そもそもこの講演会は、2012年7月に発生した大分県北部豪雨災害に対する支援事業として行われました。
すでに関心は薄れていますが、未だに被災地は完全には復旧しておらずこの講演会でも女子サッカー選手たちが募金を呼びかけていました。いまでも募金を募るくらいには、被害が残っているということで、ぼくも認識を新たにしましたし、災害被害とその復旧活動を啓蒙するという意味では良かったのかなと思います。
県が行なっていた募金活動自体は終了しているようですが。
ちなみに水害はこんな状態です。
ということで、本編その4です。
◯なでしこビジョンは07年から。
1 サッカーを日本女性のメジャースポーツにする
2 なでしこジャパンを世界のトップクラスにする
3 世界基準の「個」を育成する
当時の登録数は3万7千人。今は4万2千人。5000人増えたのはスゴい。
ドイツはランキング2で80万人。
ランキング1のアメリカは160万人の登録人口がある。
日本のバレーの登録数は55〜6万人。
日本の女子が50万人もやってたらスゴくなる。
ワンバック選手が引退しても、すぐに次の選手が出てくるという環境がアメリカにはある。
澤選手に変わる選手が出てくるといい。
ーー
「なでしこ」らしい選手=日本の女子サッカーが目指す姿
ピッチ外でも中でも重視していること。
→
・ひたむきさ
・明るさ
・芯が強い
・礼儀正しい
これをベースに練習の時にもアプローチしてる。
なでしこらしい選手を育てようと、指導している。
ーー
◯リスペクト 大切に思うこと
サッカーできることのバックグラウンドを考えよう。一人でできている訳ではない。
一人でやっていると考えてしまうと、そこでリセットしてしまうでしょ。
・指導者として、人として オヤジとして
「歩々是道場」
オヤジから聞いた。禅の言葉。
・私の指導者としての原点・夢と出会い
・転校生(4回)/失敗(高校、大学、就職は第1、第2希望に行けず)
・父の背中→従業員を大事にした人だった
・料金取り立て→NTTは第4志望だった。サラリーマン時代の20数年はベースになっている。料金の苦情を受ける、支払いが滞っている人との対応。
→選手との対応につながっている。
→怖い人のところにも取り立てに行く。度胸を据える→W杯での大一番につながる。
・家族
→奥さんは旦那さんをずっと見てくれている。子どもを産んで、半年で風邪をこじらせて2年間大病した。だから、休部した。回復したといっても普通じゃない。我慢しないとと思い、家族と仕事に頑張って、サッカーを諦めてNTT東日本の社長を目指すと言った。
そしたら奥さんに笑われた。サッカーやりたいんでしょ、って背中を押してくれた。
その時に家族と仕事もしてサッカーに喜びを感じた。そして指導者の勉強を始めた。
現役時代にタバコを吸ってたがすぐに辞めた。今でも吸ってない。
ライセンスの勉強を初めて3年後にはS級を取れた。大切にする事がある。
その後、NTT関東のサッカー部の監督に。NTT関東からは、サッカー部は廃部になるという話だった。
だけど、最後のシーズンで頑張った。そしたら、成績がよくなった。結果が出たことで、プロ化しないかと上から言われ、それが大宮アルディージャになった。
そうしたらサッカー協会が女子を見てくれという話につながりました。
その5につづく
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