川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。


5月31日に、日本クラブユースサッカー選手権 関東大会2次リーグが行われ川崎U18が栃木ユースを3−1で下した。
この試合後の両チーム監督と、川崎U18の選手のコメントを掲載します。
フォーメーションの追記あり



川崎U18 4−2−3−1

ーーーーーーーーーーー9岡田 優希

ーーー7金子 俊志ーーー23岸 晃司ーーー24渡邉 啓太郎

ーーーーーーー8牧 寛史ーーー6板倉 滉

25島崎 竜ーー5諏訪部 徹ーー4長谷川 隼ーーー2緒方 和

ーーーーーーーーーー1深谷 星太


栃木ユース 4−4−2

ーーーーーーー11渡邊 峰大ーー44橋本 七斗ーーーーーーー


14森 俊貴ーーーーーーーーーーーーーーーーー7髙橋 俊貴
ーーーーーー10法師人 将大ーー38明本 考浩

6黒﨑 隼人ーーー5平岡 空ーーー3和氣 侑生ーー18丸山 風翔

ーーーーーーーーーー1清水 淳悟


川崎ユース
今野章監督
――前半、蹴り合いになって苦しむ場面もあったのかなと思いましたが、どのような前半でしたか?
「立ち上がりの5分はけっていいよと。相手も蹴ってくるのではないかと考え、出方を見ようと。途中からはつなごうとしたんですが、栃木のブロックが思った以上にボールサイドで作られていて隙間を減らしてやっていたので、なかなか縦に入れられず、背後も見ようとしていて、そっちに意識が行ってしまいました」

――相手のプレスに手こずっていた印象もありましたが。
「プレスも早かったですし、横のスライドも早かったので、サイドチェンジしてもなかなか開かないのかなというところでした。ただ、タイミングよく縦パスを入れてそこから落とした時に、早くサイドチェンジすると右の(渡邉)啓太郎サイドで(緒方)和との2対1ができるのかなというところと、あとはビルドアップでボランチが落としてギャップを右サイドで作れていたので、時間と共にちょっとずつボールがギャップに入っていったかなという感じです」

――後半、相手のペースダウンもあって盛り返したように見えましたが。
「そうですね。相手はうちが失点して割り切ったというか、カウンターという形になったので、そこでうちに流れが来たのかなと。ちょっと選手変更、システム変更を想定しつつ、でも前半良くなってきてたのでそのまま続けて行くこと。それでもダメなら、こういう感じで変えるかも、ということは伝えておいてね。ただ、そのまま良かったので続けました」

――同点ゴールが決まって楽になった感じですかね?
「まずは追いかけるところのパワーが不要になって選手も落ち着いたので、そこで相手も出てきたのでちょっとカウンターの危険度はましたのかなと思いました。それでうちもちょっと様子を見ながら点を取りに行きました」

――三苫くんの投入は良かったのかなと思いましたが。
「本当は左からうちに入った方がいいのはわかっていたんですが、それでマサ(金子俊志)と代えようかなと考えたんですが、マサが左で作れていたので、右のところでもアクセントを付けてくれるのかなと。結果的に左に流れて取ったんですが(笑)。だから左で使わなければならなかったのかなと思いましたが(笑)。得意な形でってことでね」

――ああいうポジションの移動は特に問題ないんですよね。
「そうですね。そこは埋めればいいので。ただ、気持ちが入ってたと思いますし、大崩しなかったので、試合の中で。多少のずれはありましたが」

――岡田君の3点目でタフさを見せられたのではないかと思いますが。
「そうですね。ずっと勝ってなかったので、前節の内容は最悪でしたが、しっかり勝って。今日もビハインドからひっくり返せたというのは、ちょっとずつ勝ちに対しての、勝ち癖というか、それが出てきてくれればいいと思います」

――板倉くんは今日は復帰戦ですかね。
「先週も途中から合流してたんですが、今週はまるまる月曜から入ってたので、コンディション的にはまだ100%ではないですが、強行的にぼくが使うと伝えて、キャプテンの気持ちのところもあって。飛ばしてるところはありましたが、途中でダメなら代えるからと。ただ、あの展開では代えられませんでしたね」

――気持ちこもってましたね。
「そうですね。なので明日の使い方も難しくなってきましたね」

――連戦ですが、また選手起用を考えなければならないわけですね。
「一応2位以内突破を目指しているので、大宮かヴェルディを倒さないといけないので、最悪引き分けも視野に入れつつ、どちらかをくいたいですね」


#6板倉滉
――ケガからの復帰戦でしたが、ケガはどこだったのですか?
「足首です。まだちょっと痛いんですが、治しながらやってます。大丈夫です」

――前半相手のプレスを受けて、全体的に雑なプレーが見られましたがやってる皆さんはどうだったのでしょうか?
「確かに、自分も全然ボールを蹴れてなかったですし、受けた時に前から来てたのはありました。相手は固まっていて左サイドにボールがあったら、みんなが左に寄っていたので、そこで自分が上手く真ん中に入って、上手くサイドを変えて広く使えるように動ければよかったです」

――もっと厳しい状態の仲間に対して顔をだす動きが必要だったと
「そうですね。顔を出して、テンポよくボールを回せれば相手も隙間が相手、縦にコースが開くんですが、それができてなくてダメで下げて、という事を繰り返したので、なかなか縦のコースも空きませんでした」

――後半に入るところで自分で気を付けていたことは?
「前半の最後の方は後ろを相手が固めてきてたので、後半もそう来るかなと思っていました。守られると崩すのは難しいですが、上手くサイドを使いながら中を突いていく、という話はしました」

――後半よくなったですよね。
「そうですね。みんながテンポよくまわせたのと、守備でみんながみんなしっかり行ける。奪われた後も早かったですし、マイボールの時間を長く出来たと思います」

――牧くんの同点ゴールで楽になりましたね。
「なんか入る雰囲気があったので(笑)。上手かったですね。あの時間帯の1点は大きかったですね、本当に」

――勝たなければと思っていたと思いますが、楽になりましたか?
「あの時間帯で点が入ったので、この流れでドンドン行きたいと思っていました。気持ち的には楽でした。同点で、チームもいい状態でしたので」

――三苫くんの逆転ゴールで行けると思ったですか?
「嬉しかったですが、入れたことで相手も出てくることは間違いないので、スピードの早い選手が居たので、一発でやられないようにとは思っていました。特に左サイドは早かったです。裏を気を付けてやってました」

――ポジションは、CBが開いたところに落ちてたりしてましたが。
「そういう約束事があるのではなくて、自分たちが上手くボールを回すために、固めてたので、一個前で背負って受けるよりは、ちょっと一つ落ちてサイドバックを上げて、と考えていました。サイドバックを出すことで、サイドで2対1を作ろうと思っていました」

――最後、大声を出して気持ちが入ってましたが。
「たまに出てるとは思います。気合の現れでした」

――キャプテンを任せられて心理的に変わったところは?
「自分をコントロールしなければという部分では、去年は3年生に頼っていたので。自分が切れるというか、そうなった時に3年生が落ち着かせてくれてたので、自分がそうやろうと思っています。最上級生ですし、キャプテンを任されてますし、自分をコントロールするのは普通にできなければならないと思っています。チームを見ないといけないので」


#9岡田優希
――相手のプレスに苦しめられた序盤でしたが。
「そうですね。でも自分たちで首を締めてたところもありました。全然やれると思っていました。サイドのところとか、相手は4-4-2だったんですが、僕らは4−5−1だったので、システムではないですが、しっかりとそこのやっつけるべき相手をやっつけられるかどうか、とは思っていました。サイドに行った時に、CBに入った時にパスコースがなくて蹴ってたんですが、そこで間にみんなが立ち始めるとパスが通ってターンできて、ということができていたので…」

――ということは、試合をやりながら、攻略法は見えていたんだ。
「そうです」

――なら余計に前半はもどかしかった?
「そうですね。後半修正できて、やれました」

――後半に入るところでチームメイトに伝えたところは?
「どこに立つのか、という事を指示しました。代表がやっているような、CBに出して長友がはって香川が中に入ってくるというような形があるじゃないですか。あれで崩せるなと思ったので。代表のやり方を真似したというか。中には入れなかったので、中に入るにはボランチに受けてもらわないと崩せなかったので」

――岡田くんの指示もあったのか、後半は良くなったように見えました。
「後半はそういうのがなかったんですね。相手が下がって居ましたし。後半は相手が下がってくれたので出来たところもありました。相手を見て、やれることが大事です。でも点を取ってからは、どうプレーするのかはチームとして見えてきました。個人個人が判断していました」

――同点ゴールで落ち着いた感じですか?
「いや、勝たなければならない試合でしたしFKだったので、崩して取りたかったですね」

――3点目は見事でしたね。
「3本目だったので、打ってもよかったと思いました」

――クラブユースは勝ち上がりたいですね。
「そうですね。1戦1戦厳しいと思うので、明日負けたらまた一緒ですし、やり続けるしか無いです」

――明日が大事だね。
「上がるには大宮かヴェルディに勝たないといけないので」


#18三苫薫
――投入時の指示は?
「左サイドバック(#6黒﨑 隼人)が上がってきてたのでそこのところでファイトしろと」

――とはいえ、点のところは持ち味である左サイドからの突破でしたね。
「持ち味というか、たまたま来た感じでした。そこにいて良かったです」

――仕掛けて、はたいて、戻してもらった感じですよね。
「そうなんですが、戻ってくると思ってなくて、きてちょっと慌てて転びながら打ちました」

――自分の今日の出来は?
「最初の入りのところで、やっちゃって。プレーをはっきりすればよかったんですが、GKにつなごうとしてピンチを作ってしまって危なかったので。あれで失点してたら今日はやばかったですね(笑)」

――その後はドリブルでの仕掛けで持ち味を出してましたが
「流れも膠着してたので、ドリブルで抜けたらちょっとはいいかなと思い、仕掛けました」

――プリンスでは勝ててないですが、クラブユースでは勝てていい流れでは?
「でも、もうちょい今日の相手でも、前半とかも決めれるところもあったと思いますし、でもぼくは出てないので、出てから言わないといけないんですが(笑)、そういうところもちょっとチームとして攻撃的になったり、ボール回しも上手くならないといけないですね。僕自身も課題の守備を極めて行かないといけないです。その分、攻撃も自分の持ち味を出していかないといけないと思います。まだたくさん課題があってやるべきことは多いです」

――あとは、試合中に消えないこと?
「そうですね(笑)。この前も言われましたが、運動量だと思います」

――それは改善の手応えは?
「自分の中で消えようと思っているわけではないので、そういうつもりはないですが(笑)」

――明日(6月1日)の試合は?
「明日勝たないと、今日の勝ち星が意味なくなるので勝ちたいですね」



上野優作監督(栃木SCユース)
――ウォーミングアップ時に中長距離のパスをずっとやられていましたが、あれは狙いがあったんでしょうか?
「あれは単なるウォーミングアップですね。でも長いボールを蹴るのは大事にしたいですし、まだ蹴れていないので。あとは我々いつも土なんですよ。練習場が。で、人工芝でできるとすごく嬉しいですし、そこでしっかり蹴るようにと、そんな感じです」

――両サイドに特徴のある、スピードのある選手がいましたね(左サイドバック#6黒﨑 隼人、#18丸山 風翔、#14森 俊貴)。
「前にはいけますが、まだ技術が伴っていないので、これからかなと」

――先制できたあの展開は狙い通りだったのでしょうか?
「狙い通りというか、先制して、先制点は鍵だと思っていて、なかなか1点では厳しいですよね、川崎さんは。でもチャンスがあったので、そこを決めきれないとこうなるよ、という勉強にはなったと思います。経験の差も出たのかなと。フロンターレさんはプリンスリーグでも戦ってますし、常に高いレベルの中でやってますし。もちろん人工芝のグランドもそうですし。我々は普段、土でボールが落ち着かない中でやっています。県リーグではここまでのプレッシャーもないですし、クラブユースというこの大会になるとがんばろうと言っても日常がいいところでやれてないところもありますしね…」

――ただ、前半からかなりプレスを掛けて、フロンターレを押し込めていたように見えましたが。
「意図的ですよね。間違いなく力があるのはわかっているので、そこに対して守備から入ってしっかりと戦おうとは言いました。1点で勝てるとは思っていなかったので、もう1点どこかで入ってれば変わったかもしれません」

――後半ペースダウンをしたように見えましたが、それは指示ですか?
「いや、そんなことはないですよ。後半行かせようと思ったんですが、立ち上がりのミスからちょっと押し込まれて。ちょうど失点も一人居ないところで押し込まれてファールしてセットプレーでした。やられるべくしてやられたかなと。そういう部分でもまだまだ経験が足りないですね」

――栃木のアカデミーというのはどのような体制なのでしょうか?
「まだ県のレベルは高くなくて、そこをなんとか変えなければと取り組んでいます。たとえばU12年代で、8都道府県でセレクトされる大会があるんですが、神奈川から10選手、東京から10選手、千葉から10選手、山梨8人という大会があるんですが、そこで栃木はゼロ、という事があります。サッカーの文化もまだまだですし、Jクラブも栃木しか無いですしね。Jに加入して5年位ですしね。たとえば群馬などは前橋などに強豪校がありますし、僕たちにはまだまだそういうところがない。我々が引っ張ってというふうになればいいと思っています」



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