川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。


#8 脇坂泰斗(阪南大学)
――トップ下でどんな役割を?
「関学とは何回もやっているということで、ルーズボールを拾って攻撃の回数を増やすということを自分がやればもっと、攻撃に絡めるということ。受けて起点になるといういこともひとつですし、自分が相手から奪って攻撃の起点になるということも求められていたので、そういう攻撃の回数を増やすということは意識していました」

――相手のパスミスをカットしてそこから縦パスを付ける場面もありましたが、そういうプレーを増やしたかったということですかね?
「ああいうのをもっと増やしたり、あとは自分は特徴である間で受けて、攻撃の起点になるというところを意識していました。ただ、守備に追われる所はあったので簡単じゃなかったです」

――それは相手との力関係もあるのですか?それとも、チームの戦い方として?
「戦い方です。まずは失点しないということで進めていて、早い時間帯に点が取れたので、そのあとを大事に戦うということ。関学戦では前掛かりになってやられることが多かったので、前の試合の反省ではないですが、前半は結構守れていて、ショートカウンターも自分たちの武器でしたし、その中で全部タテに出すだけでなく、時には落ち着かせてというのをもう少し出せていたらよかったと思います」

――そのタイミングか!という意外な縦パスが入っていて、個人的には好きだったんですが、もう少し時間を作りたかったという事もあったんですね。
「そうですね」

――サイドの局面で、#3成田恭輔キャプテンが相手の#26池田優真選手との1対1を行っていて、そういう部分で味方選手の攻撃参加が手薄だという事はあったんでしょうか?
「そういうところで中盤のぼくだったりが上がりを持つために2〜3人引きつけて、捌くということをやらないといけないといけないですしそれができなきゃ、あのポジションをやる意味が無いので。タテパスというのは自分たちの武器でもあるんですが、その特徴、引きつけてということをもう少し出したほうがゲームは落ち着いたと思います」

――長いボールも多いし…。
「はい、早い展開が多かったので、そういう時に自分がボールを拾ったり、動けるところでゲームに落ち着きが出て、自分たちの流れにもっていきたかったです。前半はある程度、それができてた…、できなかったということはないんですが、後半になって間延びしてしまって、みんな疲れてて、前も下がる、が遅くなって、攻撃になった後の後ろからの押し上げも甘かったので、それをちょっとずつ修正したかったです」

――前半は危なげなかったよね。
「そうですね。取られる気がしなかったです」

――ユースから大学に入って1年目で、重要なポジションを与えられていますが、振り返ってどんなシーズンでしたか?
「開幕戦から出させてもらって、最終節以外は全部の試合に出られているので、いい経験をさせてもらいました。全日本大学選抜の合宿とかにも行かせてもらって、本当に充実した年でしたし、サッカーが大学とユースとで違うので、その違いに対応するのが思ったよりも自分の中では速かったです。大学はもう少し苦しむイメージがあったので、全くプレースピードが違うので、苦労するかなと思ったんですが、だいぶ慣れてきたというか、自分が速くなるということではなくて、自分の特徴を生かしながら、速さに対応しながら自分のプレーで落ち着かせることだったり、そういう部分で対応できて、ただ単に速くするだけでなく、またそれで流れを変える事ができた、タイミングを変えられたとも思いますし、だいぶ成長できた年かなと思います」

――速さというのはタテへのスピード感とうことですかね?
「はい。奪った後とか、プレスとかが速いんですが、そこで全部が全部速くパス出せる、来たから速く出すのではなく、相手を見ながら、変化に気が付きながらやっていけたと思います」

――もう少しピタッと足元に付けられれば、チャンスになるというパスが何本かあったし、そういうところを狙えているのも成長になるんですかね。
「はい。そう思います」

――まあ、まずは1年間お疲れ様でした。来年も頑張ってください。
「ありがとうございます」


#26 奴井名良真(阪南大学)
――最後、出番をもらえずに敗れてしまいました。
「しょうがないです。しょうがないけど、やっぱりもう少しいい場面で使われる選手になれなかったという悔しさもあります。チームを助けることができなかった」

――1点勝ってたら、終盤で出番があったかもしれないですね。
「かもしれないですし、今日はちょっとわからなかったです」

――改めて、一般入試で7軍から初めて、ベンチ入りにまで這い上がったというのはすごいと思います。
「でもやっぱり、スタンドにも部員が居てくれたんですが、全員がチームメイトですし、やっぱり4年間、自分がいろんな人に(涙声に)支えられたんだと思います」

――この4年間を振り返ってみて、どうですか?
「あっという間だったという思いがありますし、いろんな人に支えられてきたと思います。いろんな人というか、阪南大学サッカー部は、みんながみんなではないかもしれないですが、自分の事を応援してくれていたと思いますし、すごくいい出会いがあった4年間でした」

――こんな這い上がり方が出来る人もそう多くないと思いますし、これからも頑張ってください。
「はい」

――進路は?
「徳島のチームマネージャーです」

※先日、コラムを書かせてもらった縁もあり、今日も奴井名くんに話を聞きました。



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