川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

見届けちゃる

ニュースコラム

見届けちゃる

by ETOH Takashi 2001.11.10



親愛なる大分トリニータ様。



今年もいよいよ最後の舞台にたどり着きましたね。

いや、実際は最後の舞台に立つことも許されていないような状況ですね。

でも、可能性自体は残っています。不思議なものです。



いろいろな人から、

「湘南に行きましょう」とか「仙台がいいですよ」

と誘われました。でも、断りました。



確かに湘南に行けば京都の昇格の瞬間を見ることができるかもしれない。

仙台に行けば、またあのすばらしい応援を体感できるのは間違いない。

でも、そういう事はわかっていても、やっぱり大分に帰ってしまうんですよね。



なぜだろうと思案して悟りました。

この試合を見るのはぼくにとって義務だと思うんですよ。

大分トリニータと共にライターとして成長してきたぼくにとって義務だと思うんですよ。

湘南にしても、仙台にしても報道陣は集まるでしょう。

非常においしい場面ですからね。

だから、みなさんのこの1年の試合の集大成となるはずのこの試合を見に帰ってきました。



期待してます。

限りなく少なくなった可能性にではなく、この試合に投影させるみなさんのハートにです。

心情としては、戦地へと赴く軍人さんを見送る人々というところです。

ぼくには、ピッチで前身全霊を傾けて戦うあなた方のメンタリティーにはどうやっても到達できません。

ただただ、両手を握り締めて祈る事しかできません。

玉砕するのは目に見えていても、その瞬間を見届けたいと思います。

そして、その姿を目に焼き付けていつか語りたいと思います。



「彼らは勇敢に戦った」と。



ほんとに残念なのが、形式上であってもサポーターが一つになってあなた型を支えられなかった事。

ぼくが動くのがあまりに遅すぎました。

動いてどうなるものでもないのかもしれませんが、ベストを尽くしたとは言えませんでした。

自分の力の至らなさを痛感します。残念です。

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