立ち上がりからスペインがウルグアイに付け入る隙を与えずに圧倒。軽快かつ、精密にパスを繋ぐスペインに対し、ウルグアイはボールキープすらままならず。
20分のペドロの先制点はそういう意味では、ラッキーなゴールではあったが、納得のゴールだった。スペインは先制後も攻撃の手を緩めずにウルグアイを押し込むと、32分にはセスクからのパスを受けたソルダードが落ち着いて蹴りこみ2点目。
防戦一方のウルグアイは、我慢し続けてのカウンターに勝機を見出そうともがく。タテに早い攻撃でスペイン陣内に攻めこむと、ドリブルでの仕掛けによってFKを奪取。セットプレーに光明を見出すが、ゴールには届かなかった。
前半を見る限りスペインが何点差をつけて試合を終えるのか、という内容ではあったが、後半途中から明らかにスペインはペースダウン。2点差のまま試合を終わらせるべく試合を進めた。ポゼッションでウルグアイを完全に上回っていただけにパスをつなぎながら試合を壊す、という戦いにも見えた。
誰もがスペイン代表の無失点での勝利を確信していただけに、試合終了間際の88分に決まったスアレスのFKによるゴールにはスタジアムが驚きを隠せなかった。内容で圧倒されながらも虎視眈々とゴールを狙い続けた、その気持の強さによって実現した1点であり、サッカーという試合における多くの教訓がそこにはあるように感じた。このゴールによって1点差に追い付き、心理的に持ち直したウルグアイの闘争心が、スペイン代表に難しい戦いを強いた。
ただ、抑えるべきところを抑えたスペインがそつのない試合運びを失うことはなく、そのまま2−1で試合を終える。勝つには勝ったスペインではあるが、楽勝ムードだっただけに、スペインにとっては少々後味の悪い試合となってしまった。
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