川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

http://jamaica-gleaner.com/という新聞のWeb版に鈴木武蔵くんの原稿が掲載されていたのでざっくりと訳してみました。よく分からない表現もあり日本語がこなれていない所はすみません。


原文はこちら→Born in Jamaica, playing for Japan - Sports - Jamaica Gleaner - Monday | June 20, 2011

ジャマイカで生まれ、日本のために戦う

彼の名前はプロフィールに適合しています。しかし、彼の黒い肌と明るい黄色いブーツは、鈴木武蔵のルーツがおそらくは日本よりも深いところにある事をほのめかしています。

彼は土曜日のU17ワールドカップにおいて、母であるマリコさんを前に、ユニバーシタリオ・スタジアムでジャマイカを相手に対戦し、この日のために聞いてきた多くのものを確認した。

「彼はジャマイカで生まれた」と彼女は言う。

間違いなく、ジャマイカは武蔵の才能を使うことができた。彼は彼が選択したホームのために後半から出場すると、1−0で日本が勝利した試合に直ちにインパクトを与えた。背が高く、ほっそりとして素早い彼は、ジャマイカの守備陣の背後を何度も奪い、得点に近づいた。

忠誠

マリコによると、彼女は1989年にジャマイカを訪れ、ツアーガイドをしつつレストランで働いていたという。武蔵はジャマイカ代表に対して関心を示さなかったという。彼女は息子がモンテゴベイのセントジェームス小学校に2年間通った後、6歳になったときに共に日本に戻った。それにより、武蔵は英語とパトワ(フランス語の方言)を喋った。彼はその後12歳になるまで何度かジャマイカを訪れている。しかし16歳になった今、彼の忠誠心がどこにあるのかは明確です。

「彼は純粋な日本人です」とマリコ。「彼は英語をしゃべりません。彼は英語を少しだけしゃべりますが、彼の気持ちは日本にあります。彼はジャマイカ人としての全てを忘れています」

武蔵のジャマイカ人の父親であるロベルト・ハミルトンでさえ、彼の息子はこのワールドカップで日本のために戦うと言います。

「私たちは彼に連絡していません」と2年ごとにジャマイカを訪れ、現地に家を持つマリコは話した。

ジャマイカの遺伝子

彼のジャマイカの遺伝子は、彼のスピードと運動能力を説明するのに役立つかもしれないが、武蔵のサッカー選手としての成長はまったくもって日本でのもの。ジャマイカでは、重要な要素が欠落しており、少年は興味を示さなかったのである。

東京から100kmの所にある群馬県出身のマリコは「そこにはサッカーボールは全く有りませんでした」という。「学校には何もなく、彼はよくペットボトルや缶を蹴っていました」

日本に到着したとき、それらは変わりました。7歳の武蔵は、母にサッカーがしたいと話しました。マリコはサッカーママになることが煩わしかったので熱中することはなく、一緒に行くことはなかった。

「だから小学校のクラブに入れさせたんです」と話し「彼にそこでプレーさせました」

今日、武蔵は日本の輝ける若い才能の一人です。マリコは彼を支援していますが、彼女は本当は納得していません。

彼女は「私はなぜ彼が選ばれたか分からないんです」と笑いながら話す。「たぶん身長が高いからです」

武蔵には、ジャマイカで生まれたショウという弟がいます。彼もサッカーを楽しみ、兄のプレーを見に来ています。マリコは時々彼らに生まれた場所のことを話しますが、どちらかがレゲエボーイズとしてプレーしたいとは思っていません。

「そうは思いません」と彼女。

しかし、マリコはジャマイカと対戦する武蔵の反応がよくわかりません。

「彼は特別なことはなにも言いませんでした」と彼女。「ただ、たぶん彼の心は日本とジャマイカの間にあるとおもいます」


初めての方も、何度かお越しいただいている方も「ふっとぼうず」を訪れていただいてありがとうございます。もしこのブログを気に入ってもらえましたらRSSフィーダの登録をお願いします。簡単に更新情報を受け取れるようになります。また江藤高志のツイッターアカウントもありますので、合わせて登録していただければと思います。

0 コメント:

コメントを投稿

top