川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

20日は、イタリア戦の悔しさを胸に残しつつ、レシフェからメキシコ戦が行われるベロ・オリゾンテへと移動します。

レシフェ→ベロ・オリゾンテ間は直行便も出ているのですが、手配したタイミングでは便の残りはゼロ。予算や到着時間を考えて、早朝のレシフェを出発し、サンパウロの2つの空港を経由して午後3時前にベロ・オリゾンテに着くというプランで移動を試みました。

当初の予定
早朝6時33分レシフェ発 → 9時45分サンパウロ・Guarulhos国際空港着
乗り継ぎ時間4時間9分の間に、サンパウロの2つの空港を移動。
13時54分サンパウロ・Congonhas空港発 → 14時58分・ベロ・オリゾンテ着
行程8時間25分
このプランで一番のネックは、サンパウロ市内でのバスの乗り継ぎです。これがうまくいくのかが気がかりでした。

前日、ホテルの受付にて「翌朝4時30分にタクシーを1台手配してほしい」旨伝えていたのですが、いざとなれば呼んでもらえばいいかなとも思い、すこしダラダラと4時半を過ぎて準備を続けていました。
すると内線が。フロントから「タクシーが着いたよ」との連絡でした。

意外とちゃんとしてるぞ、ブラジル。



ということで、4時半過ぎにホテルを出発。早朝のレシフェは道も空いており、順調に空港へ。5時ごろに到着するとそのままチェックインカウンターへ。

事前にWebチェックインしてれば、そのまま無人発券機にて搭乗券を発券しセキュリティゲートへと進めばいいのですが、手荷物を預ける場合はチェックインカウンターの行列に並ばなければなりません。

ぼくはコロコロひとつと、ゲーフラ旗竿を預けました。

早朝のレシフェ空港。




こちらのゲートから出発です。

機内食


ふと座席前にある机を見ると

TOMADA PARA LAPTOP SOB O DESCANSA-BRACO ENTRE POLTRONAS
POWER OUTLETS UNDER THE ARMREST BETWEEN SEATS

との表記が。

同じ文章をポルトガル語と英語で併記してあるのですが、
それでアームレストの下をみてみると実際に電源がありました。

スゴいぞ、TAM航空。
ちなみにエアバス社のA321のようです。

サンパウロ空港到着 10時10分
ちょっとかっこいい黒バスで空港の建物へ。


手荷物がなかなか出てこず、10時50分ごろにようやく受け取れました。

この空港はサンパウロ・Guarulhos国際空港で、ベロ・オリゾンテへは、サンパウロ・Congonhas空港へと移動し、搭乗時間である13時14分までに手荷物を預けてセキュリティゲートを通過し、搭乗ゲート前にいなければなりません。

そのための空港間移動はタクシーが一番なのかもしれませんが、お金は掛けられません。
そこで、困ったときのインフォメーションということで聞いてみました。

聞くときに、乗り換えの航空券を見せ、サンパウロのCongonhas空港に行きたい旨を伝えるとバスがあるとのこと。

「インフォメーションの脇から入り口を出て、目の前にある横断歩道を渡り右折した先」だと言います

この写真でいうと、左手奥に横断歩道があります。これを渡って右に進みます。

横断歩道を渡ってすぐのところにいた係員らしき男性に話を聞くと「時計があるだろ。あれの3つ目の下だよ」と教えてくれました。

男性が言っていたのは、上からぶら下がっている時計のことです。
ぱっと見た目、視界の中には2つしか時計は見えなかったのですが、男性の言葉を信じて歩いて行くと3つ目が見えて来ました。

特別、行き先が書かれているわけではないですが、このバスがそのようです。

列の催行日のおばちゃんに話を聞きましたが「わからない」と。そこで列を離れようとすると、荷物をトランクに詰め込んでいた真ん中の男性が「ちょっと待て、チケットを見せてみろ」との仕草をします。そこで、チケットを見せると「このバスだ」と。

そこで荷物を預け、バス停を見ると「TAM BUS」と書かれています。
これはサンパウロの空港間で運行しているTAM航空のバスだという事がわかりました。

バスの扉にはこんな文章が掲示されてます。読めませんが(クリックするとちょっと大きくなります)。

ということで、出発5分くらいまえの非常にいいタイミングでTAM航空が運行するサンパウロの空港間移動バスに乗ることができました。

行程は1時間ほどでした。

こちらが降車した場所。



空港に入ります。

心配になるくらい長い距離を歩いてチェックインカウンターに。結構ガラガラでした。
荷物を預ける際に、ゲーフラの旗竿についてしつこく聞かれましたが「flagだ」との説明を続けて納得してもらいました。この際に「搭乗時間は多分変わるよ。案内を見てて」と言われました。この時は「少し遅れるのかな」という程度にしか思っていませんでした。

乗り換えの時間を利用して昼食を取ります。空港なだけに、高かったです。


こちらがサンパウロ・Congonhas空港にある郵便局。実家に絵葉書を送りました。いくらの切手だったか、忘れましたがそんなに高くはないです。

搭乗時間は13時14分ということで、12時59分にセキュリティゲートをくぐり、念のため発着案内を見たところ、当初乗る予定だったTAM JJ3220がキャンセルに。

時間の変更は覚悟していたものの、まさかキャンセルになるとまでは思ってませんでした。
泡を食って空港の職員にTAM航空のカウンターの場所を聞き、職員にキャンセルの話をすると「JJ3222という便に変更になった。搭乗時間は14時半ごろだ」と説明を受ける。ついでにゲートは多分1番になると。航空券はどうするのか聞くと「そのままでいい」といいます。そう言うならそうなんだろうと、1番ゲートに移動して待っていると、JJ3222の前に1便、違う行き先の飛行機が出て行きました。でも、表示はJJ3222のまま。ブラジルの国内旅行はかなり高いスキルが要求されそうです。

そんなこんなで、JJ3222便に乗れたのが15時過ぎでした。
ちなみに搭乗券は、JJ3220のまま。ゲートの係員に「このチケットのままでいいのか」と聞くと「OK」だといいます。ただし、「座席はフリーだから空いているところに適当に座ってね」と。そんなんありか、と思いつつ、乗り込みました。

かなり適当だぞ、TAM航空。

液体の持ち込みもゆるゆるだし、こりゃテロで爆破されてもおかしくない。

ということでまとめると、当初の便は13時14分に搭乗予定でしたがキャンセル。振替便の搭乗時間の予定が当初は14時半で、実際に乗れたのが15時過ぎ。まさか1時間45分も遅れるとは思ってませんでした。

ブラジルではなんでもありってことで、心の準備はしておきましょう。

今回の飛行機での軽食はこちら。

そんなこんなでベロ・オリゾンテには16時47分に到着。

バゲッジクレームにて少々原稿を打って、17時30分ごろにタクシーカウンターに移動して、ホテルまでのチケットを購入しました。

担当してくれたアナルイザさんにはJsGOALのゲーフラ企画に登場してもらいました。
http://www.jsgoal.jp/photo/00115700/00115797.html

空港からホテルに向かうタクシーのドライバーは、レオさん。片言の英語を使うレオさんと、辞書を引きつつ調べた単語でポルトガル語を使うぼくとで、なんとかコミュニケーションを取りながら移動しました。当初は45分と言われていたホテルまでの時間は、結局1時間をオーバー。ホテルに着いたのは18時45分ごろでした。まさかの14時間あまりの移動となってしまいました。

今回泊まったのはこちらのホテル。

受付の女性がキビキビしてて気持ちいです。

バス・トイレはこんな感じ。バスタブはありません。歯磨きセット、シャンプー、リンスもないです。

ホテル前の通りを少しだけ歩きましたが良いレストランを見つけられなかったので、屋台の串焼きを買うことにしました。1本2レアルのものを2本買いました。

ベロ・オリゾンテは夜になっても人で賑わっていました。この写真の大勢の人は、バス待ちの人たちです。

スーパーマーケットにて、レオオススメのSKOLビールと赤ワインと、オイルサーディンと思しき缶詰を買い部屋に戻りました。

オイルサーディンだと思っていた缶詰は、イワシのトマト煮で、少々残念でした。

長い一日だった事もあり、すぐに寝落ちしてしまいました。

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