失点にも焦らず走り勝った米子北、星稜へのリベンジを誓う
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150102-00000115-spnavi-socc
◯城市徳之監督(米子北)
――選手にはどんな言葉を?
「彼らは今年の1年間を通して歴史を変えてくれた。中国大会に優勝したり、プリンスリーグで2位になって高円宮の参入戦に出たり。心の中では期待したりして厳しく指導してきたつもりなので、それが今回逆転につながったんじゃないかと思います」
――感想は?
「ポゼッションはされると思っていたので、ただ前の4枚の連動性はかなり警戒して誰に誰が行って、2列目を絞るのか。内側に入ってきたりもするので、間を通されるのは仕方ないが、プレスバックの守備ができるように、ボランチがプレスバックに行けるような距離感を保ちながらと思っていました。前半、10分から15分は行かせて、それからウエイトしながらコントロールできるように。それから後半については2−1での展開でしたので、少し前に行かせながらロングボールを多用してくると思ったので、それを警戒してセカンドボールを拾うということで、交代をしました」
――かなり中盤の高い位置で取れていたのでは?
「ボランチのところに入った時とか、サイドバックの時とかは狙わせていたので、回させながら行ける時間帯は行くと。前半の後半については行かないと。でもあそこでとれればショートカウンターが効くので、そこはかなり狙わせていました。前回ショートカウンターの数が少なかったので、そこの精度を意識させて、今回は向かわせたつもりです」
――2点目の定本くんが点を取れて、エースが点を取ると勢いづくと思いますが。
「そうですね。定本が今大会入るまでは調子が良かったので、プレミアでも2試合で4点取っていたので、彼が取ることでチームが勝てるという雰囲気は出ると思うので、そういう意味でも今日の彼の得点は大きかったと思います」
――3回戦は?
「うちはもう、戦い方は決まっているので。そんなにうまい選手がいるわけではないチームですので、全員で守備して全員で攻撃するという持ち味の粘り強さとショートカウンターで戦いたいと思います」
――先制されましたが、焦りは?
「計算通りでした。やられるとは思っていたので、かなり前の選手は能力は高くて、得点力はかなりあると思っていたので、前の試合でもビデオを見てて、0−1とか、ヘタすれば0−2もあり得ると可能性があったので、前半2−1というのは上出来です」
――そういう情報というか、選手に事前に…
「かなり入れています。スカウティングはしていたので」
――焦りは選手にも無かったのではないかと。
「ないと思います。ただ、ミスで入ってますし、うちもミスで取ったような形でしたので、ミスキックが入って五分五分で、最後定本が決めてくれたのが最高でした」
――終盤に16番の子をまた代えましたが、あれは逃げ切りを意図してですか?
「最後入れた、中という選手を最後のところで点を取れる選手で入れたかったんですが、なかなか時間帯として長い時間は無理なので、中継ぎみたいなものですね。それで中を入れてと。でも勝ってたので、定本をボランチの位置まで下げて、セカンドを拾わせてという事をせざるを得なくなったので、そういう交代です」
――普段からああいう交代は。
「やります。もともと16番はボランチの子なので。今日はボランチが傷んでますが、持ったのでそこを切らずに山崎が本調子ではない分、中継ぎで使いました」
――今年は強いのでは?
「今年は定本があそこまでなるとは思ってなかったので、ストライかーが居ない。全員が点を取れるというのがうちの目標で、そこでたまたま定本が取れるようになったという形なので、今年が強いという認識ではないので。その割にはよくやってくれました。
――体力を鍛えるメニュー等は?
「どこも走ってますし、効率よくはやっているつもりです。部員は90名弱。野球部のグランドもある中でやる必要がある。そこで効率よく、平等に。2時間半の練習の中で回していくというのは持ち味だと思います。特別に走らせているというのはないです」
――定本については?
「小細工しない。中盤でやるシンプルさがゴール前でも出てきている。見てなくてもゴールを狙っている。そういうところがよかったのと、キックの精度が高い。左利き。シュートのタイミングも良かったです」
――終了間際にゴール前で2本DFがクリアしてくれましたが、ヒヤヒヤしたのでは?
「選手を含めてやられるのを覚悟しているので、その覚悟を決めないと勝負できない。だからよく守ってくれたという思いはありますが、覚悟を決めてました」
――県大会から含めて初失点ですよね。
「そうですね」
――それでも動揺はなかった?
「無いですないです。失点されてもそういうチームなので。それは意識してますし、認識しています。そういうチームだと。意図的に言ってます。
◯岡山哲也監督(中京大中京)
「1点目は事故みたいなもので、仕方ないなと思いまいたが、2点目は隙を突かれたというか、ずっと米子北さんとは対戦が決まってからはCBにあそこのプレーには気をつけろと言ってたんですが、やっぱりやられましたね。うちのCBが悪いわけではなく、あちらの2トップが素晴らしかったのだと思います」
「平山を入れた。天性の感覚、ドリブルで勇気を持っていける。そこでボールを落ち着かせられる。ハーフタイムで全体的に、アタッキングサードで勇気を持って行こうと。後半立ち上がりにもう少しパワーが必要だと思って2名交代しました」
「堅守速攻で、GK含めて8人で2ラインで守備をして、奪った瞬間に、2トップに当てるということで、ただ当てるのではなく足元とか組織化させれている。そういうタイプ。だから気をつけろと。そこをケアできれば勝機はあると思っていました」
「勇気を持ってプレー出来た。後半はうちらしくボールを動かせたし、内容は良かったのかなと。ただ最後のところで決めきれなかったというところです」
――米子北さんの蹴るスタイルに引きずられたようにも見えたんですが。
「うちは本来蹴られることに対しては、やりにくいというところがあるんですが、愛知県大会の決勝戦を含めて長崎と続いてきたので、そこの免疫はありました。逆に昌平さんか米子北さんとでいうと、昌平さんのほうがやりにくいのかなと思っていたので、米子北さんとやれて行けると信じて色々とプランを組んだんですが、そうではなかったです」
初めての方も、何度かお越しいただいている方も「ふっとぼうず」を訪れていただいてありがとうございます。もしこのブログを気に入ってもらえましたらRSSフィーダの登録をお願いします。簡単に更新情報を受け取れるようになります。また江藤高志のツイッターアカウントもありますので、合わせて登録していただければと思います。
0 コメント:
コメントを投稿