏(東京近郊)で起きている震災疲れに対するアプローチが、若手サポーターの間から浮かんだのだという。
「首都圏は地震や津波の被害は受けていないんだけど、停電が起き、電車の本数が減って、みんながピリピリしていた。だから、若手が武蔵小杉の駅に立って、横断幕を持ってあいさつをして、頑張っていきましょうという呼び掛けをした。それが、僕たちサポーターができることじゃないのかなと」

山崎が口にしているのは、3月16日の朝、通勤時間に武蔵小杉駅で行った川崎華族の若手の活動である。川崎華族の現コールリーダーであるカイトが先導し、「前向こう! 頑張ろう 日本」と書かれた横断幕を掲示して、通勤客にあいさつを続けたのだ。




ちなみにこの活動についての報告について、一部を編集してお知らせします。

(報告文から引用・一部編集済み)
7人で7時から9時までの2時間「おはようございます!」「行ってらっしゃい!」「今日一日頑張りましょう!」と声掛けしてきました。
中原駅では片眼をむらさきに腫らした駅員さんがいたり朝の通勤時間がとても殺伐としています。
エレベーター、エスカレーターも停止している中、大きい荷物を持った人、ベビーカーを押してるお母さん、松葉づえの人など困っている人達に声掛けして御手伝いもしました。
ぼんちゃんはダッシュで背後から大荷物抱えたお母さんに近づいたせいで驚かれ警戒されてました。
私たちを見ていた駅員さんに勝手に幕出してごめんなさいと謝りに行きましたが逆に感謝されました。
前をすれ違う警官にご苦労様ですと声かけたらおじぎしてました。
小さい男の子にがんばってくださいと声掛けられました。
おじいちゃんに何度もありがとうありがとうと感謝されました。
おばあちゃんからみんなにチロルチョコをもらいました。
東京サポからがんばるのでまた多摩川クラシコ盛り上げましょうと言われました。
とくに募金集めたり節電や個人にできることを促したりしたわけではありませんがたった2時間で少しでも心が癒される時間をあたえられたかなとかんじてます。
できれば他の華族のメンバーにも感じてほしいです。
明日から海人が東電に行って寝ずにがんばっている社員を励ましに行くようです。


川崎華族では募金活動を行わない事を決めたそうです。その一方で、こうした数字には出てこない活動を行っていたといいます。今回の原稿には反映できなかったため、こちらで公表する次第です。


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