川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

すっげー、いい雰囲気。

ニュースコラム

すっげー、いい雰囲気。

by ETOH Takashi 2001.11.21





別に、恋をした高校生が、片想いの女の子と話が弾んだ事を報告しているわけではない。



鳥栖スタジアムでの大分の応援である。



いやー、最高やったね。

専用スタジアムだったという事もあるとは思うけど、大分の応援を見てきた中で最高の応援でした。

このコラムでも書きましたが、後半の途中からはゴール裏1回席のほとんどの人が立ち上がっての応援。

http://www.isize.com/sports/football/column/etoh_C20011120002.html

なんか、そこまでして応援しているみんなの姿を見る事ができて、しびれました。ちょっとだけ涙腺が緩みかけたくらい。

試合が白熱していた事もあってさすがに泣けなかったけど。



たぶん、あの試合を応援していた多くの大分側の観客はもう一度スタジアムに足を運ぶんじゃないかと思います。

それくらい良かった。

それくらい、サポーターが醸し出すスタジアムの雰囲気は集客の面でも意味があります。



チームの経営上の大問題です。

来期に向けて

ニュースコラム

来期に向けて

by ETOH Takashi 2001.11.13





鳥栖戦に向けて練習をするトップチームの側で、違うジャージを着た選手もちらほらと見られました。

一人、えらい足の速い選手がいました。一芸に秀でているという点では、興味をそそる人材です。

この週末に、トップチームはサッカー人生をかけた戦いに赴きますが、その一方でチームは来期以降に向けて着実に動いていますね。ひとまずは安心しました。

大分恒例秋の風物詩

ニュースコラム
大分恒例秋の風物詩
by ETOH Takashi 2001.11.11

「早く楽にして」
という思いの一方で
「もしかしたら」
という気持ちの間を行き来してきたこの一ヶ月。
上位陣との直接対決での圧倒的な勝負弱さの中で、何度も味わった絶望感。
それでも最後まで可能性を残してきたのは、下位に取りこぼさないという当たり前のようでむずかしいことを、ある程度徹底できたから。冗談みたいな状態が続くが、一応裏付けはあったりするわけである。

大分の今季最終戦は鳥栖スタジアムで行われる鳥栖戦。陸上トラックの存在するスタジアムしか持たない大分にとって、選手の息づかいを目の前で感じられるこの専用スタジアムでの最終戦は、よかったのかもしれない。
サッカーの醍醐味、サッカーの美しさを堪能しよう。
そして、笑いたいね。

見届けちゃる

ニュースコラム

見届けちゃる

by ETOH Takashi 2001.11.10



親愛なる大分トリニータ様。



今年もいよいよ最後の舞台にたどり着きましたね。

いや、実際は最後の舞台に立つことも許されていないような状況ですね。

でも、可能性自体は残っています。不思議なものです。



いろいろな人から、

「湘南に行きましょう」とか「仙台がいいですよ」

と誘われました。でも、断りました。



確かに湘南に行けば京都の昇格の瞬間を見ることができるかもしれない。

仙台に行けば、またあのすばらしい応援を体感できるのは間違いない。

でも、そういう事はわかっていても、やっぱり大分に帰ってしまうんですよね。



なぜだろうと思案して悟りました。

この試合を見るのはぼくにとって義務だと思うんですよ。

大分トリニータと共にライターとして成長してきたぼくにとって義務だと思うんですよ。

湘南にしても、仙台にしても報道陣は集まるでしょう。

非常においしい場面ですからね。

だから、みなさんのこの1年の試合の集大成となるはずのこの試合を見に帰ってきました。



期待してます。

限りなく少なくなった可能性にではなく、この試合に投影させるみなさんのハートにです。

心情としては、戦地へと赴く軍人さんを見送る人々というところです。

ぼくには、ピッチで前身全霊を傾けて戦うあなた方のメンタリティーにはどうやっても到達できません。

ただただ、両手を握り締めて祈る事しかできません。

玉砕するのは目に見えていても、その瞬間を見届けたいと思います。

そして、その姿を目に焼き付けていつか語りたいと思います。



「彼らは勇敢に戦った」と。



ほんとに残念なのが、形式上であってもサポーターが一つになってあなた型を支えられなかった事。

ぼくが動くのがあまりに遅すぎました。

動いてどうなるものでもないのかもしれませんが、ベストを尽くしたとは言えませんでした。

自分の力の至らなさを痛感します。残念です。

イントロダクション

南烏山蹴球総研

イントロダクション

by ETOH Takashi 2001.11.5



すでにイントロダクションを読んだ方はいきなりこちらへ(ちなみにまだ未完成)。

http://home.att.ne.jp/air/footbose/nwbn/labo/011103.html



 11月2日付け日経新聞の33面「九州経済A」の紙面に、大分FCの星野社長の顔写真入りの記事が掲載されている。



「当社がスポンサーも降りるわけにはいかない」(原文ママ)

という発言が引用されているが、一方で

「(結果の)責任はとる」

という発言も掲載されており来期に向けて大分FCの先行きの不透明感が増してきている。



 J1昇格が絶望的な状態の中、来シーズン以降のチームにできることは何だろうか、というテーマを主題にして今回の話し合いは行われた。



 上記の記事には、

「運営資金、県に支出要請」

という見出しが躍っている。水戸戦後、記者に囲まれた溝畑GMは、

「運営資金集めをがんばります」

と語っている。つまり、チーム存続のための資金源として、スポンサー収入の道ばかり模索しているように見えるのである。



 J1昇格がほぼ絶望的となった今シーズンの結果をうけて、サポーターの間には「ペイントハウス撤退」という最悪のシナリオが描かれた場合の悲観的な予想もちらほらと出てきている。

「広告」という目的、もしくは名目でスポンサー料という形での運営費を支払っている以上、成績が伴わなければ広告媒体としての価値も低下すると見なされてもおかしくはない。それどころか、長引く不況の中、多くの社員をかかえる企業にとって利益にならないものへの投資が制限されるのは当然だとも言える。



 つまり運営資金をスポンサーからの収入に頼っている以上は、成績と運営資金面での不安定さとは切っても切れない関係にならざるを得ないわけである。



 溝畑GMは、「資金集めにがんばります」と語っているのだが、ぼくはそれは強いチームを作るための方法論としてやはり優先順位としては低いものとして考えるべきだと思う。



 Jリーグとは、そもそも興業としてサッカーの試合を見せる事で収入を得て、経営を成り立たせているチームが集まったリーグである。おもしろい試合をすればお客さんが入り、その収入によってさらに価値のある選手を獲得したり、ユース年代の育成事業に資金を注ぎ込む事で、よりおもしろいサッカー(=より価値のあるサッカー)を目指すことができるようになるのである。



 Jリーグがおもしろいのは、そうした強いチームだけがより強くなるという強化論に対して、それ以外の方法論も用意しているということである。



 つまり、各クラブチームと本拠地としている地域との結びつきを強調することで、成績に左右されないサポーターを獲得しようとしているのである。ただ、Jリーグ側からは、その方法論が提示されているだけであって、その方法論を実践するやりかたは各チームに任されている。



 大分トリニータ首脳陣の来期に向けた構想を聞いていると、スポンサー料としての運営費をどのように集めるのか、という視点ばかりが聞こえてくる。もちろん、スポンサー料という収入源は否定しないけれども、本来のプロスポーツチームのあるべき姿、つまり入場料収入をどうやって増やすのか、という視点がチーム関係者からほとんど聞かれないのは残念である。



 そこで、今回開催した大分を語ろう(仮)改め、南烏山蹴球総研サッカーを語る会では、観客動員増につなげるために、どのような方法が考えられるのか、議論してみた。



 空論に終わることなく、費用対効果まで試算したある程度実効性のある数字を算出したので読んでみてほしい。



レポートはこちら(ちなみにまだ未完成)。

http://home.att.ne.jp/air/footbose/nwbn/labo/011103.html

御礼

ニュースコラム
御礼
by ETOH Takashi 2001.11.3

ここのサイトを読んでか、どうか、正確なところはわからないですが、ホームでの水戸戦ではメイン側、芝生側のできる限りコールがまとまるようにしようとする配慮が感じられました。
どうも、ありがとうございました。

話を聞くとお互いに交流はないようですが、顔が見えるところで話をすることは非常に大事だということを、メイン側で応援されている長瀬さんとの話の中で感じました。
「ひとつになってやる可能性はゼロではない」という事や、「意地を張ってやっているわけではないんです」とう言葉に希望を見た気がしました。

今後、しかるべき第三者の仲介を仰いで、定期的な話し合いの場をもてるような所まで事態を進展できれば、同じものを愛し合うもの同士、妥協できるところが見つかるんじゃないかと思いました。

新潟が4万2千人を動員しました。仙台もコンスタントに観客を集めるようになっています。スタジアムの一体感は、観客のリピート率、そしてファンとしてチームを応援する人の増加につながるように思いますし、チームの成績にもつながるように思います。そして、それをJ2のこの2チームが現在までの結果で証明しているように思います。
そういう意味では、ぼくは今回のお互いのお互いを思いやる、そしてチームのことを考えた応援というのは意義があったと思っています。
引き続き次回のホームゲームでも、よろしくお願いします。
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