川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。



日本クラブユースサッカー選手権(U18)関東予選は、第 37回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会(全国大会)への9つの出場権を争う戦いである。

関東2次予選は、24クラブをそれぞれ6クラブごとに4グループに組み分けしたリーグ戦で開催。各組上位3チームが順位決定戦に進出する。

順位決定戦は、各組の1位4クラブによる1〜4位決定戦。2位4クラブによる、5〜8位決定戦。3位4クラブによる9位決定戦が開催されることになる。つまり、各組上位2クラブは、自動的に全国大会進出が決定。各組で3位に入った4チームによるトーナメント戦で、第9代表を決める決定戦を戦うことになる。

川崎は3試合を終えて2分け1敗と低迷。すでに2位以内の可能性は潰えており、6月9日に行われた三菱養和戦、6月16日に行われる予選最終戦となるエスペランサ戦に2連勝して3位に入り、9位決定戦への進出に望みをつなぐという状況に置かれていた。

そんな中で行われた三菱養和戦は、今野章監督曰く「勝負にこだわったというか、2連勝しないと上には行けなかったので、そういうところは意識させていました。面白いサッカーではなかったかもしれませんが」という、サッカーとなる。

具体的には前半から川崎U18がロングボールを多用し、リスクを最小限に抑え、勝負にこだわるという戦いを行う。

すでに2位以内が決まっていた事もあり、三菱養和は思うようなサッカーを作ることができず、前半は川崎U18に押し込まれる展開に。ただ押し込まれながらも川崎U18の攻撃をしのぎ、初めてCKを手にする。前半33分の場面である。

三菱養和はこのCKをクリアされ、パスを繋がれてしまった。

前へと持ちだした川崎U18は、#10脇坂泰斗から#22岡田優希へと繋いでカウンターに移行。細かいステップで相手DFをかわしつつエリア内にまで持ち込んだ岡田のシュートは弾かれるが、このこぼれ球に詰めていた脇坂が押し込んで川崎U18が先制点を手にした。

さらに、続く38分には、#13土橋優樹からの縦パスを#14梶田航平が受け、見事な反転からのシュートで追加点。前半だけで2点を先行する。

後半に入り、持ち直した三菱養和が川崎U18を一方的に攻め続ける展開に。三菱養和の攻撃をしのぎつつ、川崎U18はカウンターに活路を見出すと、後半87分に脇坂がポストを叩くシュートを放つ場面を作る。対する三菱養和はその1分後に、途中交代出場の#12赤松謙がこれまたポストを叩くシュートで応戦。防戦一方となった後半の川崎U18ではあったが、三菱養和の猛攻を耐え無失点のまま試合を終了。2−0で川崎U18が勝利することとなった。

川崎U18は、6月16日に行われるエスペランサとの予選リーグ最終戦で勝利すれば自力での3位が決定。9位決定戦へと進出する事となる。

川崎U18 4−2−3−1
ーーーーーーーー梶田

ー脇坂ーーーーー牧ーーーーーーー岡田

ーーーーーー板倉ーー土橋

吉田ーーー河村知ーーー坂口ーーー加藤

ーーーーーーー玊永


三菱養和 3−5ー2
ーーーーー黒木ーーーー木村

ー秋田ーーーーーーーーーーーーーー青山

ーーーーー秋本ーーーー天満

ーーーーーーーー金

ーー池田ーーー関野ーーー飯泉

ーーーーーーー野津




◯今野章監督
Q:割りと長いボールが多かったですが、それは意識づけてやってたんでしょうか?
A:そうですね。ショートパスをつなぐことにこだわっていて、栃木、横河戦で結果が出せなくて、内容も良くなくて、そういうところを意識させて、幅も小さくなっていた部分もあったので、トレーニングの中で深さと幅をもたせようと。相手を下げさせたり、広げさせたりしてコンビネーションは使おうと。
今日は勝負にこだわったというか、2連勝しないと上には行けなかったので、そういうところは意識させていました。面白いサッカーではなかったかもしれませんが。

Q:それでも前半は相手を押し込みました。
A:気持ちが入っていたのと、シンプルにというところがあったので、そこがマッチしたというか、こぼれも拾えてそこから引っ掛けてやれた。後ろから綺麗につなげた場面はなかったですが。

Q:2点目は中を破る形でした。
A:広げれば、ああいうところも空いてくるということは言っていたので。中を放棄したわけではないので。ただ、選択の順番を、はじめから中という事ではなく、ちょっと広げて、空いたら中というところを徹底させていたので。そこは本人たちは楽しくないかもしれませんが、勝負にこだわりました。原理原則で言えば、まずは裏。ダメなら外ということをやらせましたが、そこはゲームの中で上手くやれていれば良かったんですけどね。
今は割り切らせてやりました。必死に、割りきってやってくれた結果が出ました。先制点をとれて勢いが出ました。

Q:右肩を傷め、足をつらせていた梶田航平については?
A:倒れるまでは引っ張ろうと思っていました。あそこのランニングは効いていたの。いいディフェンスをしていて、頑張ってくれていたので。彼の持ち味のところは出せていましたね。だいぶ収まるようになってますね。得点も取れたし、今日は良さが出せていました。

Q:脇坂泰斗は?
A:いい選手なんですが、くるしい時にボールが入ってミスが出る。そこでミスが出ると違いを見せられない。苦しい時に収めないと。そうならないといい選手だよね、で止まってしまう。

Q:交代枠を使わなかった理由は?
A:集中して頑張っていたので、あまり弄りたくないというのはありました。足がつりだしたら代えよう思っていました。


#22岡田優希選手
Q:前半はいい展開だったのでは?
A:まあそうですけど…、あまり…。

Q:割りきって蹴っていた戦いがちょっと…。
A:そういうところはあまり好きじゃないというか、理想の形ではないです。自分が一番に生きるところはそうじゃない。ただ、勝つために試合ができるチームになってきたという感じはします。前までは自分がどうするのか。チーム全体でそれがあって、こうしたいというのがあったんですが、そういう意味では割りきってこうするんだという中でやれました。勝つのが最優先の中で、自分がどうするのか。もっといいサッカーをしたいです。

Q:1点目のカウンターについては?
A:狙い通りでした。相手のミスでチャンスになったので、そこをうまく突けました。

Q:後半、板倉(滉)選手からのパスでチャンスを作りましたが。
A:シュートがワンテンポ遅かったです。ターンするまでは最高でしたが、ああいうところをもっと出して行きたいですね。
ボールが回ってくる回数が多いわけではないので、準備はしていました。あとは、サイドに居てもゴールを取ることが大事だと思うので、もっともっとそこに絡んで行く回数を増やしたいですね。そのためにも相手のサイドバックの前でボールを受けるんじゃなくて、その背後に入っていければもっともっと変わっていけると思う。そこに入って行けなければストライカーとしてはダメだと思うので。


#10脇坂泰斗選手
顔を出してシュートを決める。すべての事ができるところが長所だと思っているので、そこをもっとだして、チームに貢献したいです。

Q:勝てたことについては?
A:チームの目標はひとつ達成できたのでそれはよかったです。

Q:内容は?
A:自分としては後半は最初割り切って蹴って、相手が間延びしてるのがわかってたので、そこで間を突いていければと思ったんですが、しっかり相手の攻撃を防ぐことが大事ですし、勝つ事が大事だったので、そこはチームの判断でした。

Q:後半は相手が出ていたが…。
A:そこで押し返す力強さがないと上では戦えないと思うので。あそこでも自分たちのサッカーをしたかったんですが、そこでゼロに抑えれたというのは自分たちの力になっていると思うし、今までであれば失点してたのかなと思うので、そこでゼロに抑えれたのは良かったです。

Q:課題は?
A:切り替えのところです。自分でもそこは意識してますが、後半言われたので、そこ、言われる前に自分でも気がついてやらないと。攻撃で取られなければ、守備にも行かなくていいですし、そういうのは目指してます。

Q:1点目は?
A:あそこで岡田(優希)は収めてくれるので、理想とすればシュートを打つ前に転がしてくるかなと思ったんですが、岡田の判断で打ったので、これはこぼれてくるなと思い、詰めていました。

Q:ベンチ前に来たのは?
A:ケガとかで出られてない選手もいましたし、ベンチ外の選手とかもしっかり雑用とかをしてくれたので、感謝の気持ちが強かったので行きました。

Q:全国大会への思いは?
A:チームとして勝ち切ってまずは全国に行くことが大事ですし、個人としてはもうちょっと精度を上げて、ハードワークしてチームに貢献したいです。


#25板倉滉選手
Q:ボランチとして目立っていたように見えましたが、今日の試合の自己評価は?
A:粘りという部分では、だいぶ周りのみんなもできていて、守備の面でもしつこくボールに行けていたんですが、もう少し自分の武器であるヘディングで相手に勝てたら自分的には良かったと思います。

Q:ゴールキックのターゲットのヘディングのところ?
A:そうです。自分ではあまり勝てていない印象でしたので。

Q:勝ちにこだわっていた試合で勝てたのは?
A:自分たちのサッカーができて勝てたわけではなくて、やっぱ後半の最後の方もずっと押されていて、粘って粘ってという形だったんですが、自分たちのサッカーはできませんでしたが、みんなが一丸になって、サポーターの方々もすごくいい雰囲気を作ってくれていて、勝ちという事だけにこだわってやっていたという感じです。

Q:ボランチのコンビでの手応えは?
A:一緒にボランチでコンビを組んでいる土橋優樹くんが運動量多くてぼくの分のカバーもしてくれているので、心強いし自分も自信を持ってそれなりにプレーできています。

Q:気の強さもあるし、頑張れる選手だという印象があるんですが、今日は?
A:気持ちが売りなので、そこを出して行かないとチームの雰囲気作りも自分がやらないとと思っています。そういう意味では今日は良かったです。

Q:今野監督に代わって良くなったという話は聞きますが。
A:やることは全員がはっきりしてやるということをみんなが思っていて、それができているのかなと思います。自分勝手にやらず、チームのことを考えているのかなと思います。

Q:全国に向けての意気込みは?
A:まずは3位だけを目指して、次のエスペランサ戦に勝つだけです。

#14梶田航平選手
Q:ハードワークしている姿が印象的でした。
A:でも、サボっているところはサボったので。

Q:追えるところでは追ってましたが。
A:追ってるところでは追ってますが、いっこ下のヒロ(牧寛史)が帰ってくれているので、あそこで行けてます。
そこで約束事があるわけではないんですが、勝手にやってくれていて、すごく助かってます。勝手にって言い方悪いですね(笑)。

Q:右肩は?
A:外れるくせが付いていて、たまにあります。今日は相手を手で抑えようとした時に傷めました。

Q:でもチームの2点目を決めました。
A:普段ああいうプレーは出来ないんですが、なんか、一生懸命にやっていたら決められました。全然最近点を取れていなかったので、良かったです。

Q:後半に入って一度足を伸ばすような仕草をしてましたが。
A:でも、そんなに強くつっていたわけではなかったので、伸ばせば治る感じだったので良かったです。

Q:今日は勝ちにこだわる試合でしたが。
A:よかったです。この前よくない試合をしたので。でも、応援してくれる人はそれでも応援してくれたので、やらなければならないという気持ちはありました。



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リンク集

日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 関東大会 2次予選試合速報

2013JCY選手権U-18関東大会2次予選リーグAの対戦表

大会要項(PDF)

日本クラブユースサッカー選手権 関東大会2次リーグ(川崎公式)




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