大学ではサッカーを優先させず、資格を取るための活動の多さを進学の理由にするなど、意外な一面を持つ選手でした。2点目の起点となった強烈なドリブルを目の当たりにしただけに、その進路はもったいない気がしますが、サッカーとの向き合い方の1つとして、選手権を目標にするというそうした生き方もありなのかもしれません。
No7:池辺征史(市立船橋)
手術が決まって(県予選)決勝に出られなった。その時朝岡さんに言われ、ミーティングの時にその気持ちを伝えてくれと。上手なことは言えないですが「決勝に出られなくて辛いです。絶対に勝って国立にボクを連れていって欲しいと。全国で恩返しするから。今みんなそこで約束守ってくれ」と言って。約束して、みんなもその約束を守ってくれたので次はぼくがこのピッチで恩返しする番だと思っていたので、今日は少しでもみんなの役に立ててよかったです。
(復帰は?)県予選の準決勝でケガして、そこから1ヶ月ちょっとだったので決勝戦から3週間後くらいです。ようやくボールを蹴り始めたという感じです。
(正式なケガの名称は?)睾丸が割れたと言うか、欠損して、それを縫って、血を抜くとい手術です。相手の足が当たって、その時は気が付かなかくてやっていたんですが、日にちがたつうちにだんだん腫れてきて、歩けなくなって病院に行ったらすぐ手術しろと。
(大学には?)行くんですが、もう今みたいにはサッカーやらないです。淑徳大学です。部活は一応あるんですが今みたいな設備はなくて、みんなみたいに関東1部とか2部とか、そういう環境ではないので。メンバーがぎりぎりでなんとか試合をやれている大学だと聞いているので。そこでも頑張ることを辞めたくないので。ここでの経験を活かしたいので。ずっと目標を持ってやりたいです。
(その大学を選んだ理由は?)資格とかそういうものもあるんですが、サッカーを続けてネームバリューのある大学に行って、関東1部2部の大学に行って、活躍する自信がないと言うか、それが不安で。そういう大学に行ってサッカーばかりやって何も帰って来ないよりも、将来的な、その時はいろいろ考えて。資格とって…。
いろいろな体験が出来る学校なので、色々と見つけていけたらと思っています。その時もこの経験が生きるはずなので頑張ることはやめないで常にやっていきたいです。
受験のシーズンとか、夏前に色々とアドバイスをもらっていました。
(市船のユニフォームを背負うことの意味は?)ぼくの他にも市船のユニフォームを着て試合に出たい選手は何十人もいると思うし、同じ3年生も泣きながら悔しいって言ってくれた奴も一杯居て、やっぱりその分頑張らないとダメだし、責任もものすごいし。ただの学校の7番じゃないので、いつも感謝を忘れないで、ぼくの後ろには何十人もの重みがあるので、これからも頑張って行かないとダメだと思います。
(国立のピッチは)今までやってきたスタジアムとはちがくて、雰囲気に呑まれそうかなと思ったんですが、ぼくのこの重みが、周りの声援と朝岡監督の言葉で、立ち直ったと言うか地に足がつきました。その感謝は忘れないでできたので、それが一番です。
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