青森山田対中津東
◯松田雄一監督(中津東)
――開始からマンツーマンでついていたことについて。
「あんまりフォーメーションは変えていないのですが、対面する選手に対してきちっとついていくということでやっていますので、そこのマンツーマンと、動いて行って受け渡しができれば受け渡しということを考えているのですが、生徒の中で、動いて行って受け渡しができなければついていくという形でやっています」
――青森対策?
「青森山田のみではなく、県予選からそうなのですが、配置する選手に対して、選手が、8番に対しては誰がつこう、11番には誰がつこうというような形で自分たちの中で決めてるという状況です」
――先制しました
「粘り強く守備をしておけば、なんとかチャンスはあるということは生徒には言っていたので、そこのところで本当にファーストチャンスでこぼれたところでうまく押し込んでくれましたね」
――GKの負傷交代は?
「セットプレーが超高校級の菊池くんとか大きかったので、他の選手も大きくて強かったので、体を張って久保(政博)がやってくれたんですが、ちょっとそこら辺が接触もありまして、小倉に変わりました。動揺があるかなと思ってたんですが、久保も予選前にもケガで小倉がずっとやっておりましたの、そこは大きな動揺はなかったと思います
――どんな声を掛けたのでしょうか?
「いつもどおり、しっかり頑張れと」
――失点については?
「ロングスローは計算に入れてなくて、あそこまで飛んでくるとはおもってませんでしたので、あれが青森山田の怖さだなというものを感じました」
――小倉くんは予選は?
「新人戦、インターハイは小倉で出ていて、久保がケガを持っているところがありまして、夏以降は久保が選手権を出て行ったんですが、それ以前は小倉が出ておりました」
――久保君の状態は?
「ちょっとまだ見てないですが、肋のところぐらいに入ったということしか受けてません。でも選手をみんな迎え入れた状況なので、様子を見てみます」
――PK戦のメンバーの選び方は?
「PKで自信のある奴は手を上げろと。自信の無いやつ手を上げろということで自信のある選手から蹴らせました」
――自信の無い選手はいたんですか?
「居ました(笑)」
――PK戦では小倉くんが2本止めましたが。
「そうですね。PKは結構久保よりは小倉の方が強いのでそこは本当に、春先にもミズノカップというものをやっているんですが、その大会でも優勝した際にはPK、PKが続いたのですが、小倉で勝ち上がっていったという事はありました。PK、行けるよ、ということは生徒たちで声掛けしてました」
――2回戦ですが。
「青森山田と対戦して、1勝ということしか考えていませんでしたので、これから対戦相手等見ながら体のケアをしながら中津東の歴史を変えていきたいと思います」
――3年連続出場ですが、そこで得点できて勝てたということで変わったことは?
「今の3年生が1年の頃からこうやってチャンスをもらって、キャプテンの山本は1年生の時から出てましたので、3年間の積み上げをやってきたので、そういった思いの中でずっと1年間全国で1勝というものはブレずにキャプテンがブレずにやってくれました」
――チームの成長を感じられた所は?
「青森山田戦にしても個の1対1で剥がされないようにしっかりマンマークで頑張るぞというところは、すごく。去年の市船戦でも良いゲームをして最後にセットプレーでやられたんですが、比較的そういうところはやっぱ、自信を持ってたという事はあります。やってみなければわからないことなんですが」
――マンツーマンからの速攻にこだわる理由は?
「うちの選手たちが全国のレベルになると、すごくそういう面で守備から入っていこうという伝統がありますが、毎年キャプテンが変わるたびにチームスタイルというのは自分たちで話をさせてます。それで今年も堅守速攻ということをテーマにあげて固い守りからマンツーマンとか、カバーとかのまもりから速攻をしようというのは生徒たちが決めたテーマを貫いてきたということです」
◯黒田剛監督(青森山田)
――3年連続でPK戦という事になりましたが、試合を振り返っていかがでしたか?
「先制されるという展開。一瞬の隙とか、やるべきことの徹底度とか、そんなものがやっぱりちょっと甘さが出るというか一歩足りないというか。そんなのが毎年毎年同じような反省点になるんだけど、本当の選手権の怖さというか、一発勝負のそういう怖さをどのように選手に伝えていくのか、凄く難しいんだろうけど、なんか気持ち的に受けて立ったりだとか、それからこれは最後決定的な仕事なんていうのは水物でもあるので一概には言えないですが、でもちょっとした固さとか、そういったものが出たという気がしました。立ち上がりから非常に硬いゲームでしたね。そういうメンタルコントロールも含めての強さだということだと思うので、そういう意味ではこのトーナメントというものに対する戦い方が彼らのメンタリティの中ではちょっとうまく機能しなかったかなという気はします」
――マンツーマンで守ってくる相手との難しさはありましたか?
「粘り強く来られたということですよね。スペースもほとんど消されていたので、ちょっと正直難しい試合ではありましたが、そんな時に個でポンと崩せるような、一人で切り崩していけるような、FWがいればまた違うんでしょうが、なかなかそういったタイプの選手がいるわけではないので。大きい特徴もないチームでしたが、今年はプレミアになんとか残留しようという話で、一人ひとりがそんなにすごいわけではないですし、スター選手がいるわけでもないんですが、そこの最終目標のところはなんとか達成させた所はあったんですが、やはりこの選手権の難しさというところですかね。良い準備はしてきたんですが、やっぱりケガも出たり、WUの時も7番の山下が腰を痛めたりとか、なんか最後の最後までアクシデントがあるのが選手権ですし、ちょっとなんていうでしょうかね。去年もそれなりに勝負できるんだと思うんですが、こういうチームとやったことがないので、凄くやりにくかったというのはありますね」
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