川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ
ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。
JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。
今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。
Kaihori and Kumagai, Japan's penalty stars(海堀と熊谷が日本のPK戦のスターとなった)という記事がFIFA.comに掲載されることからもわかるとおり、海堀あゆみ選手と熊谷紗希選手がPK戦のヒロインとして選ばれるのは妥当だと思います。
海堀選手は1人目のアメリカのボックス、彼女はこの決勝戦を統べたアメリカの中盤の大黒柱で、なでしこは本当に苦しめられました。そのボックス選手のPKを右足一本でストップしてアメリカにプレッシャーを与えました。また、熊谷選手は決めれば優勝というPKを、左斜め上のあのコースに蹴り込む冷静さを見せたという点で想像を絶していました。
サッカーはチームスポーツではあるけれども、PK戦に関しては100%個人競技で、例えばテニスの優勝を決める最後のサーブだったり、優勝を決める、だけど外したらプレーオフに縺れ込むゴルフの最後のパットとか、そういうすごい状況であのコースに決めてしまう。
いやー、ほんとにすごかった。
まあ、熊谷選手はどうやらあのキックの前に自分が置かれていた立場を理解していなかったっぽいんですが(笑)、まあそうだとしても、ああした浮き球を蹴る事がそう簡単なことではないというは、男子日本代表が南アフリカで行ったパラグアイとのPK戦で実証済みですしね。
海堀選手は試合後にFIFA.comに「私たちは世界のトップチームを倒せるという事を証明できました」と話しています。そして「日本は厳しい状況にありますが、日本の人たちを励ましたり、喜びだったりをもたらせたんじゃないかと思います。そしてそれがモチベーションになりました。私たちは日本のために何かをしたいと思っていました。本当に幸せです。信じられませんが、私はいつもそれが現実のものになる日が来ると思っていました」と述べています。
一方の熊谷選手は「人生最良の瞬間です。PKは自信を持って蹴りました。アメリカは私たちに対して2点を奪いましたが、チームメイトはそれを跳ね返してPK戦に突入しました。それは本当にすごいことです」と話しています。
ちなみに浦和レッズレディースに所属していた熊谷選手は、つい最近FFCフランクフルトへの移籍が決定しており「フランクフルトに加入できて嬉しいですし、ここがホームだと感じていなかったので、ここでファンの皆さんにアピールできてよかったです」とも話しています(決勝戦の会場はフランクフルト)。
熊谷選手は、海堀選手のセーブから希望をもらったとも話しており「それが私を勝利を決めるPKに導いたんです」と述べている。要するに、5人目に行く前の熊谷選手のタイミングで決まったのは海堀選手のおかげだという意味ですね。ちなみに確認は取れていませんが、PKの5人目は澤選手だったんでしょう。それはそれで見たかったですが、そこまでもつれてたら心臓が口から飛び出しそうになってたのかもしれません。
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