川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

2012シーズン JFA Media Conference on Refereeing


3月1日にJFAハウスにて、2012シーズン JFA Media Conference on Refereeingが行われました。

これは2012年シーズンのJのレフェリングについてのスタンダード(基準というような意味)を解説するものとなります。

一昨年は手のファールについての適正化。昨年のノーマルフットボールコンタクトを認めるという変更がありましたが、今年の最も大きい変更点がユニフォームの裾出しに対する注意が消えるということでしょう。これは3月3日のゼロックススーパーカップから適用されるそうで、アクチュアルプレーイングタイムが増えることが期待されます。

ということで、そういう話がでた2012シーズン JFA Media Conference on Refereeingについて、簡単なレポートです。



松崎康弘審判委員長

一昨年、手のファールをきちんと取ろうという事にしたら、最初は混乱しました。ただ、その後ゴール前のファールが少なくなりました。
去年はノーマルフットボールコンタクトは認めようと。倒れても正当なものであれば笛を吹かないようにしようと。
それが選手にはファールがあっても頑張れるならがんばろうというメッセージになったと思います。

結果的に昨季はFKがJ1で7%減少。J2は5%減少と大幅に減少しました。
1994年には1試合平均で47のファールがあったんですが、2011年は平均で31にまで減りました。
退場も減っていて、J1では47が37に減りました。
そうした傾向もあり、J1は反則金を払うチームがなくなりました。
警告もなくなってきましたし、安全になってきました。

その一方で、反スポーツ的ファールが増えました。警告数は多少増えています。J2で多少増えて、J1で減っています。

ホールディング。
止めなければチャンスになるような場面。
シミュレーション。遅延。異議も増えた。
選手が少し考えていただけば、これは減ると思います。

アクチュアルプレーイングタイムは増えていません。
これは何が原因かというと、異議だったり反則での対応が増えたのかなと?
FKやGKからの再開が遅いのもあるのかもしれません。

FKをきちんとやろう(ポイントに制止させる)という話や。スローインをちゃんとやろう(頭の上を通過させる)と。これはよくなりました。

また、3月3日のゼロックススーパーカップからになりますが。シャツ裾出しが変わります。
これはマナーの問題、身だしなみの問題で、レフェリーが注意していました。
ただ、世界ではやっていない。競技規則には書いていないことです。世界を見るとメッシも出してる。代表チームも出している。そこはおかしいのではないかと。ということで、裾出しに関しては、言及しないという決定をしました。
ただ、すぐにいいよということになると、だめなので、試合前の整列の時に入れようという事でJはやります。
この点は、アクチュアルプレーイングタイムを伸ばすのに役立つかもしれません。競技規則に書いていないので。
裾を入れてよ、というと対立になる。それを言わない事で、選手との関係が上手くなるのかなとも思います。



小幡真一郎さん

今期の目標は次のとおりです。

1つめは正しいフィジカルチャレンジ。
レフェリーも正しいプレーとファールを見極める。

2つめはフェアプレーの尊重。ホールディング、異議。そういうものを少なくしたい。

3つめはスピーディーな展開。日本のストロングポイントのスピードを生かしたい。スピーディーなプレーを目指します。

最後はリスペクトあふれる清々しいサッカーの創造。もう一度見たい、やってみたい。それを多くの人に見てもらいたい。

今年の目標はこの4つとなります。

そういうものを念頭にスタンダード映像を作成しました。

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この後、16シーンが選ばれたプレー映像について、それぞれ「ノーファール」「反則」「反則+警告」「反則+退場」を判断してシートに記入して、最後に答え合わせとそれについての解説が行われました。

ちなみに同じものもJリーグの選手はやっており鳥取の戸川健太が16問全問正解。町田のアルディレス監督が15問の正解だったとのこと。
ちなみにメディア向けのイベントでしたが、1人が全問正解。1人が15問正解という好成績を残しています。

江藤の点は聞かないでください笑。


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 今のJでは、欧米のように倒れこむことが恥の概念としては見られていません。しかし、U17などの大会で「日本は倒れないね」と評価されたという話もあります。ユース年代だけの傾向なのかもしれませんが、もしかしたら今のJアカデミーの地道な指導が選手たちの意識を変えつつあるのかもしれません。

それに対し、ぼくらメディアやサポーターも、意識を変えていかなければならないと思います。






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