川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

J2 熊本vs大分「何かが変わった夜」




後半の早い時間帯の52分のこと。宮沢正史が蹴ったCKを三平和司が頭で押し込んで大分が先制。ここから試合のペースは完全に大分のものとなる。それまで、あまりうまく行っていなかった試合運びの鬱憤を晴らすかのように。

わりとガチャガチャっとして、というと抽象的な表現に過ぎてしまうが、そういう感じでお互いに崩しきれなかった前半に比べると、先制して火が着いた大分の攻撃はなかなか見ごたえのあるものだった。

そんな大分の攻撃をリードしていたのは前田俊介だった。ボールを収め、起点となって試合にアクセントというか遊び心を与えていた。

大分が攻勢を保っていた試合が転換するのが、熊本の79分の得点の場面から。右サイドの市村篤司からのボールを、大迫希がダイレクトで落とし、最後は長沢駿俊が「ゴールを見ていなかった」という態勢からのシュートをねじ込む。

「メンバーを決めているのは私なので、その中での全責任は私が追う」としつつも、「チームとして学習能力がないというか、同じミスが何回もあって同じミスで何度もひっくり返されてる」と口にした田坂和昭監督の嘆きも仕方ない。この、ゴールによって流れが一変してしまったからである。

大分が漂わせていた「いつでも点が取れる」という雰囲気は一気に消し飛び、熊本の攻勢をしのぐことしかできない状況となってしまった。1枚残していた交代カードを使い切れなかったという事も含めて、大分は手を打てなかった。

そんな中で決まった90+3分の熊本の逆転ゴールは、なりふり構わず勝ち点を奪いに行く熊本の気迫が、大分を上回っていたことによって生まれたのだろう。決して格好のいいものではなかったが、それでも勝ち点を積み重ねることで見えてくるものもある。熊本にとっては大きな意味のある勝利となった。

一方の大分は、田坂監督が試合後の会見で「チームがいい方向に徐々に進んでいる中で、足を引っ張る選手を押してやるしかないが、足を引っ張る選手を置いていく必要があるのかもしれない」と述べていたのが印象的だった。

大分にとっては育てるところから、勝負できるチームへと一歩進化の段階を進めるきっかけになる試合だったのかもしれない。

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