川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。


 後半からピッチに立った三好康児が、チームを救った。攻めながらも決め切れない展開の中、0−0で迎えた後半75分のことだった。中央でパスを受けた三好康児がゴール正面で前を向く。

「最初はパスも考えていたんですが、相手の動きを見たらコースが空いたので、自分で行った方がいいと思って。その前にも一本同じような感じがあって、その時はドリブルで詰まってしまってたので。それで次の時は行けるかなと思って行きました」

 力みを感じさせない流れるようなドリブルで相手守備陣を切り崩すと、最後は力強いシュート。これが決まり、川崎U18が先制点を手にした。試合展開を考えれば遅すぎる先制点ではあったが、川崎U18を勇気づけるという意味で貴重なゴールとなった。

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 局面での1対1や個人能力の高さでは、川崎U18が一枚上手。だからこそ、試合開始直後から関東第一が実行した前線からのプレスは対抗策としては妥当なものだった。パスコースを限定させられた川崎U18は思うように試合を組み立てられず、時には前線へのロングボールを強いられた。

 ロングボールのターゲットとなった岸晃司は、前線で体を張ったポストプレーを見せるが、選手同士の距離感が悪く重層的な攻撃につなげる事ができない。またバイタルエリアでの関東第一の体を張った守備もあり、川崎U18は攻撃をシュートで終える事ができなかった。

 前半を0−0で折り返した川崎U18は、ボランチの板倉滉に代えて三好康児を投入。その三好は岸と2トップを組む。また、川崎U18はハーフタイムには今野章監督から「前からは来ているが、そんなに早いプレスではない。ボールの置きどころを少し変えよう」との指示を受けており、川崎U18の意識は変わっていた。ここに前半をハイペースで終えた関東第一の消耗も加わり、後半は川崎U18の一方的なペースとなる。ただ、ゴールは決まらなかった。試合内容を考えれば0−0では終われない川崎U18にとって、そういう意味で三好の先制点はチームを救うゴールとなった。

 1点をリードした川崎U18に対し、関東第一は同点ゴールを奪うべく前に出る。しかし効果的な攻撃は打てず。逆に87分に岡本一輝のこぼれ球を土橋優樹が蹴りこみ、2−0として試合を決めた。

 なお、決勝点を決めた三好はこれがケガからの復帰後初ゴールとなっている。

 

川崎U18 4−4−2
ーーーーーー岸ーーーー牧

ー脇坂ーーーーーーーーーーーー岡本

ーーーーーー板倉ーー土橋

吉田ーーー河村知ーーー坂口ーーー太田

ーーーーーーー玊永


関東第一 4−2−3−1

ーーーーーーーー26ーーーーーーー

ー8ーーーーーー10ーーーーーーーー6

ーーーーー7ーーーーーーー5

ー12ーーーー3ーーーー4ーーーー9

ーーーーーーーー1



◯今野章監督

Q:前半は、前からの守備を受けましたが。
A:前からは来てたんですが、そんなに早いプレスではないと。ビルドアップのところを最近やっていなかったので、ちょっと背後をつきつつという形でやっていたので、そこは改めてトレーニングしなければならないんですが、ただ、後半みたいに落ち着いてできる。相手が下がったということはありますが、ボールの置きどころをすこし変えようと。一つ目を少し下げて。そこから下げる判断、つける判断を前向きにしようと。後半はイメージに近いサッカーになりました。
サイドチェンジを丁寧にして、広げながら広げながら間を刺そうと。ただ、クロスが下手すぎたところはありました。

Q:いいクロスは入らなかったにせよ、サイドからの攻撃はポイントの一つでしたね。
A:真ん中を突きたいのはありますが、(三好)康児なんかが入ってちょっと違いを見せてはくれましたが、康児頼みになるのも恥ずかしいんですが。ただ、彼が入ることで周りが生きてくる。康児自身にはまだミスは多いですけどね。

Q:三好くん投入の判断は?
A:前半が悪すぎたのと、でも失点は0で押さえてくれたので、後半に岡田(優希)と三好のところをどうしようかと思ったのと、2枚を代えてもというのがあったのと、岸(晃司)が頑張っていたので。そこのがんばりで収めてくれていたのと、康児との絡みを見て、それでも動かなかったら岡田を入れようかなと。
そういうイメージはしてました。康児は半分くらいはフィジカル的に行けるという情報も入っていましたからね。

Q:三好くんはどういう経過ですか?
A:先日のクラブユースの順位決定戦で1試合目が5分。2試合目が20分くらい。徐々に増やしてますが、まだ1本は行けないところですね。次、頭から行けるのか、途中からなのか。それは1週間考えます。けが人はGKの深谷星太だけで、サブも充実してきていて競争のところで岡田も岸もいる。レギュラー張っていた選手も帰ってきた。いいコンビネーションのところから抽出してね。印象だけで使うわけには行かないので、トレーニングと組み合わせを見て考えたいと思います。

Q:何れにしても勝ててよかったという試合でしたね。
A:そうですね。苦しい試合でしたからね。向こうもサッカーをしてきたというか、来た時の対応についてはターンしたりして結構練習やっているということを感じました。関係を作ってやろうとしてましたし、見習うべきところもありました。
とりあえず久々のプリンスリーグだったので、まずは勝ち点3のところ。最低限の結果を残せました。後半に関してはそんなに悪くはないので。

◯三好康児

Q:今日は45分というのは言われてたんですか?
A:言われていたわけではないんですが、先週のクラブユースでも、最後30分くらい出たので、徐々に増やして、45分というのはあるのかなと思っていました。

Q:ケガの所は?
A:もう問題ないです。

Q:やってみての手応えは?
A:45分をやったのは久しぶりなので、トータルで考えるとまだ体力は戻っていないのかなという感じはします。あとは、ボールタッチの面も相手の前で晒してしまって、まだまだ自分の思い通りにはできてないので、そういう面で無駄な体力を使ったという感じはありました。

Q:確かにちょっとトラップ長くなるのは感じましたが、それでもキープしてましたが。
A:取られたくはないので体を張るんですが、そうすると疲れてしまって息が上がってしまって仕掛けに入れないというところもあったので。

Q:得点以外にも決定機を作ってましたが、点を取れそうな気配は?
A:前半を見た感じでは、コンパクトに守ってくるチームだという感じがしたんですが、真ん中の方が空いてましたし、センターバックも簡単に崩せるということは感じていたので、出た時は岸との連携で崩せたと思ったので、そこを落ち着いてやれば入るとは思っていました。

Q:得点の場面は?
A:前を向いて、最初はパスも考えていたんですが、相手の動きを見たらコースが空いたので、自分で行った方がいいと思って。その前にも一本同じような感じがあって、その時はドリブルで詰まってしまってたので。それで次の時は行けるかなと思って行きました。

Q:クラブユースで残念な結果だったけど、そこからの切り替えはチームとしてできてますか?
A:自分はクラブユースはあまり出られてないので、最後には出ましたが、負けて悔しい思いはしたので、その分自分が出たらしっかりとプレーで返したいと思っていました。チーム全体としても夏は出られなかったんですが、そこの切り替えをしっかりして、プリンスでしっかりチームとして向いているのかなと思っています。

Q:脇坂(泰斗)くんが左サイドをえぐってシュートした場面がありましたが、あそこはパスが欲しかったのでは?
A:欲しいというのはありましたが、自分も逆の立場だったら打ってたかもしれないですし仕方ないと思います。


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