川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

 原作は横山秀夫さんの同名の小説クライマーズ・ハイなのだが、これを映像化した作品が二バージョン作られている。NHKがTVドラマとして製作した佐藤浩市主演のものと、映画として製作された堤真一主演版の2作品である。

 群馬の地方紙に務める悠木和雅という新聞記者をめぐり物語は進行していくが、佐藤の演じる悠木については若干インパクトに欠くきらいがある。ただし原作を読んだ人間としてはこちらの方がしっくり来るキャスティングだと感じた。
 対する堤真一バージョンは、力強さを感じるキャラクターとなっている。演者が違うのだから、主人公のイメージが変わるのは当然ではあるのだが、両方を見比べて、原作のイメージを抜きに映画を見た際には、堤真一バージョンの方がしっくり来るような印象を持った。

 劇中の進行は、佐藤浩市版が小説に沿った展開となっており150分(レンタルの場合前後編に別れておりそれぞれ75分ずつ)。原作の分量が分量なだけにこれは仕方ないか。一方、堤真一バージョンの方は142分となっており、佐藤浩市版との比較で8分ほど短くはなっている。ただし通常の映画と比べるとそれでも長い。堤真一バージョンは原作をうまくアレンジしているのが印象的で、長い原作をうまくまとめている。

 内容については、世界最大の航空機事故をめぐる1週間ほどの濃密な地方紙内部のやりとりを表現していて非常に面白い。原作と映像2作品とを見て心に残ったのは、少女を抱き抱える自衛官を描いた現場雑感のくだりと、特ダネを打つかどうかで緊迫する社内の描写の部分。ここは本当にスリリングだった。

 思えばあの事件は25年も前の話である。当時4名いた生存者の一人の年齢が同じだった事もあり、強烈に心に残る事件だった。ちなみに当時の事故機の様子を克明に表したレポートが残されており、中途半端な覚悟で読むとトラウマになるレベルの文章になっていると聞く。この作品はその事件を伝える側から見た際の葛藤を描いており、そういう点でも興味深い映像作品となっている。両作品とも面白かったです。

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