川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。


6月1日に大宮のホームとして行われたクラブユース選手権の大宮ユース対川崎U18の試合後の監督と選手コメントです。
なお、試合は川崎U18が岡田優希と岸晃司の得点もあり、2−1で勝利しています。




◯今野章監督
――
「厳しい試合になりましたが、今日は本当にフィジカル的にもキツかったと思うし、ある程度握られるとは思っていたのですが、あそこまでとはちょっと思っていませんでした。多少でも割り切って、個人能力のところで岡田と岸で2点取れたのは大きくて。耐え切ったというゲームでした」

――できればもう少しマイボールの時間を長くしたかったと。
「そうですね。ボールを持つ時間をもう少し長くはしたかったですが、受けたい人が少なかったし、相手の圧力で、これ蹴ったほうがいいな、という判断をした結果がこういう結果になった。これは今の力ではしかたないですね」

――ボランチのところ、田中くんを先発させた理由は?
「昨日のところからフレッシュな選手を使おうというところで(渡邉)啓太郎をあとから入れよう、というプランだったので」

――後半、相手のCBの5番(髙山 和真)の選手のところがフリーで、簡単に蹴られてしまっていたのですが、もう少しプレッシャーを掛けられないものかと思ってたのですが。
「基本的に大宮さんはサイドチェンジのキックが上手いので、サイドで高くポジションをとっても失わないサッカーをしてくるので、そこはある程度割り切っていたというか、高い位置でボールを持たれても、それはいいかなと思っていました」

――ということは中を固めるという考え方でしょうか?
「そうですね。中を締めて、最後の後半、ドリブルで来ることは予想していたので、その通り外から来た時にサイドバックを一枚切りましたし、逆に右も切ろうかと悩んでいたので。最後、奥のところで止めようとは思っていました。ただ、仰るとおり、高いところでチャンスがあれば、押し上げて、プレスに行ければラインを押し上げようとは言ってました。なかなか相手の技術の高さがありましたので」

――終盤、カウンターが決まれば、という展開でしたし、だからこそ24番の渡邉選手の投入だったのでしょうか?
「そうですね。あそこで一人で運べると思っていたので、そこで運んでファールをもらうか、決定機に絡むのかは指示を出していたので。そういうプレーをしてくれたので。
今日は本当にそんなに動かせず、ベンチから何も出来なかったので、自分の中では選手が頑張って、辛抱してくれて取った勝利だと思っています」

――後ろの頑張りの勝利ということですかね?
「そうですね。まあ、前からも追わなければならない状況だったので、本当は守備の試合で、僕らは前から行く守備をしているので、そこで行けない時にこういう事にもなるし、割り切った守備をしなければならない時もある、という経験をしたということでは、それが勝てたという意味でポジティブに捉えられると想います」

――上に行くには大宮か、ヴェルディに勝たねばと話していたチームの一つに勝てましたが。
「大きいですね。突破に向けては非常に大きな一勝になりました。勝ちかたはブサイクでしたが、まあ、次を迎えたいと思います」

――あの2トップは武器かなと思いますが。
「まわりの皆さんもそう言われますが、そこにおんぶにだっこのところはありますが。得点も岡田の個人技でしたし、岸のも崩したというか、多少コンビネーションがありましたが、決定力に助けられました。このままでは強いチームには勝てないので、もう少しボールを大事にするところ。トップがやっているところに立ち返ってね。今は勝負にこだわっているところもありますし、兼ね合いは難しいですが、そこはやって行きたいですね」

――大宮の監督は伊藤彰さんでしたが、その辺は意識されてますか?
「国士の先輩ですからね。開幕戦でやられていますし、モダンなサッカーを国士舘卒の人がやっている(笑)。素晴らしいことだと思います。そこはぼくも勉強して、行きたいです。でも本当になかなかこんなサッカーは出来ないので、選手の質もあるかもしれませんが、前の試合もそうですし勉強しなければ、というのは教えられました」

#9 岡田優希
――ゴールの場面は。
「あれしかなかったですね」


――もう少し繋ぎたかったんだろうけど、難しかった?
「そうですね。その中でああいうところを突いてチャンスになればいいし、攻めることで相手も下がるし、その中での駆け引きでチャンスが少ない中で自分の駆け引きもできる。あの中でも裏は常に狙うことは大事だと思います」

――怖さを見せれば、相手も対応が引かざるをえなくなると。
「その時に降りた時に相手が反応しづらくなるという駆け引きになる。だから本当にタイミングだけ注意してました」

――しんどい試合だったのでは?
「こんな試合したくないです。したくないです。ずっと相手ボール回してますし、守備してましたし。パスはなかなか来ないし、攻められないし。来るボールはクリアボールだけでした」

――クリアボールを何とかマイボールにしようとしていたと。
「そうですね、来たボールでどうにかしようと」

――後半相手の5番のCBの選手が(髙山 和真)がフリーでボールを散らしてましたが、そこにプレスにはいけないものだったの?
「中盤に縦パスがボンボン入ってきて、マークしずらくなっていた。5番に入った時は逆サイドに展開された時だと思うんですが、それに付いて行けなくて、あいつがパスを出せるので、それで下げられて、また蹴られてという悪循環でした。そう思ったので、ぼくと岸が変わって中盤でフリーな状況を作らずに守備しようと思ってました」

――前に行けないから、後ろでコンパクトにしようと
「岸に張ってもらって、ぼくが追い越すと。ボランチがフラフラだったので、そこで声掛けをしてなんとか。最後は守ることしか考えてませんでした」

――1点失って、やばいという思いは?
「でも最初から怖かったですし、後半はあれだけ縦パスが入ってきてましたから。相手が変えてきたんですが、そこで修正しきれなかったら失点するだろうなと。そこからはガマンでした」

――勝てたことは大きいのでは?
「でも、今日は勝つためだけのサッカーしかしてない。上に行って、勝つためには、勝つためだけのサッカーではなく、自分たちが主導権を握る必要がある。相手にただ合わせただけ。相手を上回らないとダメです。勝ちましたけど、ぼくは正直危機感の方が大きくて、全国とかに行く中ではまだまだダメだなと思っています」

――それで黄昏れてたのか(笑)。
「いや、疲れてました(笑)」

――相手の監督が褒めてたよ。本当に怖いFWだと。
「はい。それしか無いです」

――ああいう劣勢の展開だと、ワンチャンスにかける、ムダな動き出しも多くなるし辛かったのでは?
「でもそれをやるしかない。その中でうまさを身に付けていければと思っています。一番、そこはぼくが大事にしなければならないところだと思います。そこにこだわりたいです」

――憧れてる選手は?
「メッシです。怖いし、上手いし、一人で何とか出来るし、点も取れる」

――大久保嘉人は?
「めちゃくちゃ上手いですよね。あんなんだったらいいなと思います。野生という感じで」

――トップみたいに主導権を握りたい?
「はい。そこが目指すところだと思うので。でもその中でも勝つことが大事だというのは分かってます」

――勝ったからいいじゃないとなったらダメだと。
「でも、そうなってますけどね(笑)。ぼくが思う動きと、チームが勝つための動きがずれてたのかなと反省してます」

――板倉くんあたりに「ちゃんと話せよ」ってハッパかけた方がいいのでは?(笑)
「でも滉も一杯一杯なので(笑)。でも声を掛けられるときは声を掛けてます」

――そいう反省を踏まえて、全国大会では違った姿を見せると。
「見せたいですが、遠いですね。頑張るしかないです」

#23◯岸晃司
――チームを救った2点目でしたが。
「ヒロ君(牧 寛史)とリョウ(島崎 竜)の関係で、すごくいい形ができてて、完全にスペースが開いていたのでそこに走ればヒロ君はパスを出せるので。あとはファーストタッチ。結構自分の中ではいいところに止められて、最後のシュートのところは相手が足を出してくるのはわかっていたので、股が開けばGKは取れないなと思ったので。狙い通りに決められました」

――へー、写真を撮ってて、これはDFが寄せてるからパスかなと思ってシャッターを切るのをやめたんだけど、そういうことだったのか。結局シュートの場面を撮れなかったんだよね。そういうことは多いんですか?
「小学校の頃に股をねらえと言われて。ずらしたら、足を出してくるのはわかっていて、GKもブラインドになって見えないので」


――それにしても、厳しい試合でしたね。
「キツかったです」

――その中でどんなサッカーを自分の中ではやろうと思ってたのですか?
「最初はチーム全体で繋ぎたいという事があったんですが、相手が上手くて、僕たちも守備に回る意識に1点取ってなってしまって。守備からという考えかただったので、回される形になったのは仕方なかったです。そこでもう一度自分たちで、作りなおしたりボールを蹴ることができればもっと楽だったと思います」

――でも勝ち切れたのは自信になるのでは?
「大きいです」

――全国大会が見えてきた。
「でも、まだ決まってないので。気を抜かずにやりたいです」

――岡田くんは内容がダメだと黄昏れてたけど。
「その通りです。ユウキ(岡田優希)くんに本当に助けられているので、サッカーの頭もよくて勉強するところが多いです。近くにいて心強いです」

――相手の監督も2点目が痛かったと話してましたが。
「(笑)」

――目標にしている選手は?
「ジダンとか。イメージを持っている選手が好きです。技術もあるし変えられますし」

――ストライカーと言うよりはもう少し色々できる選手が好きと。
「見てて楽しいので。楽しい方がいいかなと」

――今日は2トップ?
「いえ、最初はトップ下だったんですが、状況が状況だったのでお互いに距離を近くしました」

――栃木戦は完全にトップ下だったよね。
「そうですね」

――目標は?
「中学時代とは違って、今は苦しい状況で受けたりしてるんですが、そこでちょっと考えればフリーで受けられるので、苦しくプレーするんじゃなくて力を抜いてプレーしたいですね。まわりを見れて、状況判断できる選手になりたいですね」


#1深谷星太
――厳しい試合でしたね。こういう試合の時に気をつけるべきは?
「間延びしちゃうと、後半は上手くいかなかったんですが、間延びすると大宮みたいに入れてくるチームが相手だと厳しくなるので、そこでCBのポジションとボランチの関係を中心にCB二人とGKとで声を掛けて連携していました」

――後半、チームの疲労を感じたのでは?
「前半でギリギリな感じで、特にサイドの選手は往復して走ってたので、前の選手も走ってくれて守備してくれてたので、チームメイトに感謝して。失点してしまったところは残念でしたが、とにかくクロスのボールには積極的に行こうと意識してましたので、なんとか勝てて良かったです」

――クロスボールを跳ね返せてましたが。
「あれが自分の良さでもありますし、あれがなかったら何も無いので。とにかく、高さがあるチームではないので、なんとか手が使える自分が有利だと思うので、積極的に出ようというのは前半のゲームの感じで意識してました」

――CKで相手に触られてたところは気にならなかった?
「あー、ぶっちゃけて言うと、ああいう場面が多いので。そこは課題というか、どうしても入れ違っちゃうところがあるので。プレーが切れるまで、コーナーキックとかで押し込まれた時には付いていかせる事を徹底したいです」

――失点のところ、7番の小野 雅史くんへのアプローチが遅れた感じがしたんだけど、それも切れるまでは集中しようという話の一貫なのかな?
「あれは、ぼくの準備的にも一回目で打つと思ってそこでワンフェイク入れて切り返して、そこでディフェンスも下がりすぎてて、行けなかったですね。岡田とかも言ってたんでうが、とにかく縦の間延びをしないように出来なかったのが、あの失点の場面だったのかなと」

――あの失点はすでに共有されていて、次はそういう場面にならないようにね、という話にはなってるんだ?
「そうですね。前半が終わってある程度のところだったら、シュートゾーンだから行こう、という話はしてたんですが、どうしても相手の中間の選手とかもちょっと開き気味だったので、下がりながらでないと見れなかった。まあ、そこで下がった時にあとはどれだけ前に出せるのかというのがポイントになるのでそこはもっと連携を取りたいです。」

――飛び出しには自信があるのかなと思ったんですが。
「まあ、そこしかないので。キックが上手いとかデカイとか、そういうところで勝負できるのはまだ持ってないので、そういうところでは自分の自信を持っているところですしこのチームの必要な部分なので、いかに後ろのノイヤーみたいにハーフコートを守れるくらいの守備範囲を持っているので、そういうことができれば自然とラインも高くなってコンパクトにサッカーができてやりやすくなるので、そういうところは目指したいです」


――全国への可能性は高まりましたが、まだ決まってないと。
「勝った時は嬉しかったですが、まだ決まったわけではないですし、何があるかわからないので。他の人がどう思っているかわからないですが、ぼくは別に喜びきれてないので、しっかり気持ちの部分で引き締めて、次が大事だと思うので。そこに向けていい一週間になるよう、やりたいです」

――まあでもナイスゲームでした。
「でも失点したので。ゼロがいいです。ちょっと見えなかったんですが、見えてれば反応できてました」

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