川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ
ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。
JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。
今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。
8月19日の北九州の練習メニューと練習後のコメントです。
8時過ぎ
各自独自にグランドに出て、ストレッチ。
8:30
集合。練習生2人が紹介されて練習がスタート。フィールドプレーヤーはマーカーを目印にして、ダッシュやストレッチ。
GKはここからキャッチの練習に
8:42
FPの全体を3つに分割。それぞれに2組が5色。1組だけ4色にビブスで組み分けして、パスのコンビネーションの練習。2〜3種類のパターンを反復。
9:00ごろ
三浦監督のところに集合。10m四方程度のグリッドの中で4対4。外側の4辺に4人が立つ。さらにフリーマンが1人。これを2グループ作り、10分ほど二種類のルールで。
9:19
全体をオレンジと黄色とに分け、それぞれのビブスのみでシュート練習をスタート。ハーフコートで、パスワークを重視。横パスの後の横パスは禁止。横→縦という展開を意識。三浦監督からは「早い横パスがカギ」との指示が出る。
GKが合流。
DFを4人ゴール前に配した攻撃練習。MFは4人。FWが2枚で、サイド攻撃からのシュート練習。
「アグレッシブな守備」を指示。
「最後に1本決めよう」との声が出る中、9:26にゴールが決まり、この練習は終了。
全員を集め、ゴール前でボードを使いながら監督から指示。自分たちのやりたい形と相手のセットプレー時の話とが両方あったとの事。
CKの練習で、ハーフコートで両方にゴールを置いた形。守備側はボールを奪ったらそのまま逆サイドのゴールを目指してもOK。セットプレーきっかけのハーフコートのミニゲームという感じ。
10:03
練習終了。クールダウンのJogで締め。
−−−
◯三浦泰年監督(北九州)
(相手が研究してくることについて)嬉しいことなんじゃないの。自分たちを気にするようになってきて。
現状維持は退化。日々、進歩できるように戦術的にも技術的にもメンタルでもレベルアップさせないとダメ。
積み重ねていくということ。ベースという言葉が正しいかはわからないですが、やってきたことを積み上げる中で、1つずつ積み上げなければという事は感じています。
戦力があってもマネージメントがまずければ上がれない。どんな暑さでも、10人になっても、できないかというとそうでもない。そこが自分がやるべきマネージメント。
(愛媛は)しっかりしたサッカーをするチームですが、ボクが評価する立場ではない。ただ、ディフェンスは硬い。その中でいいサッカーをしたい。ホーム本城の独特の雰囲気の中で選手が気持ちよくサッカーやってくれればいいと思います。
今いる選手の中で90分の中で勝ち点を取る確率を上げる状況を作る。10分で勝ち点3をくれるならそういうサッカーをやるということ。いまは積み重ねていく段階。焦らず、その中で先制点を取れているのは大きい。
立ち上がりから点を取りに行けとも、行くなとも言っていません。そういう指示は出していない。
立ち上がりは大事だけど、5分でサッカーは決まらない。今の選手にできることを、マネージメントしながらやっています。
対戦相手の試合を4試合は必ず見て、スカウティングビデオとスカパー!のビデオとを見ています。相手に引かれれば、今やっていることが生きる。引かれればカウンターはできない。プレスをかけてくれば、うちらのサッカーはできる。食いついてきたら、それを剥がすようにやる。
(キャプテンに選んだ木村)祐志の成長なくしてはこのチームの成長はないと思っていた。彼の成長がチームの成長につながって、3歩進んで2歩下がるじゃないですが、チームも彼もまだまだ足りないものがある。向上心を持って祐志が成長することがチームの成長になるので。個人個人が上を見ることは大事。祐志だけでなく、全選手に話している。自ずと良いサッカーができてる。
キャプテンを決める段階で、彼はプレーする時間が長くなるのかなと思った。今は競争が激しくなってきていますが、責任感を感じながらやっていると思います。
4年間プレーできなかった。川崎とか横浜とか、いいベテラン選手が居るところはなかなかプレーできない。愛媛の斎藤学(前横浜FM)も杉浦(恭平・前川崎)もそう。早いうちにプレーできるところに行ってプレーして、また戻ればいい。
ただ、いいチームにいたから、時間をかけてプレーするといいものが出てくる。カテゴリーの下のチームでやっていると、そこで費やした年月の影響も出てくる。プロのメンタリティがないから難しい選手も出てくる。もちろん、例外はあるし固定観念はダメですが。
彼(木村)はもっとゴールできると思うけどね。横浜FC戦ではゴールだったと思う。レフリーに対してはそれは言っていません。ただ、あれが木村のゴールになれば、自信にもなる。個人の成長を考えると大きなプレーだった。起きてはいけない判定だった。誰が何を言ってもどうにもならないかもしれないけど。
◯安田晃大
プロになって試合に出ないと始まらない。
チームとしては結果が出てきているしやっているサッカーもJ2ではいいと思う。スタイルができつつある。それは感じています。
精度とし質とを高められれば自分たちがゲームをコントロールできる。課題は山ほどありますが、ひとつは、体が小さいので後ろ向きでもらうと潰されてしまうので、貰う前のポジショニングを考えるということ。相手の間でもらう事を意識しています。足元だけのテクニックだと通用しない。ボールを持ったときにシンプルにプレーする事を心がけています。
まだ半分しか終わっていないので、相手も研究してくると思う。より力が試されると思う。練習から頑張っていきたいですね。
試合には勝てましたが、京都戦では良さが出せなかった。
◯森村昂太
(三浦監督のチーム作りについて)選手の戦術理解がゲームに現れている。チームに戦術を徹底させるのはすごいと思う。サッカーに対する姿勢は監督を見習っている所があります。
練習をやっていて、細かいところのパス交換については意識しています。
今のこの結果を驚いたらダメ。やっている事をゲームで出しているだけ。日々やっていることがゲームに出ている。監督も選手も、今のところで満足したらダメ。改善すべきところを突き詰めていきたい。
◯小森田友明
やっぱり年だから落ちてますよ(笑)。頭で考えていることが体で出せない時があるので。ただ、今のこの難しい状況は今後良くなったときに笑い話になる。そう思ってやっています。
◯木村祐志
(移籍先を北九州にした点について)関東だと甘えちゃうのかなとも思った。監督と話をしたときはキャプテンをやるとは思っていませんでした。上がるしかないと思っていますし、勝ち点56を目標にしてやっています。今のところ順調です。
開幕前からずっとパス回しのサッカーをやっていて、監督もそれを変えないと話していた。僕らもやるしかないと。みんな熱い中、特に監督が熱い。試合中とかそうですね。あまり聞こえないですが。
やっててぼくは楽しいです。モチベーションは変わらないですが、後ろと前とをつなぐ役回りなので、そこは意識しています。
(川崎時代と比べて落ち着きが出ているが)あの頃は途中から出てガンガン行くように言われていましたからね。今、始めからそうやったら90分持たない。そういうのもあるのかもしれません。
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