川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

考える習慣・中村憲剛

1470円 ベースボール・マガジン社


 サッカーマガジンにて約7年に渡り連載してきた原稿をまとめただけあって、その年月の間の中村憲剛の成長が伝わってきて面白い。

 実力的にはすでにフロンターレの中心選手だった中村憲剛が、精神的にもチームの柱となり、そして日本代表の中村憲剛へと成長し、南アフリカワールドカップに出場する。そんな中村の原点は父親からもらったという「感謝・感激・感動」の言葉に凝縮されている。

 日常的に中村を取材させてもらってきたが、ある日、ある作家さんからサッカーに関するある書籍を手渡されたことがあった。その時の無邪気に喜ぶ姿はまさに「感謝・感激・感動」。そしてそうした気持ちは、謙虚さにつながっているように思える。

 もちろんフロンターレの選手になるまでは、全国的には全くの無名選手だったという背景も謙虚さの理由になっているのだろう。高校選手権に出てなくても、練習生から契約を勝ち取ったという経歴であっても、プロサッカー選手として大成し、日本代表選手にまで上り詰めることができる実例を自ら示しているという点でも、彼の生き方は多くの方に知ってもらいたい部分である。


 本書の終盤にこんな言葉が出てくる。

「元々、プライドがないので(笑)」

 誤解なきよう説明すると、これは自分のサッカーのプレースタイルを決めたり、それに固執することがないという前向きな質問に対する答えである。

 中村は、ボランチはやったこと無いのに出来ますと言ったり、トップ下からボランチへのコンバートを受け入れたり。そうやって与えられた変化をチャンスだと受け止め、前向きに取り組むことで自らの道を切り開いてきた。だからこそ、この言葉は、中村自身の人生にもつながっているように感じられ印象に残った。

 現在フロンターレを率いる風間八宏監督は、ポジションだとかシステムに全く頓着しない姿勢を貫いている。それぞれの選手の特性を組み合わせ、最もハマるスタイルでうまくプレーする事を選手たちに求めている。中村のスタンスは、そんな風間監督のスタイルにも合っているように感じる。






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