京都とのJ1昇格プレーオフ準決勝に進出した大分の特徴を、J2最終節の松本戦から見ていきます。
「木島悠の突破」に続いては、森島康仁を起点としたカウンターです。森島の正確なフィードと、三平和司の完璧なトラップからの切り返しが素晴らしいです。シュートで終われなかったのが残念な場面ですが、京都というチームを相手にした場合、面白いオプションになると思います。
1 右側に松本ゴールがあります。松本のゴールキックを大分の守備陣が弾き返したそのボールを森島康仁がキープします。
2 うまく相手DFと入れ替わります
3 松本のプレスはありますが、顔をあげる余裕がありました
4 ターゲットを見つけると、シンプルにタテパスを入れます。これが非常に正確でした
5 ターゲットは三平和司。彼はこのロングボールを惚れ惚れとするようなトラップでコントロール下に置きます。本当に素晴らしいトラップでした
6 トラップが決まると、もうこっちのものです。相手は受け身にならざるを得ません
7 ただしディフェンダーの帰陣するスピードが早かったため、そのままタテには持ち出せず。切り返す選択をします
8 この選択に対し、ディフェンダーはついていけません
9 パスかシュートかを狙える状況となります。
10 しかしここで痛恨のボールコントロールミス。足元からボールが離れてしまい、最終的にクリアされてしまいます
結果的にシュートでは終われませんでしたが、非常に面白いプレーでした。
そもそもこの試合では、この三平和司とチェ・ジョンハンの二人の突破がポイントだろうと見ていたのですが、思うようにはらしさを発揮できていませんでした。そのかわりにこうしたカウンターでチャンスを作っていました。
三平はチームトップタイの14ゴールで大分を牽引してきましたが、ここ10試合、ゴールから遠ざかっています。大分のサポーターとすれば、彼の復活がそのままプレーオフを勝ち抜く起爆剤となるものと期待しているはず。彼は、そうしたサポーターの思いに応えることができるでしょうか。
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