川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

概略と注意点

大分県別府市でフットボールカンファレンスが開催されている。98年からスタートしたフットボールカンファレンスは今回で7回目。今回はワールドカップ南アフリカ大会直後という事もあり『2010FIFA ワールドカップ南アフリカ・テクニカルスタディ』がテーマとなった興味深い集まりとなっている。

なお、講演の最中にリアルタイムで文字に起こしたため、どうしても一定の範囲で言葉が抜けている。ただし、文意自体は大外ししておらず、またそうするためにある程度言葉を丸めてお伝えする。

100%完璧な状態でのテキスト化ではないという点をご了承していただければと思う。また、何らかの問題が生じた際の責任は、江藤が負うものとする。



◯岡田武史前監督
非常に出づらい映像でした(笑)。12年前あんなに若かったとは(笑)。

ワールドカップが終わってかなりたちますが、よくやったと言ってもらえっています。ただし我々の目標はベスト4でした。パラグアイに勝てればそれにチャレンジできた。無念さを持って帰ってきました。そしたら関西空港で4~5000人が出迎えてくれた。出て行く時は20人くらいですかね。そういうのには慣れていますが、今回は違っていた。若い人が多かったです。
モチベーションは、お金、名誉、いろいろありますが、いつも最後は選手、スタッフ、その家族の笑顔が見たいという所に落ち着く。私はサポーターを喜ばしてあげたいという所までは行き着かなかったんですね。ただ(関空に出迎えてくれた)彼らを見たときにやっててよかったと。無念さを癒されました。
それは多くのサッカー仲間のおかげだと思っています。

ここに来るのに気安く引き受けた。何も準備せずに来ました。ところがリハーサルを見たら、こんなVTRまであるのかと。昨日のリハーサルでピーク迎えてますが、でも精一杯がんばります。

小野剛
一言いただきましたが、順に振り返りたいと思います。まずは就任会見。

VTR
川淵三郎元会長
岡田新監督には心からの敬意を表したいと思います。

岡田武史
これは引き受けられないと思ったが、やらなければとも思った。トライせねばと。あまり深く考えずに、やりますと。ただ、言ったからには日本代表チームがW杯に出るためにやります。


小野剛
なんで受けたんですか?

岡田武史
これは自分でも当初分からなかったですね。最初の仕事が予選で、当時1年間くらい日本のサッカーを見ていなかったんですね。それもあり絶対に引き受けたらいけないと思っていたんですが、これは逃げちゃだめだという気持ちが湧いてきた。あとで考えてみると、なにか悔しかったんですね。
これは変な言い方ではないですが、ヨーロッパではこう。南米ではこうだと。それで、いつも日本人がそんなにダメなのかい。日本はそんなにだめかと思っていました。
某チームにヨーロッパからコーチが来るんですが、記者がぐるっとノートを持って練習場を囲んでいる。
つまり日本人はコンプレックスをもっているんですね。
雨が降った後、下ばかり見てたら水たまりしかmない。ところが上を見上げると、そこにはきれいな虹があるんです。
それまで、日本人のいいところだけを省いて見ているようで悔しかったんですね。それがあって引き受けたのかなと。

小野剛
日本人の良さがあるはずだと引き受けたとの事ですが、どういう良さをだそうと?

岡田武史
常識を疑おうと。日本人はそんなにだめなのかと。個で勝てないから組織で勝つのが常識だと思っていたが、体操競技は個で15年間世界一ですよと言われた。
なぜ個で勝てないと決めているのかと。もちろん、ボルトとか見てると100mは勝てない。でも持久力で勝てる、俊敏性も勝てる。日本人は草食だが、ロナウジーニョになれない欠陥があるかというと、そうではない。
日本人が持つ良さにプラスして、組織、チームへのロイヤリティー(忠誠心)を生かしていこうと。接近、展開、連続。マイボールなったら続けていく。90分間それを続け通す。攻撃でも局面で人を集めて数的優位を作る。そういう考え方をしてスタートしました。

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