川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

千葉をプレーオフ圏内へと生還させた兵働昭弘選手と彼を肩車するケンペス選手
http://www.jsgoal.jp/photo/00123600/00123681.html
後ろで見守るのは、家本政明主審。
2013年J2最終節。シーズン42試合目となる最終戦において、プレーオフ出場権をめぐる90分+ATの攻防を時系列でまとめてみました。


11月24日J2最終節を前にして、プレーオフ圏内の6位に入れる可能性があったのは、4位長崎、5位千葉、6位徳島、7位札幌、8位松本の5チーム。それぞれの対戦は以下のとおり。
個人的な注目は、長崎と徳島が直接対決する長崎での一戦でした。

長崎(4位)vs徳島(6位)@長崎
鳥取(22位)vs千葉(5位)@鳥取
札幌(7位)vs北九州(16位)@札幌
松本(8位)vs愛媛(17位)@松本
試合前の各チームの状況は以下のとおり。
チーム名の右隣りが勝ち点で、その隣が得失点差。
また試合開始直後から記載した勝ち点の右隣りの()でくくられた数字は、41節からの勝ち点の変動を示す。試合開始直後は各会場0-0のため、勝ち点をそれぞれ1ptずつ加えた形となっています。

試合前
4位長崎 66pt +9
--PO準決勝ホーム開催権
5位千葉 65pt +19
6位徳島 64pt +4
--PO圏
7位札幌 63pt +11
8位松本 63pt -1

↓試合開始直後
各チーム、0-0のためそれぞれ勝ち点1を加えます。
4位長崎 67pt(+1) +9
--PO準決勝ホーム開催権
5位千葉 66pt(+1) +19
6位徳島 65pt(+1) +4
--PO圏
7位札幌 64pt(+1) +11
8位松本 64pt(+1) -1

↓前半15分 鳥取が永里源気のゴールで先制
鳥取1-0千葉
千葉の勝ち点がプラスマイナスゼロになり、得失点差が18に

4位長崎 67pt(+1) +9
--PO準決勝ホーム開催権
5位千葉 65pt(±0) +18(-1)
6位徳島 65pt(+1) +4
--PO圏
7位札幌 64pt(+1) +11
8位松本 64pt(+1) -1

↓前半29分 松本、船山貴之のゴールで先制
松本1-0愛媛
松本の勝ち点がプラス3になり、プレーオフ圏内に
徳島がプレーオフ圏外へ転落

4位長崎 67pt(+1) +9
--PO準決勝ホーム開催権
5位松本 66pt(+3) ±0(+1)
6位千葉 65pt(±0) +18
--PO圏
7位徳島 65pt(+1) +4
8位札幌 64pt(+1) +11

↓ハーフタイム
意外だったのが鳥取にリードを許した千葉。ただ、まだこの時点で千葉はプレーオフ圏内でした。

長崎0-0徳島@長崎
鳥取0-1千葉@鳥取
札幌0-0北九州@札幌
松本1-0愛媛@松本

4位長崎 67pt(+1) +9
--PO準決勝ホーム開催権
5位松本 66pt(+3) ±0
6位千葉 65pt(±0) +18
--PO圏
7位徳島 65pt(+1) +4
8位札幌 64pt(+1) +11

↓後半49分 鳥取、廣田隆治のゴールで2-0に
鳥取2-0千葉
千葉がリードを2点に広げられる苦しい展開に

4位長崎 67pt(+1) +9
--PO準決勝ホーム開催権
5位松本 66pt(+3) ±0
6位千葉 65pt(±0) +17(-1)
--PO圏
7位徳島 65pt(+1) +4
8位札幌 64pt(+1) +11

↓後半67分 徳島、宮崎光平のゴールで先制
長崎0-1徳島
劣勢の徳島が長崎をリードした結果、プレーオフ圏外の7位だった徳島が一気に4位にジャンプアップするとともに、千葉が7位に転落します。試合時間は残す所20数分でした。

4位徳島 67pt(+3) +5(+1)
--PO準決勝ホーム開催権
5位長崎 66pt(±0) +8
6位松本 66pt(+3) ±0
--PO圏
7位千葉 65pt(±0) +17
8位札幌 64pt(+1) +11

↓後半81分、千葉が森本貴幸のゴールで1点差に
ただし、順位の変動はありません
鳥取2-1千葉

4位徳島 67pt(+3) +5
--PO準決勝ホーム開催権
5位長崎 66pt(±0) +8
6位松本 66pt(+3) ±0
--PO圏
7位千葉 65pt(±0) +18(+1)
8位札幌 64pt(+1) +11

↓後半90分を経過
残す所、アディショナルタイムという状況でこの順位。
北九州を相手に戦い、0-0の状況だった札幌は1点とれれば勝ち点が66になり、5位に順位を上げる可能性がありました。
また、千葉の動向次第では、長崎までプレーオフ圏外に転落する可能性もありました。そんな訳で、各会場白熱した試合が続いていました。

4位徳島 67pt(+3) +5
--PO準決勝ホーム開催権
5位長崎 66pt(±0) +8
6位松本 66pt(+3) ±0
--PO圏
7位千葉 65pt(±0) +18
8位札幌 64pt(+1) +11

↓90+2分、千葉に兵働昭弘の同点ゴールが生まれます。
鳥取2-2千葉
このゴールにより、順位が変動して、千葉がプレーオフ圏内に生還。松本がプレーオフ圏外へと転落します。
ちなみに千葉の兵働昭弘は試合後「他のチームの状況は分かっていなかったけど、自分の中では負けたらJ1昇格プレーオフ準決勝には行けない、引き分けたら行けると思っていました」と述べています。つまり千葉ベンチから選手たちには他会場の情報は入れていなかったものと思われます。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00164873.html

4位徳島 67pt(+3) +5
--PO準決勝ホーム開催権
5位千葉 66pt(+1) +19(+1)
6位長崎 66pt(±0) +8
--PO圏
7位松本 66pt(+3) ±0
8位札幌 64pt(+1) +11

↓そして全会場試合終了
プレーオフ進出チームの顔ぶれは、試合前の状態から変動ありません。ただし、準決勝のホーム開催権を持っていた4位の長崎が6位に後退。6位の徳島がその長崎を下したことで4位へと順位を上げました。
5位の千葉は勝ち点1を上積み。勝てていればプレーオフ準決勝の開催権を手にできていましたが、後半80分までは0-2となっており、プレーオフ圏内でシーズンを終えられたことを評価すべきかもしれません。
勝利した松本は、結果的に得失点差で涙を飲みました。シーズン54得点は、長崎の48得点を上回る数字ですが、失点も54点とプレーオフを争ったチームの中では最多でした。長崎の失点が40点だった事を考えると、来季の補強ポイントは守備ということになるのかなと思います。
北九州を相手に0-0で終わった札幌は勝ち点を1加えた64ptとなります。この結果、松本に抜かれて8位でシーズンを終えました。札幌は1-0ででも勝利できていれば勝ち点は66となり、得失点差で長崎を上回り、プレーオフ圏内の6位に入れていただけに、悔しい結果となりました。

4位徳島 67pt(+3) +5
--PO準決勝ホーム開催権
5位千葉 66pt(+1) +19
6位長崎 66pt(±0) +8
--PO圏
7位松本 66pt(+3) ±0
8位札幌 64pt(+1) +11

なお、プレーオフ準決勝は12月1日に京都と徳島で2試合が開催されます。

12月1日(日)14:00
京都 vs 長崎 @西京極
徳島 vs 千葉 @鳴門大塚






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