川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。




高校選手権準々決勝 西宮市立西宮(兵庫)対大分:試合後の朴英雄監督との質疑応答

質疑応答の中、国立競技場で試合をすることが目標だったと話す朴監督は、これが「サッカー人生の中で、終点」と指導者引退を匂わせる発言を残している。もちろんタイトルは狙うとのことだが、真意が気になるところ。

話の中で、蓮舫さんに聞かせたい言葉があったので引用しておこう。

仕事は2番はダメなんです。私はそういう人間なんです。(それが朴監督自身の)哲学なんです。2番はいらない。子どもたちによく言うんですが、アメリカの大統領は知ってるけど副大統領は誰も知らない。そんなものです



◯朴英雄監督(大分)
Q:歴史を作った今の心境は?
A:日本に来て18年目なんですが、人生の中でひとつの目標が、国立のピッチに立つのが指導者としての目標でした。今日それが実現できたということで、指導者として頑張らないとダメだなと思いました。

今日は中盤の位置が低くて、昨日シミュレーションして低めになっていて、流れが悪かったんですが、自信を持ってやればいいと思っていました。
国立のピッチに立つことで私のサッカーの人生は終わりやと。悪い意味ではなくて、昔からそう思っていました。外国人が国立に連れていったのははじめてだと思いますが、それが私にとって嬉しいことです。私のサッカー人生の中で、終点。国立までしか線路が引いていない。ここが終点です。ここに私はやっとたどり着きました。
私の線路は先が無いので、私は器が大きくなく丼じゃなくてお茶碗なので。引退会見ではないのですが、取りあえずここで。私の人生の中に第1章、第2章、3章はないんです。1章しか無い。器が小さいから。第1章の終わりが国立競技場に足を踏み入れる事。なので自分にとっては自分が生まれた誕生時よりも今日のほうが新たな、新しい誕生日だと思います。ものすごく嬉しいです。

Q:県勢初のベスト4です。
A:大分県はなかなか全国大会でいいところに行けなくて、大分県勢として国立に行きたいと思っていました。それを実現できて、大分県民としてとても嬉しいです。

Q:前半早い時間帯に2点を失った時の心境は?
A:正直に言いまして、なんやこれ、と思いました。でも、確かに中盤と最終ラインがくっついてしまって、受身になってしまってそれを離さない限り今日はずっと点を取られると思っていまいた。とりあえず2点でよかったです。3点目を取られていたら、やばかったです。でも2点のうちに修正して修正して、終わったので、後半に入る時に厳しくチェックしました。後半は目覚めたような感じで、相手は足が止まってしまった。あんなに前半華麗なサッカーをしていたのに後半は蹴る一方で向こうは何も出来なかった。で、これでいいかなと。
で(牧寛貴を)いつ投入するかなと。あまり早く入れて点を取るとまた点を取られるかなと思ったので、もっと疲れさせて、それでベンチに何度も時間を聞いていました。それで投入してすぐに決めてくれたので、今日は神が降りてますね。人間の力じゃ今日はダレが見ても難しいと思います。今日は神さまが私をかわいがってくれたと思います。

Q:藤澤くんの交代は分かるんですが、岡部くんの交代のタイミングで上野くんが傷んでいて、
A:それで、私は今日、神が逃げたかと思いました。うちのゲームメーカーがそうなるから。でも彼(上野尊光)はああ見えて、ホントに大東亜戦争の時の特攻隊よりも気持ちが強い子で、典型的な素晴らしい日本人の子なので、絶対に何とかしてくれると思っていました。腫れていましたが。私は韓国人ですがああいう日本の子供を見たら日本の将来はまだ明るいのかなと思ったりします。素晴らしいと思います、あの精神力は。

Q:自分から言わなければ代えるつもりはなかったと。
A:そうですね。勝手に代えると後で怒られる。彼はすごいやつなので。

Q:ハーフタイムにはどんな指示を?
A:最終ラインと中盤がくっついていたということと、前に出ないので。トップは前で、3人が張ってしまって、中盤は後ろに付いていた。相手が中盤の4人が自由自在に球を回していた。それをプレッシャーかけないとサッカーができない。(大分が)奪いに行かないと、(西宮が)サッカーできるんです。でも、奪いに行くとサッカーができにくくなる。なぜかというと、プレッシャーというのは視野を奪うことになるんですね。ボールを持っている人に対して。距離を縮めていくと、選手というのはボールを失いたくないからボールを見るようになるから、プレーの幅が狭くなる。そうするとドリブルかショートパスしか出せなくなる。その間に味方が帰れる。だから飛び込むのではなく、とにかくプレッシャーを掛ける。
自分の経験から緩めてくれるディフェンスはやりやすい。まさに2失点目まではうちがそうでした。ごちそうさまさせました。それを前半の場合、前からプレッシャーに行って、横にボールが漏れたら、サイドにボールが出るようにしたら、今度は3枚が横にスライドして内側で固めようと。前半はポンポンと開いて前に行っていたんですが、それは厳しく修正しました。

Q:後半は修正通りのサッカーができたと。
A:そうですね。後半はうちのサッカーが出来ました。

Q:勝利の瞬間うずくまっていましたが。
A:これは自分の第1章が終わる瞬間なので、日本で18年おってこんなに嬉しいことは、私、新しい車を買った時よりも今のほうが価値がありますよ(笑)。

Q:終点ですが、次に試合はありますが。
A:負けても勝ってもそこが終着駅。優勝してもそこで終わり。私はそれで終わりです。違うことしたいと思います。

Q:タイトルは?
A:こういってますが、結構考えています。

Q:満身創痍の子どもたちに
A:子どもたちはいま、夜見たら眠れない子が多い。腰が痛いは足が痛いは、で結構疲れている。試合中にミスしたりすると私がすぐに激昂するんですね。それに耐えて耐えて私についてきてくれた。私、人間として、子供じゃなく、人間として感謝しています。ここに来て勝つことで、私は頭を使ってベンチから叫んで動かせばいいが、彼らはそれに合わせないとだめ。汗かきながら体を張って。そういう子供だけど、人間として本当に感謝しています。ベンチに居る子どもたちを含めて感謝してます。私は子供がいないんですが、子供がいたら、うちのサッカー部のように育てたいと思うくらい、今日は大好きになりました。今日から優しくしたいと思います(笑)。

Q:岡部くんを先発で使った理由は?
A:どっちみち使えない。彼を使ったのは小松や、牧に相手が慣れないようにしたんです。20分でも頑張って踏ん張って、そこに小松や牧が入る。牧は最後のカードなので、小松をいつ投入するか。今日もベンチに入ってすぐに小松に話しをしました。牧を最後に出すために出しているんじゃないんだ。お前をいつ入れるのかのために(岡部を)入れているんだ。どっちみち岡部は使えない。
足首は前後はOKなんですが左右は動かせない。ちょっと難しいですね。それもひとつの作戦。

Q:岡部くんの交代は想定内?
A:そうですね。朝8時からのミーティングでメンバーを決めて、テーピングしてもらって。本人もできるかぎり頑張るので出してください、ということだった。小松先輩が出るまで頑張りますということだったので。

Q:最後の1枚のカードは悩んだのでは?
A:上野が本当に壊れててそのままだめとなった時に交代カードがなかったら困る。それで私は上野、上野を見てて、無理させなくて、見たら上野は大丈夫みたいで、だけど上がらなくていいという指示を出して。それから入れました。時間もなかったので、それくらいは彼は持ってくれるだろうと思いました。投入のタイミングは良かったと思います。

Q:ロングボールを相手のラインに蹴ってましたが。
A:向こうは人数掛けてうちがポゼッションすると取られてしまう。なのでとにかくビルドアップさせてセカンドボールを拾う、というテーマでいかないと。向こうのほうが頭が良くて結構頭を使っていた。そうすると遊ばれてしまうので。
向こうの10番とトップが上がって4枚が張っていた。戻れなくなったんですね。だからそこをうちが拾おうと。うちは中盤が前に出るようになった。なら前に飛ばしていこうと。前半の場合、飛ばすだけで中盤が後ろにいるから相手が全部拾える。それで2点を取られました。
選手が今肉体的に一杯一杯ですし、かわいそうです。

Q:監督を辞めるんですか?
A:私51歳でサッカーあまり好きじゃないんです。皆さんホーって言うけど、サッカー嫌いじゃないんです。それでなんでやっているの?と聞かれるんですが、ここまでしがみついてやっているのは、仕事なんです。仕事をしに日本に来ているんです。仕事をしに日本に来ているんです。サッカーは仕事なんです。仕事は2番はダメなんです。私はそういう人間なんです。哲学なんです。2番はいらない。子どもたちによく言うんですが、アメリカの大統領は知ってるけど副大統領は誰も知らない。そんなものです。サッカーは仕事です。だから我慢して研究して前を向かないとだめ。みなさんも同じでしょう。
みなさんも同じでしょう。仕事だから寒い中いる。その仕事が出来る人はみんなから好かれる。その好きがいいんです。サッカーができて頑張って、みんなからお前の事好きやって。さっきも出てきたら小学生と中学生たちがそこで「ボク監督、応援しているから優勝してね」と。埼玉の子なんですね。毎日来ているんです、3人。嬉しかったなぁ。ご飯食べに行きたいです。子どもたちもそういうのわかっているんです。子供が声を掛けてくれるというのは。なので私は仕事としてやっている。だから私は仕事としてやっている。一応自分の仕事としての1章の終点はここしかない。そういうことです。大学の監督になるとか、どこかのチームの監督になるとかってのは向いていない。器が小さいので。それは素晴らしい人がすること。私はここで終止符を打つ。国立でもうひと暴れして、大分に帰ります。またがんばりますので。
もうちょっと書いてくだい。4800チームくらいで4位です。一応頑張っているので。うちはグラウンドもない。それでやっている。グランドがあって勝っているのはあたりまえ。うちは無いんです。こんな事理事長に怒られちゃう。



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