川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

アメリカ人選手の胸のうち


NewYorkTimesのサッカーブログでは、なでしこジャパンの今大会での活躍の意味と、それを受けたアメリカ人選手の心情について書かれた「As Japan Celebrates, Even the Losers Cheer Inside(日本が祝うように、敗者は心の奥底で応援)」との記事が掲載されています。

なでしこジャパンの今大会の活動は、できるだけ良いプレーをし、できるだけ長く戦い続けることで、3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う原発事故によって被災した人たちに喜びと誇りを伝えたかったのだとNYTでは先週にレポートしていたと言います。

そのレポートを引用したのが以下の部分。

「日本代表チームは、地震と津波の被災者の忍耐からインスピレーションを得ている。そしてこの感動的な結果によって、この国は団結する。それはハリケーン・カトリーナの被害を受けたことで、ニューオリンズ・セインツがスーパーボールに進出したという経験と同じタイプのものであろう」

実際に日本は、佐々木則夫監督が「苦しい時は被災地のことを思おう」と選手たちに伝えたとされています。そして準決勝でスウェーデンを3−1で下した後、佐々木監督は「我々は震災から復興しているところです。被災地にはたくさんの被災者がおられます。勝利という小さいことでも、彼らに勇気や希望を与えることができます」と述べています。そしてそんな彼女たちの旅は、日曜日の決勝戦での勝利によって完結したと続いています。

また、海堀あゆみ選手の被災し苦しむ日本に対して何かをしたかったんだというメッセージを引用する一方で、アメリカ代表選手のコメントによって日本をたたえています。

例えばLauren Cheneyの「日本に脱帽です。彼女たちは母国でそれを必要としている地域に、大きな幸せや、喜びをもたらしました」というコメント。

また、GKのHope Soloは「日本にはいつも敬意を持っていました。そして私はこのチームから何か大きなものを引き出せるものと信じていました。そう思っていたのと同じくらいのことが他のチームにあるとして、それは日本だろうと思っていました。私はとても幸せですし、彼女たちはそれに値したと思います」

MFのCarli Lloydは「もし他の国が優勝するとして、それが日本であって、私は本当に幸せで誇りに思います。心の奥底で、私たちが勝利する運命にあると思っていました。しかし、それはたぶん日本のものだったんだと思います」と述べ、運命論で考えれば日本がより適任だったのだろうとの認識を示しています。

いずれにしても、アメリカ国内でも女子ワールドカップ決勝にまつわる日本と震災についての原稿が出ており、この優勝が日本に団結をもたらしたのだと伝えていて興味深かいです。

そしてそうした崇高な目的に対し理解を示し、日本を賞賛するアメリカ人選手のコメントがまた素晴らしいですね。まさにグッドルーザーだと言えそうです。


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