川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

1月3日に行われた青森山田戦後の大分高校朴英雄監督の質疑応答です。

◯朴英雄監督(大分)

Q:今の感想を。
A:ロスタイムの3分が長かったです。でもとりあえず8の経験はありますが、今年もここまで来ているので、これからだと思って準備していい試合ができるようにしたいです。

Q:ゲームプランは?
A:相手の中盤が2人なので、うちは3人に増やして相手の中盤二人が自由に持たないように。ボールを奪ったら、中盤の3人を1人にする。(左右のNo7:佐保昂兵衛とNo9:梶谷充斗を)ワイドに開くというやり方をやりました。相手は前半ボールを持っているように見えましたが私は良い感じだなと思いました。

Q:ハーフタイムには今日もベンチで指示をしていましたが。
A:今日はスタジアムに慣れるのではありません。今日は、指示を少しでも長くしたかったので。移動する時間があるので、それがもったいないと。もうひとつはロッカールームは暑いので。ベンチは深いところにあるので、意外と寒くないので。向こうは寒がっていましたよね。

Q:ボードを使って説明していましたが、どんなことを?
A:右のサイドバック(No16:藤田優人)が中に絞りすぎていた。相手がポゼッションして3〜4人がパス回しする場面が昨日あったので、それを気をつけなさいと言った所、右SBの子がそこに神経を使いすぎてしまってどんどん中に入ってしまった。そこでうちの7番の佐保が、スペースに戻らないとならなくなった。なのでどんどんうちが前半は攻め手がなくなったんです。ボールを奪ってもなかなかポゼッションできなかった。それが後半は良くなりました。修正できました。

うちがボールを入れる時にトップの3人が集まる(固まる)。相手(守備陣)も集まるので隙間がなくなる。だからワイドにして中1枚にして、スペースに走る準備しなさいと。今のサッカーは、今ボールがあるところでボールを貰うチームは絶対に強くならない。見た目はいいかもしれないですが、効率よくしないとダメ。サッカーは点を取るスポーツなので、点を取ってなんぼ。単調かもしれないですが、それなりの工夫をしてやっているので、単純よりはシンプルかなと。シンプルというのは簡単じゃないんですね。複雑なことも、簡単なことも無理なくやりこなせるのがシンプル。

Q:負傷した岡部選手は?
A:今整形外科の選手が来ているんですが、多分アウトです。骨折か、靭帯が切れている。難しいですね。

Q:早い段階で小松選手を入れましたが。
A:岡部選手本人に聞いたらダメだと言う。彼はダメという子ではない。だからよっぽど痛かったと思います。1日では治らないと思います。でもうちは彼だけでなく、ベンチにいる2人がもっと速い子がいます。今日も投入しようかなと思ったんですが流れが悪くなかったので、そのまま置いておいたんですが、次はその二人を使おうと思います。

Q:小松くんは?
A:攻撃よりも、いいところまで戻ってきてくれて粘ってくれました。ある意味可愛い子だなと改めて感じましたね。

Q:小松くんは今日は早めの投入でしたね。
A:私、先が分かるんですね。今日まで小松に声を掛けてこなかったんですが、試合が始まる前に円陣で呼んで話をして、昨日よりも早い段階で入れないとダメかも知れないと伝えたんですね。だからしっかりアップしておいてと言ったら、ケガしちゃう。だからねぇ。
昨日の段階で青森に負けそうな感じがなかったので、次も勝つかなと思っていました。向こうも結構頑張ってなんとかしましたがうちのほうがフィジカルで強かったからね。技術は向こうの方がうちよりもいいかもしれないですが。

Q:1−0でリードしてても点を取りに行っていましたが。
A:そうですね。私勝っててもあまり引けとは言わないんですね。性格的に。ただ、行くのではなくて、拾える範囲では引いて欲しいんですが、それ以上に引くと逆に相手のミドルシュートがあったですが、ああいうのを打たれてしまう。だからそういうところはくれぐれも。痛い目にあったことがあるので。九州大会決勝でも1本でやられた。その経験があるから下がらないように。10番は高い位置を取るようにいつも指示しています。

Q:梶谷くんは?
A:彼はどんどん良くなっていて、センスがあるので。点を取れなくて代えて泣いていたんですが、今日も昨日もとって、本当に立役者じゃないかと思います。

Q:彼が成長した点は?
A:先にスペースに入れる。彼はある意味中途半端なところに立てといってるんです。いい選手は中途半端なポジションを取る。たまにメッシの話もする。彼は中途半端なところに立っている。CBがマークするには下がりすぎ。ボランチがマークするには上がりすぎ。いい選手はそういう事ができる。だから梶谷や佐保に言っているのは、相手を安心させるのは先に行くこと。
だから足は止まってもいいんだけど、頭は常に走らせて、とよく選手たちに話しています。梶谷はそれができる。他の選手は足が動いていても、頭が止まっている選手もいますけど。

Q:10年ぶりのベスト8進出ですが、このチームの良さは?
A:私はチームがいいとか悪いとかは言ってません。リスクを消して、フリーマンサッカーというのを伝えているだけです。子どもたちに試合する時に言うのは、フリーマン、フリーマン、と声をかけています。フリーマンと言うだけで生徒たちは全員それが理解できる。なので、記事を見たんですが、フリーマンサッカーというのはボールを奪ってから早くという事を書いていたんですが、そうじゃない。今度機会があれば説明します。
私は大きい丼ではない。お茶碗くらいの存在。そのお茶碗は、いいものを入れるお茶碗だと思っています。だから私たちのサッカーを非難しないでください。子どもたちと指導者が理解してこんなに頑張っている。勝っているじゃないですか。これは優勝していう言葉ですが、とにかく内容の濃いサッカーをしたいと思っています。そして機会があればフリーマンサッカーを説明したいと思います。うちのようなしょぼいチームが青森山田さんに勝てる。なら、少しでも研究する必要があるんじゃないかと。
次の試合も謙虚な姿勢で、平常心でしっかり準備して臨みたいと思います。みなさんにいうのはわかってほしいからです。田舎から来て、やっていますので。



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