試合のコラム
決勝ゴールをもたらした日大藤沢・佐藤監督の指導方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150105-00000107-spnavi-socc
上記原稿にも書きましたが、日大藤沢の佐藤監督が勝利至上主義者でないのと同じように、静岡学園の川口監督も「ぼくは負けてもいいと思うんです」という言葉で始まる勝負を度外視した発言をしていて興味深かったです。
◯佐藤輝勝監督(日大藤沢)
――前半は重かったが
「サイドがポイントになると思ってたんですが、静学が思った以上に長いボールと、その後からのドリブル、パスのリズムを作っていたので、完全に自分たち相手では動かしてくるかなと読んでたんですが、練習試合と違ってしっかり勝ちを狙いながら彼らも良さを出していて、受け身にならないように入ろうと話してたんですが、受けてました。センターバックも腰が引けてるからクリアできてないと。1対1で、いくら足先でやっても勝てない。後半フィフティに戻そうと。受け身にならず強気で行くと。
そこは体調不良から戻ってきた今井の出番だと。ということで、3年生を強気に送り出してフィフティによくしてくれました。リズムは悪い中、前線の選手が粘ってチャンスをものにできて、静学相手に、このままでは終わらないと思っていて、そこからは冷静に、策略を考えながら、行って、三明を前で使いながらサイドバックに回して、さらに前田という最後の武器も入れて取りに行こうと、1点目、2点目と取れたんじゃないかと思います」
――交代采配があたった。
「インフルにかかった後、お医者さんの判断を頂いた後に使ってますから彼らも動いてない部分があっても、40分なら今井行けるだろうと。そういうことと、昨日まで一緒にいた仲間が強も宿舎で熱が出てしまったりで、そのままでは終われないぞと話をしながらみんなを送り出す時に、これだけでいいんだからと背中を押しながらよく期待に答えてくれたなと思います」
◯川口修監督(静岡学園)
――1、2年が学んでくれたことは?
「先輩たちの姿勢ですよね。練習に対する、試合に対する。普段の私生活。それを肌で感じたということ。それとぼくは負けてもいいと思うんです。こういう大舞台で失敗する。敗戦を経験する。勝利も経験出来た。そういう失敗と成功を繰り返しながらいいこともあるし、悔しいこともある。そういう経験をしないと次のステージで成長していかない。だからこの負けはいい負けで、できればもう2試合やるのがベストですが、負けることで選手たちは何かを感じて次のステージで必ずステップアップできると思っているので。負けはぼくは全然。ファイトして負けたので、それは全然後悔はないです」
――大会を振り返ってどうですか?
「総体までは失敗が多くて、そこをどうしようかと。失敗しながら改善の繰り返しで、ここにきて失敗する回数も減ってきて成功する確率も上がってきた。チームとしてこの大会をどうするかというと、チームが一つになって、どこもそうだと思うんですが、よしやるぞと同じ方向に進んで同じ方向に向いて大会に臨めたので、そこは非常にこの大会のおかげというか、レベルアップできたと思います」
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