8日に行われた第38回全日本少年サッカー大会東京都中央大会の最終日は、準決勝2試合に引き続き、バディSC対FC PROUDOが対戦した3位決定戦が行われバディSCが3位に。また、FCボノス対横河武蔵野FCによる決勝戦は、横河武蔵野FCがFCボノスを圧倒し、8−0で勝利して全国への切符を手にした。
試合は立ち上がりから横河武蔵野FCが一方的に攻める展開で、開始2分に#10福崎伶青選手の先制点が決まると、そこからゴールドラッシュがスタート。前半だけで5点を奪った横河武蔵野は、後半も攻め手を緩めずに3点を追加し、結局8−0で勝利する事となった。
圧倒的な力の差が生じた主因は、局面での1対1の強さである。横河武蔵野FCは1対1で積極的に仕掛ける#11角昂志郎選手、#7斉藤将成選手を中心に攻撃を組み立てる一方、ボノスボールに対して鋭くプレスを掛けて相手を自由にさせなかった。
改めて後述するが、JFAが課題としているという4本のパスを繋ぐという課題に対し、東京都大会出場チームのほとんどは1試合中に4回程度にとどまっていたが、横河武蔵野に関しては、それが10回以上成功していたという。
ちなみに4本のパスを連続させるとどうなるかというと、ほとんどの場合シュートでプレーを終えるか、シュートにまではいたらずとも意図して相手を崩せているのだという。
個人戦術、グループ戦術の両面で高いレベルを見せた横河武蔵野の勝利は、ある意味必然的なものだったとも言える。
なお、以下は技術部からの大会総評である。
語られたのは「課題と成果について」。
東京都サッカー協会は、JFAが打ち出しているJapan's Wayに従って評価。
すなわち、「どんな選手になってほしいのか」という観点だったとのこと。
その結果、技術的な課題として3点を抽出し、それが伝えられた。
1番2番については、オフザボールの動きということ。ボールを持っていない時に、プレーにどう関わるのかが大事になる。その点、横河武蔵野の選手たちは、ボールが無いところで顔を動かしていた。
3番については、スローイン、GKの攻撃参加につながる。去年これは課題として掲げていたが、全体の傾向として、スローイン、ゴールキックについて、多くのチームがマイボールにできる率が50%を切っていた。
その中で4位になったPROUDOはGKの高橋駿介選手が中心となり攻撃に関わろうとしていた。
大会全体を通したポゼッションに関しては、JFAが言っているが、パス連続成功4本以上で分析した。これについては各チームとも1試合中に4回程度にとどまっていた。ちなみに4本つながるとどうなるかというと、殆どの場合シュートまでプレーを続けられることになる。シュートに至らずとも意図的に相手を崩せる。だからこそ、状況を判断する力をつけてほしい。
横河武蔵野に関しては、各試合とも4本連続のパスを10回以上成功していた。しっかりと状況を見て判断ができていた。
他のチームもぜひ、精度を高めてほしい。
ーー
とのことで、大会全体を分析しそれに対する総評を述べて今後の技術向上を促した。
ちなみにこの技術部の方は、全日本少年サッカー大会に出場する横河武蔵野にエールを送りつつ、味スタで行われていた大島優子の引退コンサートを引き合いに出し「となりのAKBの熱気に負けない素晴らしい試合をありがとうございました」とスピーチを締めくくった。いい締めでした(笑)。
3位決定戦
試合は立ち上がりから横河武蔵野FCが一方的に攻める展開で、開始2分に#10福崎伶青選手の先制点が決まると、そこからゴールドラッシュがスタート。前半だけで5点を奪った横河武蔵野は、後半も攻め手を緩めずに3点を追加し、結局8−0で勝利する事となった。
圧倒的な力の差が生じた主因は、局面での1対1の強さである。横河武蔵野FCは1対1で積極的に仕掛ける#11角昂志郎選手、#7斉藤将成選手を中心に攻撃を組み立てる一方、ボノスボールに対して鋭くプレスを掛けて相手を自由にさせなかった。
改めて後述するが、JFAが課題としているという4本のパスを繋ぐという課題に対し、東京都大会出場チームのほとんどは1試合中に4回程度にとどまっていたが、横河武蔵野に関しては、それが10回以上成功していたという。
ちなみに4本のパスを連続させるとどうなるかというと、ほとんどの場合シュートでプレーを終えるか、シュートにまではいたらずとも意図して相手を崩せているのだという。
個人戦術、グループ戦術の両面で高いレベルを見せた横河武蔵野の勝利は、ある意味必然的なものだったとも言える。
なお、以下は技術部からの大会総評である。
語られたのは「課題と成果について」。
東京都サッカー協会は、JFAが打ち出しているJapan's Wayに従って評価。
すなわち、「どんな選手になってほしいのか」という観点だったとのこと。
その結果、技術的な課題として3点を抽出し、それが伝えられた。
1 見て判断する
2 見て判断した情報を元に、状況に応じてプレーする。すなわち、判断を伴ったテクニックの発揮
3 個人が攻守に関わり続ける
1番2番については、オフザボールの動きということ。ボールを持っていない時に、プレーにどう関わるのかが大事になる。その点、横河武蔵野の選手たちは、ボールが無いところで顔を動かしていた。
3番については、スローイン、GKの攻撃参加につながる。去年これは課題として掲げていたが、全体の傾向として、スローイン、ゴールキックについて、多くのチームがマイボールにできる率が50%を切っていた。
その中で4位になったPROUDOはGKの高橋駿介選手が中心となり攻撃に関わろうとしていた。
大会全体を通したポゼッションに関しては、JFAが言っているが、パス連続成功4本以上で分析した。これについては各チームとも1試合中に4回程度にとどまっていた。ちなみに4本つながるとどうなるかというと、殆どの場合シュートまでプレーを続けられることになる。シュートに至らずとも意図的に相手を崩せる。だからこそ、状況を判断する力をつけてほしい。
横河武蔵野に関しては、各試合とも4本連続のパスを10回以上成功していた。しっかりと状況を見て判断ができていた。
他のチームもぜひ、精度を高めてほしい。
ーー
とのことで、大会全体を分析しそれに対する総評を述べて今後の技術向上を促した。
ちなみにこの技術部の方は、全日本少年サッカー大会に出場する横河武蔵野にエールを送りつつ、味スタで行われていた大島優子の引退コンサートを引き合いに出し「となりのAKBの熱気に負けない素晴らしい試合をありがとうございました」とスピーチを締めくくった。いい締めでした(笑)。
3位決定戦
PROUDOの#10間瀬秀晟くんのドリブルが凄かった
ファール気味のディフェンスを耐えて、ボールを前に運び、局面の打開を図った
決勝戦
横河武蔵野FC
決勝戦
FCボノス
決勝戦を吹く審判団
ハーフタイムでの、監督からの指示を聞く選手たち。
この前に、選手たちは自分たちで意見を言い合っていた
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