概略と注意点
大分県別府市でフットボールカンファレンスが開催されている。98年からスタートしたフットボールカンファレンスは今回で7回目。今回はワールドカップ南アフリカ大会直後という事もあり『2010FIFA ワールドカップ南アフリカ・テクニカルスタディ』がテーマとなった興味深い集まりとなっている。
なお、講演の最中にリアルタイムで文字に起こしたため、どうしても一定の範囲で言葉が抜けている。ただし、文意自体は大外ししておらず、またそうするためにある程度言葉を丸めてお伝えする。
100%完璧な状態でのテキスト化ではないという点をご了承していただければと思う。また、何らかの問題が生じた際の責任は、江藤が負うものとする。
田嶋幸三
◯ワールドカップが基準とすべき大会である。
何が通用して何が通用しなかったのか。
指導のヒントになればと思います。飽くまでも世界基準。子供たちの中で世界基準でやりましょうということ。
2015,2050年に向けて、世界をスタンダードにした強化策の推進。
各カテゴリー世界大会→分析・評価→課題の抽出・克服のシナリオ→(書き取れず)→各カテゴリー世界大会(以下循環)
日本が出ていようがいなくても、それを評価
様々な角度から分析→育成への示唆
基準のひとつがJFA、UEFA、FIFAのテクニカルレポート。カンファレンス中にテクニカルレポートを特別に販売できます。
代表チームの経験、分析→日本全体で共有、日々の実践へ
それを日々の練習に工夫してほしい。
最初は模倣は仕方ない。そこから枝葉をつけるのは皆さんの力。
三位一体+普及
代表チーム、指導者育成、ユース育成
真ん中に普及がある
2006年にはいい成績を残せなかった。ただしゴールデン・エイジ以降の世代からまた新しい選手が出てきた。それはみなさんが努力したからだと思います。アジア杯にも新しい選手が出てきています。また、アジアの中で、ヨーロッパでプレーする選手を最も多く輩出する国になりつつあります。それは三位一体の活動のおかげ。
◯課題克服のためのフィードバック
短期→代表チーム、ユース
中期→ユース、指導者育成
長期→普及、指導者育成、ユース、代表チーム
一貫指導は、まずは幹の共有があり、枝葉はみなさんになる。
昔はスタイルが違っていましたが、今はヨーロッパのスタイルがひとつに収束しつつある。その幹を共有するのが大事。具体的にはこのカンファレンスで見てほしい。
今回、受講希望の250人以上の方をお断りしました。そして、この情熱があるから支えられている。63000人以上がコーチ登録しています。そしてそれが我々を押し上げているパワーだと思います。これなくして日本の活躍はありえません。そしてプレーヤーズファースト。選手にとって何が必要なのかを考えようという事です。
先ほどジムから言われました、2005年宣言。これはミッションステートメントだと思います。迷いが出たときに読み返すことにしています。理念、ビジョン、2015年、2050年の約束。それを忘れたら行く方向を見失ってしまう。
◯サッカーの持つパワー、社会的影響力、責任。
指導者育成、そしてみなさんが子供たちを教えることが社会貢献だと思っています。そして代表チームが頑張ることが社会貢献だと思っています。その責任を果たせるようにしっかり活動して期待と思います。
◯リスペクト
「大切に思うこと」
仲間、相手、指導者、審判、観客、運営、ゲーム、ルール、施設、用具…。
互いに大切に思うこと
こういう気持ちをスポーツから訴えていくことがどれだけ子供の心身の発育に重要かを、それを皆さん忘れないでください。これはUEFAでもやっていることです。これを広めていけたらと思います。
そしてみなさん、サッカー仲間との談義を大いに楽しみましょう。ぜひ、有意義な時間に。皆で実りあるカンファレンスにしましょう。3日間よろしくお願いします。サッカーをピュアに愛しているみなさん。話し合い、別府の温泉に浸かることで癒されると思っています。よろしくお願いします。
川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ
ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。
JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。
今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。
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