高千穂町の市街地からは少々離れた場所に位置する神社で、延岡方面から入る際はこちらに先に立ち寄った方がいいだろう。駐車場の入口に警備員がおりハイシーズンはかなり込み合うことが予想される。
大きな鳥居から境内に入ると岩戸川に沿った高台にある事がすぐに分かるはず。
なお、ご神体である天岩戸を臨むことのできる遥拝所には、神職の案内で行くことが可能。お守りやお札などを頒布している社務所でお願いすればいい。ただし今回は時間がなかったため涙を飲んだ。基本的に無料だとのこと。
西本宮の拝殿。
西本宮の拝殿から500mほど岩戸川を登ったところに天安河原という場所がある。天照大御神が天岩戸に隠れた際に八百万の神が集まってどうするのか相談した場所と言われている。西本宮にお参りし、そのまま奥まで行き当たると、そのまま公道に出る。そこからしばらく歩くと、参道に。川沿いに整備された参道を遡っていくと、河原の所々に石を積み上げた風景が現れてくる。これは石を積み上げながら願をかけるという風習によるものだが、石の寒々しさと、その石が積み重ねられた風景に若干の怖さを感じてしまう風景である。この参道の終わりにあるのが仰慕窟(ぎょうぼがいわや)と呼ばれる洞窟。一面の石積みの中に天安河原宮がある。ちなみに主祭神は思兼神ではあるのだが、さらに八百万神が祀られており、ある意味日本最強の神社だとも言える。
境内にある灯篭にはふくろうの彫刻と共に「道中安全」という文字が彫られていた。
天安河原
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