川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

2010年7月10日に行われた3位決定戦、ドイツvsウルグアイの試合後に発見した「9」の数字入り手袋。
ウルグアイ代表の9番スアレスの準々決勝でのハンドを揶揄しドイツサポーターが作ったものだと思われる




2月11日のプレミア25節のマンチェスター・ユナイテッド対リバプール戦で、スアレスがやってしまって話題になっていますね。

試合前に行われる両チームの握手の際に、エブラとの握手を意図的に回避。エブラとの間にある溝を改めて露見させました。


改めてというのは、昨年10月のこの対戦時にも一悶着あったため。前回の対戦時に、スアレスがエブラを怒らせることを意図して、「black」を意味するスペイン語を試合中に投げかけ続けていたというもの。当初、スアレスは否定していたようですが、最終的にFAはスアレスに8試合の出場停止と罰金4万ポンドの処分を課しました。


8試合の出場停止から復帰しての2試合目となったのがこのユナイテッド戦で、メディアはこの二人に焦点を当てた報道を試合前から繰り広げていました。つまりスアレスは、そうしたメディアに格好の話題を提供した形ですね。なんでなんですかね。

この件に関し、目の前でチームメイトであるエブラがスアレスから握手を拒否されたファーディナンドはスアレスに対し、握手を拒否しています。

また、リバプールのケニー・ダルグリッシュ監督は試合前に「スアレスは握手をすると確信している」と発言していました。監督の期待を裏切ったという点でも、スアレスの行為は残念でした。

結果的に試合はユナイテッドがルーニーの2ゴールにより、リバプールを下しています。この試合結果を受けたエブラは、ロッカーに戻るスアレスの間近で喜びを爆発させて審判団やリバプールのメンバーから引き離されてしまいます。1分40秒過ぎ。


このエブラの行為に対し、挑発的だという意見もあるようですが、一連の問題がスアレスきっかけで始まっていることを考えると難しい問題です。

ちなみに、このスアレスという選手は、2010年に行われたワールドカップ南アフリカ大会にウルグアイ代表の一員として出場。準々決勝のガーナ戦において、延長後半の120'+1分の決定的なシュートをハンドで防ぎ、レッドカードとPKを与えた選手です。その後、結果的にチームが勝ち上がり、その名を知らしめる事になりました。

その時の動画はこちら(埋め込みが拒否されるので)。
http://youtu.be/wn_oYeugGiw

懐かしいですね。

まあしかし、スアレスもそうなんですが、この場面を改めて見直すとスアレスの手前にいるホルヘ・フシーレも手でボールを掻き出そうと即座に反応しています。つまり、ウルグアイの選手たちは「これを決められたらほぼ確実に敗退する」という場面では、「レッドカードを覚悟して決定機を手で阻止する」ことを共通理解として持っているということなんでしょうね。

ちなみに過去を遡ると、78年のワールドカップでもアルゼンチン代表のマリオ・ケンペスがポーランド戦で決定機を手で阻止するということがありました。
http://youtu.be/SLjulq2zE9s#t=0m20s(20秒頃から)

決定機を手で阻止するというのは、ウルグアイ代表の共通認識というよりも勝負に拘る人たちの間ではある程度許容される判断なのかもしれません。

ちなみに日本人で真っ先に思い浮かぶのが柱谷哲二のハンドです。これは1995年にイングランドのウェンブリースタジアムで行われたアンブロカップでのイングランド代表対日本代表でのプレーでした。(4分10秒頃


この試合、ものすごく懐かしいですね。
55秒頃に映る加茂監督のとなりに立っているのが岡田武史コーチ(当時)かな
2分50秒頃には田坂和昭がプラットとの1対1であわやPKかというプレーを見せます

で、この試合のメンバーは以下のとおり。

【日本】
当時         現在
GK前川和也 → サンフレッチェ常石ジュニアユース監督 
DF名良橋晃 → totoCM職人 
柱谷哲二 → 水戸ホーリーホック監督 
井原正巳 → 柏レイソルヘッドコーチ 
田坂和昭 → 大分トリニータ監督 
相馬直樹 → 川崎フロンターレ監督
(→柳本啓成) → 株式会社DF3代表取締役。YANAGI FIELD代表。YF奈良クラブ(ジュニアチーム)GM
MF山口素弘 → 解説者 
北澤豪 → 解説者 
森島寛晃 → セレッソ大阪アンバサダー
(→福田正博) → 解説者 
FW中山雅史 → コンサドーレ札幌(現役)
(→黒崎比差支) → アルビレックス新潟・黒崎久志 
カズ → 横浜FC(現役)

解説/松本育夫 → 日本サッカー殿堂入り 
実況/船越雅史 → ゴルゴル

4選手がJクラブの監督を務めている一方で、中山雅史選手と、カズ選手が未だに現役を続行させているのが目を引きます。凄いですね。

なんでスアレスの話からこんな事になったのか、良くわからないエントリーになってしまいました。ということで、失礼します。








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