星稜は#13前川優太や、#10寺村介が持ち味の個人技を見せて試合を組み立てる。一方の修徳は、#9加藤禅に対するロングボールをおりまぜながら、泥臭いサッカーで攻撃を試みた。
立ち上がりに良さを見せていたのが星稜だとすると、その良さをゴール前で体を張って防いでいたのが修徳だった。固い守備ブロックに対し、星稜はシュートにまでいけずリズムをつかめない。そんな中前半の中頃から修徳がペースを掴む。修徳はシンプルに泥臭く彼らのサッカーをやり続け、その中でもゴール前の狭い局面ではワンタッチパスをつなぐ華麗さを織り交ぜて星稜ゴールを狙った。
修徳の堅守は後半に入っても変わらず。その結果、星稜のシュートは前半1本。後半3本にとどまった。対する修徳が前半7本、後半4本のシュートを記録していることからも、試合展開としては修徳の流れだったといえる。
ペースを掴んでいた修徳は後半52分にドリブルからの仕掛けを持つ#14関秀太を投入するなど攻撃にアクセントを付けようと試みるが、80分を通してゴールすることはできなかった。
0−0のまま突入したPK戦でみせたのが星稜のGK#1近藤大河。試合中はロングボールをハンブルしてあわやゴールかというミスもあった近藤ではあるが、先攻の修徳の一人目
#10田上真伍のPKをキャッチすると、2人目#8池田晃輔、3人目#6久保祐貴のPKを連続セーブ。対する星稜は3人がきっちり決めてPK戦にけりを付けた。
星稜は2試合連続でPK戦勝利。対する修徳は、東京勢として15大会ぶりの国立進出を逃した。
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