概略と注意点
大分県別府市でフットボールカンファレンスが開催されている。98年からスタートしたフットボールカンファレンスは今回で7回目。今回はワールドカップ南アフリカ大会直後という事もあり『2010FIFA ワールドカップ南アフリカ・テクニカルスタディ』がテーマとなった興味深い集まりとなっている。
なお、講演の最中にリアルタイムで文字に起こしたため、どうしても一定の範囲で言葉が抜けている。ただし、文意自体は大外ししておらず、またそうするためにある程度言葉を丸めてお伝えする。
100%完璧な状態でのテキスト化ではないという点をご了承していただければと思う。また、何らかの問題が生じた際の責任は、江藤が負うものとする。
小野剛
本気でやってみないかと毎回問いかける。それを聞いていて、毎回鳥肌が立つくらいでした。
ウルグアイ戦から目標が見え、チーム力がアップしたと思います。そしてカタール戦に勝って先が見えてきた。4試合残して2つ勝てばいいという状況で、チームが良くなってきた。そうしたなか、スタッフ全員集められたミーティングが行われた。
09.1.11のミーティングを受けて
岡田武史
みんなも感じていると思うが、良くなってきてた。カタールに勝ったから。でもカタールに勝っただけで経験上ここからが正念場。いろんなことが起きる。ビビることはないが、油断もしない。そんなに簡単ではないという事。そういう油断を見せたら選手に移る。小さなことを徐々に甘くしてくと、大きな歪になる。
それが取り返しの付かない穴になることがある。危機感をもってやってもらいたいというのがひとつ。そして南アフリカに行って世界を驚かせるのは半端ない目標だが、それはスタッフもそう。ベスト4に入るぞ、というのは簡単。でもそれでなにができるのか。
小野剛
いい風向きの時、順風の時に危険だと思う理由は?
岡田武史
トラブルの元になるものは、調子いい時に芽生えている。この後、あれっという形になる。南アフリカ、香港遠征で緩んできたのを感じたんですね。それで選手にオランダの堤防の話を伝えました。オランダは海面より低い。ある少年が、堤防にできた小さな穴から水が漏れているのを見つける。その少年は、その穴に指を突っ込んで一晩中待つんです。その危険性を知っていたから。
それで香港戦の後、今、このチームに水漏れを感じるとそう話したら、その夜に大問題が起きる。
ぼくはそれ知らずに日本に帰ってきて激怒したんですが、なんとなく空気で感じてたんですね。
川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ
ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。
JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。
今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。
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