川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。


前半1分の失点という劣勢を90分後に跳ね返し、逆転で優勝した市立船橋の試合後の選手のコメントです。

攻撃に出た後半に、鋭いカウンターを何度となく跳ね返したNo3:種岡岐将選手に市船イズムについて聞いた所、

「それは伝統ですかね。ぼくたちは普通の高校生とは違って背負うものが違うので、先輩方が築きあげてきた伝統を背負っている。そういう気持ちが出るんだと思います」と話し、目の前の相手と共に伝統と言う名の重圧を背負っていたのだと話してくれたのが印象的でした。

そして、その伝統に彼ら自身が優勝という歴史を刻んだことについて「ここでまた僕達が歴史を築けたのは相当嬉しいです」と素直に喜んでいて、そこが高校生らしくていいなぁと感じました。

目の前の対戦相手とは別に、目には見えないそうしたプレッシャーとの戦いに勝っての市船の戴冠を率直に賞賛したいと思います。市船の皆さん、おめでとうございます。




No10:和泉竜司(市立船橋)
優勝したことが嬉しいです。
(岩渕くんについて)普通の体力とジャンプやキープの体力は違うと思うので、キツイ試合のときは岩渕(竜司)に頼りっぱなしでした。そういう意味では凄い感謝してます。岩渕が頑張ってくれるから、みんなも上がれますし、ワントップの大事な仕事をやってくれていると思います。膝もケガしてますし、万全のコンディションではないはずですが、失うことが多くて、守備でもがんばってくれていたので、自分と岩渕と、菅野でキープしないとまた守備になるとキツイので、3人でボールを収めようとしていました。
2トップが強力なので、カバーの意識を強くしてなるべく上がらず。ときには自分たちもサイドバックが攻撃参加してきたので、そういうのを出したかったんですが相手の特徴を考えた時に今日はそいう場面ではないという話もあったんですが、そうですね、行っちゃって、結果的にいいドリブルで、それでセットプレーも取れました。今日は米塚が久しぶりに上がっていました。キレキレで楽しかったです。負けていたので攻撃的には行きたかったので。しっかりやり切ってくれていたと思います。

最初、セカンドボールを拾われていましたし局面での気持ちで少し負けていたと思いますが、後半に入って自分たちの強さが出ましたし、ホントにみんな強い意志をもって最後までやって、同点に追いつきましたし、いいところを出せたと思います。
(同点は?)正直、チャンスが続いていて決められなくてやばいと思っていたんですが、最後にチームのみんなが諦めないように声をかけていましたし、俺らなら絶対に点をとれるという話をしていて、ホント、うまくこぼれできて体で押し込めて、みんなのおかげです。
(2点目の喜びついては)初戦の長崎日大の時も嬉しくて、スタンドにあがってしまって試合が終わったら怒られました。今日は言われていたんで、ミーティングでも監督に。点を決めた時の喜び方について。コートを出るなと言われてました。あそこはギリセーフです。
進路は明治大学です。いいチームなので、大学のタイトルが取れるチームだと思いますので、最終的に大学選手権で優勝したいです。


No3:種岡岐将選手(市立船橋)
(朝岡監督について)1年目で苦しいこともあったと思いますが、結果を出せて朝岡さんの評価も上がったと思います。
(延長に入る時は?)声を掛けてもらっていました。よく耐えたと。残り20分集中して、お前らならやれるからしっかり守れと。最後はよくやったと抱きついてくれました。ほめられて本当に嬉しかったです。
(市船の)前の選手の最後まで諦めない姿勢を見て、自分もやろうと。岩渕さんなんてケガしてまでやっていますし、自分はここで負けちゃダメだと。信じて、僕達は2失点目をしないようにして守っていました。
(カウンターを食らっていましたよね)ありましたが、守る自信はありました。カバーとチャレンジがしっかりできていましたし、リスク管理できて、ディフェンスもしっかり枚数相手よりもいたんで、怖さはあったんですが点を取られる感じはあまりありませんでした。
(来年3年生になってチャンピオンとして見られます)プレッシャーはありますが、自信を持ってやりたいです。また来年も戻ってきたいです。この気持は優勝したチームでしか味わえないので、これをまた味わうためにまた来年きたいです。
(後半に入ってチーム全体が前に出ていて、その時の指示は?)構えているところがあって、どんどん相手のサッカーを展開されてしまっていた。そこから危ないピンチもあって、そこでもう一度チームのみんなで話をして、前から奪いに行く。サイドではめどころを作る。相手はサイド攻撃が多いチームなので、とりあえずサイドで数的優位を作って、襲いかかろうということで、それが後半にできてきた。
(前に行くという事は裏が手薄になることと裏表ですが)そこでしっかり取りきって、もし変えられても厚みを変えれば、大丈夫なので。
(不安というよりは自信を持っていたと)そうですね。
(サイドバックが上がり始めて)前にサイドバックが抜け出せば、CBがつられたりする。スペースが空くので、そのランニングも大事でした。米塚さんはそれが少なかったんですが、後半は両サイドバックがガンガン上がっていきましたね。そこでリスクが大きくなるので、アンカーとCBで逆のサイドバックとで守り切る。後半は自分たちのサッカーができてよかったです。
(同点ゴールの瞬間は?)ロスタイムで厳しいかなとおもったんですが、キレイなシュートではなかったですが、諦めない気持ちが生んだゴールだっと思います。
決めてくれると信じていましたので、決めてくれた、と思いました。
(逆転ゴールの時は?)延長戦に入るとうちは本当に強い。そこは自信があったので、とってくれると信じていました。やっぱりやってくれました。
(表彰式の時は?)最高でした。あの瞬間が最高でした。ここまでの苦労とかが吹っ飛びました。今まで市船に関係している人たちに感謝の気持ちが出てきました。
(市船イズムは?)市船というと、全員サッカーですよね。一人じゃなくて、みんなが最後までやる。全員が最後まで守備して守って、というサッカーです。
それは伝統ですかね。ぼくたちは普通の高校生とは違って背負うものが違うので、先輩方が築きあげてきた伝統を背負っている。そういう気持ちが出るんだと思います。
ここでまた僕達が歴史を築けたのは相当嬉しいです。

No7:池辺征史選手(市立船橋)
(途中から入って行く時の心境は?)緊張というのが本当に無くて、スタメンで出るよりもどちらかと言うとこれまでの試合もそうですし、関東のプリンスリーグも1年間とおしてあるんですが、その時もずっとぼくは朝岡監督に「お前は切り札だ」と言われていて、ラスト20分、最後の15分のところで仕事をしてくれと言われていたので、この時間帯で出るのはぼくの空気だなと思っていましたし、出たら朝岡監督を胴上げして、出られない奴らのためにも応援してくれているみんなのためにも全力を出さないとダメだと思っていました。
(役割分担として、ここだというのはあったわけですね)ある程度朝岡監督に、試合前に呼ばれて出すからと。お前はうちの切り札だから、忘れるなと。うちはお前というカードを持っているのがでかいと、そういう話をしてくれていました。
ハーフタイムあたりには伝えられていてラスト20分という事は言われていました。ぼくもその時間帯ならフルに走ることもできると思っていました。本当に自分の時間だと思っていました。
 今日は僕も朝言われて、ホントにスタメンで出たかったし出来ることならスタメンで最後までやり通す力が僕にあれば、朝岡監督は間違いなくそうしてくれたと思うんですが、まだ僕にはその力はないですし、でもラスト20分で0−1で負けている状況で、朝岡監督は本当に大事な交代カードだと思うんですが、そこで僕を信用して、ホントに一言「頼むぞ」と言ってくれて。信じていると言ってくれて、ぼくを送り出してくれましたし、そこは本当に嬉しかったですし監督のためにやりきろうと思っていました。
(胴上げした心境は?)重たかったです。でも、監督からもらったことはたくさんありますし、この1年間でホントに僕も人間として、朝岡監督はいつも人間力を大事にしろと話をしてて、こういう接戦で負けるのって、実力の差がない中で、コテ先のテクニックではなくて、人間としての実力、人間力が1点、2点を分けるぞとずっと昔から言っていて、そういうこともあって朝岡監督は本当に尊敬していますし、胴上げする時は精一杯胴上げするだけです。
(ソッチの方が疲れたのでは?)途中交代なのに、ソッチの方が疲れました(笑)。
(同点ゴールの瞬間は?)うちは、CKの練習している時も4本とか5本に1点は取っていたので、あれだけセットプレーがあれば確実に1点。下手すれば最後に1点取れるだろいうというのはありましたので、セットプレーはうちの大きな武器だなと思っていたので、セットプレーがあれだけ取れたのが大きかったと思います。
(守備的な布陣でしたがいつ動くのかなという話は?)それはベンチででも話していました。みんな固かったですし、あれだけ和泉と菅野と岩渕を置いていて、あれだけ守備的になるのがもったいないですし、菅野は一発のシュートとスピードを持っているし、ボールも持てる選手なのにあれだけ守備をさせるというのはもったいないという話をしていました。もう少しボランチの3枚が和泉と菅野を前に押し出してあげないと、という話はしていました。
朝岡監督は、僕らを信用してくれていて、お前らの攻撃力は一級品だとという、ゴール前の体を張って守る守備と、最後の最後に点を取って勝つところは一級品だという話をしてくれていたので、勝負をかけるならラスト10分、15分という話しをしていたので、本当にそのとおりになったのでさすがだなと思いました。




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