11月12日(月)に阿佐ヶ谷のロフトAで行った「分析クラシコ~FC東京&川崎Fライターたちのダービーマッチ~」は、50名以上の方を集めて無事に終了しました。会場にお越しいただいたみなさん、ありがとうございました。
プレーの分析結果はプレゼンテーション用アプリで作ったスライドで説明しました。ここでは、その一部を紹介したいと思います。
まずは「川崎の守備のスイッチが入る瞬間と、その守備をかいくぐる森重真人」というテーマのものです。
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1 タイトル
2 FC東京が保持するボールを自陣に下げたところ
3 太田宏介の攻撃参加により、左サイドのスペースを埋めた高橋秀人がボールをキープ。まだ川崎の守備のスイッチは入っていない状態
4 高橋秀人が森重真人にバックパスした瞬間に、川崎の守備のスイッチが入る。
5 レナト、矢島卓郎、中村憲剛に矢印を付け、それぞれがどのように連動した守備を見せるのかを示します
6 プレスの輪が狭まる中、森重真人が可能なパスコースは3つ
7 一つ目が、チャン・ヒョンス
8 2つ目が羽生直剛
9 3つ目が、高橋秀人
10 川崎は、まず矢島卓郎が森重真人へとプレスをかけつつ、チャン・ヒョンスへのパスコースを切るように距離を近づけていく
11 中村憲剛は、羽生直剛に背後から忍び寄る
12 レナトは、遅れ気味ながら高橋秀人を視野に入れつつ、森重真人にもいけるポジションを取っている
13 並の選手なら慌ててしまうこの場面で森重真人がどうするのか
14 うまくボールをコントロールして、矢島卓郎をおびき寄せ
15 矢島卓郎と並んで
16 前に持ち出す。ロングキックに逃げず、ボールをキープしつつ局面を打開する
川崎に限らないですが、ディフェンダーがバックパスした時に守備のスイッチが入るチームは多く、相馬直樹前監督もそうした守備組織を作っていたことがわかります。またこれを見ると、川崎は敵陣のかなり高いところから守備を始めていることがわかります。
川崎の3選手が近づいてくる中、森重真人は実に優雅にボールを保持し続けます。こうしたプレーができるCBというのは、できるだけ確実にボールを保持したいチームにとって、貴重な存在であると言えます。
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と、こんな形で、イベント当日はプレーを分解し解説したスライドを見てもらい、下田恒幸さんからの的確な質問を受けながら他の出演者さん方と話をしつつ進行しました。
つづく、かも。
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