関東1部リーグを初制覇して臨んだインカレで、決勝に進出した専修大学の源平貴久監督の準決勝後のコメントです。今季が始まる際、2部落ちを覚悟しなければならないようなチーム状態だったというような事が語られています。
源平監督は、川崎フロンターレの高畠勉元監督と富士通時代に2年ほどプレーする期間が重なっており、その高畠氏や知己である川崎フロンターレU12の高崎康嗣監督が西が丘に駆けつけていた。
ちなみにインカレ決勝は平成24 年1 月5 日(木)、国立競技場にて専修大学vs明治大学の間で14:00キックオフ。また、インカレ女子の決勝は男子に先立ち11時半からのキックオフとなっています。
女子決勝の対戦カードは、平成24年1月3日に西が丘で行われる準決勝によって決定。11時から吉備国際大学vs日本体育大学。同じく西が丘で14時から大阪体育大学vs神奈川大学の間で行われます。
◯源平貴久監督
ここ3試合、前半の早い時間帯に点をとれている。ただ、クロスのヘディングが早くに決まり、楽な方にながされてしまって前半はダメでした。
大西(佑亮)が競り負けなくなってきているのもあって、(長いボールを蹴りがちになり)内容の悪さになっている。ただ、後半はボールを繋げられるようになりました。
中京はもうちょっとベタ引きしてくるかと思いましたが、前に出てきてくれてやりやすいところはありました。
(3枚の交代は)イエローなどもありましたし。相手が9番(藤牧祥吾)を代えてくれたのは助かりました。
(決勝の明治について)向こうが上だと思っています。
(代が変わりチーム力の低下が懸念されるシーズン頭に)手をつないで「やれるんだ」という事を言い合うようにしはじめました。自己肯定というやつです。ここまでの成績は全員がはじめての経験。インカレもはじめて。トーナメントで緊張感もあり、そこをほぐして迎えたいと思います。
(中1日の日程について)それでも走れる選手たちだった。心配はしていませんでした。
(中京大の平均身長は180cmを超えていたが)もともと高さ対策は考えていませんでした。うちは、サッカーは高さではないと思っているので。ただ、正直今日は足の長さを感じていました。
決定機は1本、2本ある。そこでもう一つ崩しに行けていたら良かった。ゴール前に選択肢が少なかった。
明治とは前期に0−4でやられました。ただ、後期は対策を取ったこともあり、5−2で勝てた。決勝をどうするのかはこれから考えたいです。
相手のGK(高木駿→川崎内定)はミスが無いですしフィードはいい。ディフェンスを動かせる。明治の堅いディフェンスをどうにかしたいです。
(レフェリーのジャッジに対してベンチを飛び出す場面もありましたが)今日はテンションが高かったですね。あれは西ヶ谷くんに言ったつもりです。ぼくらの代と西ヶ谷や望月の代とは仲がいいので。
関塚さん、高畠さんのフロンターレの流れを継承してやろうという事で作っています。 選手たちは、ACL対策として(休ませたりして紅白戦に出られる)選手が足りない時に貸し出すような関係でしたね。
去年の4年生にJ2に入った選手が4人いるんですが、彼らから入れ替わり選手たちに自信がなかった。そこで4年生が言い出して手をつないで「俺達はできる!」と3回言うようになった。そうやって自己肯定する事で、チームに自信がつくようになった。後で澤(穂希)さんの本のキャッチフレーズを新聞などで見たら「私はできる」というものになっていて、そういうものなのだなと思いました。そう言い続けることで、自分にもチームメイトにも信頼感が出てくるところがあるんですね。
うちの子は自己表現が下手な選手が多い。でも技術はしっかりしているので、メンタルを変えれば変わるということですかね。最初は岩にしがみついてでも残留しようと考えるようなレベルでした。そういう意味では今年の成績は僕の想像以上です。
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