近年稀に見る混戦が続く今季のJリーグも、残り5節となった。
残留争いも熾烈さ見られるが、その中で20日になって浦和が堀孝史氏への監督交代を発表。降格圏に順位を落としたという事態に対する深刻な認識が伺える。
その浦和と、そこに絡む上位3チームの今後の対戦を見てみよう。
(他意はありません)
13 アルビレックス新潟 35 H福岡 A柏レ HG大 A甲府 H名古
14 大宮アルディージャ 35 H名古 A川崎 H鹿島 A広島 H甲府
15 ヴァンフォーレ甲府 30 A清水 H横M A磐田 H新潟 A大宮
ーーー(降格圏)ーーー
16 浦和レッズ 29
こうしてみると、今季の残り5試合のうち、
唯一アウェイゲームが3試合組まれているのが甲府で、新潟と大宮と浦和はそれぞれ2試合となっている。
ただし甲府のアウェイゲームは、それほど移動距離が長くない清水と磐田、そして大宮という場所であるのが救いになりそう。
その一方で、浦和が残す対戦チームは上位陣の多さが気になる。29節終了時点の順位で言うと、次節対戦する横浜FMが4位。磐田は9位だが、仙台が5位、最下位の福岡を挟んで、首位柏とのホームでの最終戦と続く。厳しい相手との戦いをどのようにしのいでいくのか、堀新監督の手腕に注目したい。
大宮は今季の低迷の原因となったホームで勝てない病が治っていないという状況にあり、必ずしもホームゲームが有利に働くわけではないという事に着目する必要がある。ちなみに大宮に今季残された3試合のホームゲームは、次節の名古屋戦(3位)、32節の鹿島戦(6位)そして、最終節の甲府との直接対決となっている。
13位の新潟は外国人選手の爆発力にも支えられ、調子を取り戻しつつある。ただし、対戦カードの厳しさは浦和に匹敵する。31節に柏とのアウェイゲーム。続く32節がG大阪とのホームゲーム。そして、甲府とのアウェイでの直接対決を終えて、最終節がホームでの名古屋戦となっている。
こうして並べてみると、降格圏のチームとの直接対決を2試合残す甲府の残留の可能性が意外に高いようにも思えるのだが、気になるのがハーフナー・マイクの累積警告である。今季ここまでの16得点は、現時点でのJ1の得点王であり甲府の大黒柱と言って差し支えない。そのマイクは、実は今季すでに7枚のカードを貰っており、次の警告によって2試合の出場停止が課せられることが確定している。
カードの多さはゴール前での厳しい競り合いの代償でもあるのだろうが、甲府にしてみれば死活問題である。ちなみに1度目の出場停止となった16節のC大阪戦で、甲府はホームゲームながら0−2で敗戦している。マイク自身はもちろん甲府にとっても最終節までカードを受けたくはないが、そうした状況下で、これまでの得点力を維持できるのかが甲府の来季を決めそう。マイクが甲府の救世主となれるのかどうか。
これらの点をはじめとし、残りわずかとなったJリーグは今季も最後まで目が離せないシーズンとなりそうだ。
初めての方も、何度かお越しいただいている方も「ふっとぼうず」を訪れていただいてありがとうございます。もしこのブログを気に入ってもらえましたらRSSフィーダの登録をお願いします。簡単に更新情報を受け取れるようになります。また江藤高志のツイッターアカウントもありますので、合わせて登録していただければと思います。
0 コメント:
コメントを投稿