2012.11.18(日)に京都・西京極で行われるJ1昇格プレーオフ準決勝の京都対大分に向けて、続いては京都のプレスをかいくぐった甲府の攻撃を紹介します。
1 京都が高い位置からプレスを仕掛けます
2 しかし甲府最終ラインは落ち着いてパスを回し、プレスをいなします
3 盛田剛平から佐々木翔にタテパスが入り、局面を打開
4 トラップで前に持ち出しますが、京都の守備が抜け目なく、一度伊東輝悦に下げます
5 伊東輝悦から井澤惇にタテパス
6 手数をかけるうちに京都守備陣が集まって来ました。ここで井澤惇はセーフティーにバックパスを選択
7 バックパスと言うと聞こえは良くないですが、絶対にやってはならないプレーというわけではありません
8 この時点で甲府の選手はサイドを変えようと全体が動き始めます。もちろん、それに従い京都の守備陣もポジションを変えます
9 ちなみに甲府の選手がサイドを変えたかったのは甲府の左サイドに京都の選手が密集していたということもあったものと推測されます
10 井澤惇からのパスを受けた津田琢磨は、素早くタテにパスを入れます
10 右サイドで津田琢磨からのパスを受けた柏好文はターンして前を向きます
11 その柏好文からフェルナンジーニョにタテパスが入ります。小気味良いパスワークでどんどんボールを前に運んでいきます
12 フェルナンジーニョの外側に一人選手が駆け上がっています。手数をかけています
13 すでに甲府の選手の周りには京都の選手たちが集まり始めています。簡単ではない状況となっています
14 前方には京都の選手が立ちはだかっていましたが、ここでフェルナンジーニョはタテパスを選択しこれを通します。
15 フェルナンジーニョはパスを出した後、すぐに前方のスペースに飛び出していきます。連動した、前の選手を追い越す動きです
16 パスを受け取れる姿勢になったフェルナンジーニョにタテパスが入ります。
17 この時、柏好文はすでに前方のスペースへのフリーランニングを開始しています
18 その柏好文の飛び出しを視野に入れたフェルナンジーニョは、ボールをガードしながら前へ向き直します
19 柏好文が追い越していくタイミングでフェルナンジーニョはタテパスを入れます
20 25〜30mを走りぬいた柏好文はフェルナンジーニョのパスのタイミングもあって最終ラインを突破します
21 また中盤の選手たちも彼に追いつけません
22 しかし、京都はチョンウヨンがただ一人、柏好文の前方へのフリーランニングに並走し、フリーでの突破を阻止しました。チョンウヨンの守備は京都を何度も救っています。彼をいかにして外すのかが、大分にとっての大事な要素となりそうです
この場面、甲府が京都の守備陣を破った要素は2つ。
ひとつは、ピッチの幅を大きく使った攻撃を仕掛けたという点。そしてもうひとつが、前の選手を追い越す動きです。特にこの場面の甲府の攻撃は、サイドを変えてからのタテの動きが非常に早かった。これは京都攻略のポイントのひとつとなりそうです。
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